倉岡さん邸がある通りを進むと三角公園がある。
そのへんに中学のバスケ部の1つ後輩の家があり、、
これまた絶対誰でも知ってる歌の歌詞を書いた、、
要は作詞家なんだけど、、
後輩の親父が作詞家なのだ!
そんな話しをしつつ、突き当たりを右に、坂を上がる。
坂の上は平坦な住宅地。
3人が、3人で最も長く過ごしたあの家に近づく。
隣近所の表札を見ると、すでに別の名前になっているところもあれば、
まだ住んでるんだ!
ってのももちろんある。
隣、と言っても当時は隣が空き地で、、だからその隣なのだが、
ひとつ下とふたつ下の兄弟が隣にいて、、
ご近所さんでは最もたくさん遊んだ友達だ!
もう、兄弟は所帯を持ってるだろうからそこにはいないだろうが、
表札はその両親のもののままだった!
そしてオレ様ら3人の、あの家だが、、
知ってのとおり、もう無くなっており、
別の家が二軒建っている。
全く別の建物となり、全く知らない誰かが、、
もしかしたら知ってるヒトかも知れないが、知ってるか知らないか、知らない誰かがそこに住み、そのヒトたちの歴史を作っているわけなのだ!
もちろん、、いや、おそらく、、まず間違いなく、、
そのヒトたちは、その敷地に昔住んでいたオレ様ら3人家族の物語は知らないであろう。。
それでいいのだ!
知っててもいいが、知らなくてもいいのだ!
それぞれが、それぞれの物語を作り、それぞれがそのことを心に刻んでおけば、それでいいのだ!
思い出にふけりながら、商店街に向かう。
当時はディスカウントショップなんて無かったからね!
流通センターがあったけど、近所ぢゃないから電車で行くしかないし、
そうなると持てる荷物に限りがあるから、クルマぢゃないとディスカウントショップまで電車で行く意味無いよね。
交通費と労力と持てる荷物量を考えたら、モノは安くてもトータルでは安くないだろう。
家電製品はハイランドの電気屋さんで買っていた。
日立とナショナルの店があり、そのふたつの店でいろいろ買ったもんだ。
買うたびに電気屋が家の中に入り、配線などしていた。
その二店とも、店のオヤジが家の中に入ると同じ匂いがした。
これが電気屋の匂いか!
と思っていたが、、
なんのことはない
タバコの匂いぢゃないか!
そのことに気づくのは、もっとずっと後のことだった!
だが、その匂いの中に、、
たんなるイメージによる錯覚かも知れないが、、
導線の、、なんだか鉄の匂いが混じってたような気がする。。
電気屋の通りのさらにひとつ先に、イリクストアーがあったが、
今は別のスーパーだ。
一度ヨコサンになり、今はまた別のスーパーだったんぢゃないかな?
今の店名、覚えてないや!
京急だったかな?
イリクストアーの二階に、ほぼ客が入らない、なぜ経営が成り立つのかガキながら不思議だった、
カナール というレストランがあった!
そこのピラフが好きだった!
どう考えてもイリクストアーの冷凍庫から出してきた冷凍ピラフなのだが、
もしかしたらちゃんとしたシェフがちゃんと作っていたのだろうか?
分からんが、とにかくピラフが好きだったし、他のもけっこうみんなヌマかったと記憶している。
オモチャの店 オモチャ屋カトー は、シャッターが閉まっていた。
閉店したのだろうか?
前に見に来たときは、老夫婦が店を守っていた。
今は老夫婦だが、当然当時はバリバリなわけで、
ガキたちの態度が悪いとガンガン叱りつけてきた!
オモチャ屋カトーのオヤジは怖い
と、みんな思っていたことだ!
サングラスかけてたし!
そのオヤジも歳をとり、もう怖いオヤジではないのだろう。
サングラスはかけていたが!
で、閉店なのか?
それともゴールデンウィークだからたんなる休みなのか?
分からん!
その隣、、細川薬局!
ここも前に来たときは営業していた。
ものすごい度の強いメガネのオヤジさん。
シャッターが閉まっていたが、これまた閉店なのかゴールデンウィークだからなのか?
分からん!
道の向かい側にある本屋
宝書店は開いていた!
あのオンナがやたら喜んでいた!
宝書店やってる〜
覚えてる〜
って。
どうやらあのオンナはその他の話しにあまり着いて来れなかったようで。。
けっこう忘れてしまったことが多かったみたい!
だから自分がまだ覚えてる宝書店が店開けてることに狂喜乱舞したようなのだ!
ではまた!



0