L・リーグ2部 第15節
アルビレックス新潟レディース×大原学園JaSRA女子サッカークラブ
【日時】9月25日(日) 11:00キックオフ
【試合会場】南長野運動公園総合球技場【入場者数】800人
【天候】曇 【風】強風【芝】良
【主審】伊藤実奈子【副審】久保田恭史/松本岳彦【第4の審判員】北村広樹
大原 0前半1 新潟
大原 1後半2 新潟
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大原学園 1合計3 新潟
得点:
[大原]76'シンチア・エレナ・ソアレス
[新潟]44'大堀幸恵、72'熊谷さやか、87'田辺友恵
[新潟先発]GK轟、DF片桐、川村、岡林(89'日置)、田中、口木(66'江橋)、MF野村(66')、大堀、吉本、熊谷、FW牧野
南長野運動公園には場違いなほど立派な野球場がある。そう、このスタジアムは別名「オリンピックスタジアム」。1998年の長野オリンピックの開会式が行われた場所である。その後野球場として整備されたのだ。
その公園の一角にサッカー場がある。ベンチシートだが、客席も周囲にあり、ピッチが近いのでなかなかいい雰囲気。折からの台風の影響でピッチには左奥から右正面に掛けて強い風が吹いている。コイントスで新潟は風上側を選ぶ。
その選択が奏効して開始から新潟が優位に試合を進める。再三ゴール前にボールを運ぶが、風の影響で思うようにボールを支配できない。また、相手GKのファインセーブにも阻まれ、無得点のままロスタイムに入る。ここで新潟はフリーキックを得る。フリーキックは一旦、キーパーに弾かれるがそこに詰めた大堀のシュートはキーパーの手をこぼれてゴール枠内に転がり込む。新潟先制。直後に笛が鳴り、ロスタイムはほとんどなかったことがわかる。
有利な風上で1得点に終わったことが懸念されたが、危惧した通り、後半は大原学園が新潟ゴール前に攻め込む。GK轟が抑えてことなきを得るが直後に倒れこむ轟。しかししばしの治療で回復。ゴールキックから新潟が逆に大原学園ゴールに攻め込む。今度は大原学園のGKが倒れこむ。この治療は長引いてほぼ10分かかった。ようやく再開するが相手GKは足を痛めたようでGKをDFの選手が蹴っている。
その後は大原が優位にたつ場面も目立つが、新潟もカウンターで反撃。徐々に大原も疲れが見え始め、新潟のボール支配の時間が増え始める。新潟の2点目はコーナーキックを大原DFがクリアしたものを熊谷がダイレクトボレーでゴールに蹴りこんだスーパーショット。だが大原もブラジル人選手のシンチアが直後にゴールを決めて反撃。
しかし、新潟は、代わって入った田辺が駄目押しの得点を決める。10分のロスタイムが過ぎ、試合終了のホイッスルが高鳴った。
新潟はこの試合を買っても、首位INACとの勝点差が大きく、逆転は難しい状況。しかし、風の強い難しい状況で大原学園を下したことは次への自信となったと思う。とにかく、残り試合を全勝してINACの取りこぼしを待つ以外に優勝の望みはないのだから。
http://www.albirex.co.jp/data2005/kiroku/0925_ladies.htm

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