ノラネコにエサをあげるヤカラがいる!!
エサをもらえるから、、そのネコが近辺に住みつき、、、
近所の庭を荒らし、、、フンをしたり、、、盆栽を倒したり、、、
近所のヒトは、快く思わないだろう。。。
自分はいいかも知れない。。
弱い生き物を助けて、、自己満足をしているのだから。。。
我が城にも、、
ナゼか?? 住みついているノラネコたちがいる。。
今は、、1匹だが。。。
きっと、ご近所さんたちは、、、、
快く思っていないんだろうな。。。。
ウチのネコの行きつけの犬猫病院の待合室に、、
イヌやネコの本が並んでいる。。。
オレ様は、、、興味を示さないが、、、、
数年前、、その中の1冊がとても気になり手に取ってみた。。。
我が城の近くに Jヶ島 という島がある!!
病院の待合室で目に留まった本の題名が、、、
『Jヶ島に生きる野良猫たち』 だったのだ!
ん??
と思い、、手にしたのだが。。。
先日、、、
その犬猫病院で、、、ひさびさにその本を目にした!
本 と言うより、、写真集 なんだけどね。。
「まだ、、置いてあった!!」
多くのヒトに読まれて、、ボロボロになっているが、、
読むのに支障ナッシング。。
帰ってきて、、インターネッチョで検索してみたが、、、
この本、、、残念ながら、今はもう発行されていない。。。
どんな写真集か?
というと。。。
単なるネコの写真集ではナッシング!!
かわいいネコの写真がたくさんで、、、思わず顔の筋肉が弛んでしまう!!
などというシロモノでは、、無い!!
写真集なので、、書かれている文字は少ないが、、、
その写真から、、、ネコたちの目から、、
いろいろと、、我々人間の身勝手さなどを、、、考えさせられてしまう1冊である。。。
命って、、なんなんだろう??
ホントに、、その意味を、、その大切さを、、
我々人間は、、分かっているのだろうか??
以下、著者から許可をいただいたので紹介します


〜著者のホームページより〜
私が野良猫を助ける理由
私は現在40匹位の猫たちの面倒をみ、避妊手術の終わっていない猫を見つけては、動物ボランティアの人に通報している。
たまに通りがかりの人から 「猫が好きなんですか」 と聞かれることがある。
私は即座に
「いえ、別に好きではないです。 他にやる人がいないから」
と答えている。
正直にいうと、私はさして動物が好きなわけではない。
だからペットショップで血統書付きの犬や猫を買おうとは全く思わない。
猫が好きだからエサをやり、猫が嫌いだからエサをやらなくてよい
そういう次元の問題ではないと思っている。
猫はペットであり、野生動物ではない。
家猫にしろ、外猫にしろ、猫はペットである。
ペットである以上人間が責任をもって面倒をみるのはあたりまえのことである。
誰かが捨てたら誰かが面倒をみる。
責任転嫁のようで納得できないことかもしれないが、猫に責任がない以上、人間が責任を負う義務があると思っている。
人間なら自分の意思と努力で自分の人生を変えられることができるが、他の動物にはそれができない。
野良猫においても現在自分が置かれている状況や運命を変えることはできず、与えられたスペースの中で生きる術を見つけ出さなければならない。
多くの人々は生命の大切さ、尊さをわかっているように思っているが、その本質的な価値までわかっているでしょうか。
たとえ頭ではわかっていても、体でわかっている人は少ないと思う。
目の前に人間の赤ん坊がいれば当然助けるだろう。
ではそれが猫の場合だと、どうであろうか。
人間の赤ん坊だけを助ける人もいれば、猫も人間も助ける人もいる。
大切なことは相手の側に立って物事を考えることであり、それによって初めて、今までみえてこなかったものがみえてくるのではないかと思います。
写真を通して一人でも多くの人が、動物ボランティアに対する意識を持ってもらえれば、そう願っています。
もし城ヶ島に遊びに来る機会があれば、ほんのひとかけらで結構ですから、野良猫たちにあなたのやさしさを分けてあげてくだされば幸いです。

親猫に見離され、2匹肩を寄せ合いながら生きていた。自分たちが何の為に生まれ、やがて一年で死んでゆく自分たちのはかない運命さえも知らず、今を生きる術さえも案じかねていた。

人間を恐れていて、ゴミを食べながら空腹をしのいでいた。北風がとても冷たく、シャッターを押しながら自然に涙が出ていた。

マグロの加工場のゴミ捨て場をうろつく親子。

生きようという強い意志を持った生後6ヶ月位の猫で、2度エサを食べに来たが、2月以降姿を見せなくなってしまった。縄張りがある為私が面倒を看ている猫に追い立てられ容易に来られないのだろう。子猫が生きてゆくには厳しすぎる環境で病死、餓死、衰弱死、交通事故死これ以外に道はない

この猫にエサをあげていたら、犬を連れた人から「野良猫なんかにエサをやるな。野良猫なんか死んでも構わない」と言われました。自分だけが幸せならそれでよい、他の生き物が苦しんでいても知ったたことではない、ということなのでしょう。
マハトマ・ガンジーの言葉に「動物の扱い方によってその国の偉大さやモラルがわかる」という言葉がありますが、慈悲のある心の豊かな社会こそ本当に豊かな社会だと、私は思います。

今から3年位前生後一ヶ月位の子猫が捨てられていた。
翌日行ってみると子猫はもうそこには居ず、あたりを隈なく探したのですが結局見つかりませんでした。
生後一ヶ月の子猫が自力で生きていかれるわけもなく、今まで親のお乳を吸っていた猫がいきなり見た事もない場所に捨てられて、恐怖と不安でいっぱいだったに違いありません。
傍には捨てた飼い主が置いていったと思われる、山積みされたドライフードがありました。
飼い主は何とか生きていかれるだろうと思って、置いていったのかもしれませんが、現実はそんな甘いものではなく、ほとんどがショックによる衰弱死です。私は今でもあの子猫の泣き叫んでいた声を忘れることができません。

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