12時入りということで、8時半頃クール発の電車に乗る。
2等列車なのに、ものすごい豪華な列車。
この聳え立つアルプス山脈と、青空が存分に楽しめるように、壁から天井に至るカーブまで、おおおーきな窓になっている。
1等はどーなってんのか?と、キローやヒゴさんとのぞきにいく。
小さな子供を連れた親子連れが、あたし達も同席者だと思って話しかけてくる。
「ぼくはこの辺の者だけど、キミ達はどこから?」
「日本」
「日本!ここの電車はキミんとこの電車ほど速く走れないけど、安全だぜ。」
すっかりからかわれる。
しかし、この列車からの景色はまるで「世界の車窓から」。しかも、相当いい回のやつ。
昼。到着。
修道院にチェックイン後、すぐにライブ。
マイケル・レイや、マーシャル・アレン、トランペットのフィリップ、トロンボーンのデイブ・ディビス、ギターのアナザー・ディブ、ヤヤ、なんかに会う。
久々にあたしも羽つけて飛び回る。
dadaうたう。
夜、ジスモンティを見に、湖のほとりの会場へ。
すごかった!!
体のパーツが全部バランバランで、両手、両足、あたま、全部まったく別々の動きを完璧にこなしており、かつ、そりゃー自分だもの、そのすべてが連動していた。
何をどう勉強したらこうなるのか、
ジャズなんてクラシックなんてとっくの昔にマスターし、自分のオリジナルのもとに、奥深く、踏んずけられているだけだった。
何がそうさせるんだろう。熱意だろうか。
何に、どういう時間のかけ方をしたのか。
ブラジルって興味深い。