L・リーグ2部 第9節
アルビレックス新潟×大原学園JaSRA女子サッカークラブ
【日時】6月12日(日)13:00キックオフ
【試合会場】新潟県糸魚川市美山陸上競技場【入場者数】1,435人
【天候】曇【風】弱風【芝】良
【主審】大畠千枝 【副審】横田成行/宮宏之 【第4の審判員】室岡守
新潟 1前半3 大原学園
新潟 2後半0 大原学園
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新潟 3合計3 大原学園
得点:
[新潟]25'野村枝子、74'牧野愛美、81'大堀幸恵
[大原]29'柳瀬恵、47'杉山育代、54'津波古友美子
[新潟先発]GK轟、DF岡林(HT片桐)、田中、口木、MF野村、江橋、大堀、吉本、熊谷(56'田辺)、FW日置(中島)、牧野
今日のレディースホームゲームは、ホームとはいえ、糸魚川市での開催。新潟からは160kmの距離がある。一方大原学園の地元長野市からは120kmとどっちのホームかわからない。
会場の陸上競技場は北陸自動車道糸魚川ICから山手に登っていくとすぐにある、総合公園の中にある。公園内にはフォッサマグナミュージアムなどの文化施設もあり、早く着きすぎても時間つぶしには事欠かない。競技場はメインスタンドがなく、バックスタンドは全面芝生席。ゴール裏はほぼピッチレベルで視界は非常に悪い。
さて試合の方だが、大原学園は昨年L1にいただけあって、すばやいチェック、的確なパスワークで圧倒、開始早々は新潟の防戦一方の展開だった。このチームがなぜL1で全く勝てなかったのか、L1とはそれほどレベルの差があるのかとがっくりさせられるほどだった。
このチームから得点するには、相当なラッキーな何かが無ければ無理、と考えた瞬間、そのとおりのシーンが目前で展開。相手ゾーンでの競り合いでこぼれたボールがちょうどノムの前にころがり、それを押し込んで先制。
しかし、皮肉なもので、この失点で大原学園のモチベーションが上がる。怒涛の攻めから1点を取り返し、1−1に。その後も大原学園の一方的な攻めは続いたが、かろうじて1−1のまま前半終了である。
新潟は前節同様、ハーフタイムに片桐投入。しかし、後半に入って立て続けに2ゴール奪われ1−3と2点リードされる。もはやこれまでか、と思いきや、徐々に大原の出足が鈍ってくる。変わって新潟がボールをキープするシーンが多くなる。再三のサイド攻撃が機能し始め、74分ゴール前の競り合いからついに牧野がゴール!なおも新潟は攻勢に出て、その5分後には大堀のループシュートが決まって3−3の同点。

その後も新潟が攻め立て、ロスタイムにも惜しいシーンもあったがついに時間終了。前回の対戦に引き続き引き分けに終わった。
大原学園のウィークポイントはフィジカルの弱さ。90分間フルに動く体力がないと見た。前回の対戦も新潟が後半に追いつく展開だった。一方新潟は昨年に比べるとフィジカルは改善されていると思う。今日は最後までよく走っていた。しかし、クロスを上げるにしろワントラップしないと上げられない判断の遅さはいかんともしがたく、L1に上がるためにはこうした面でのスピードアップが課題となるだろう。
今節の結果はINACが順当に勝って首位復帰。1試合少ないので実質的に勝点の差は4と考えなければならない。1節置いて新潟−INAC、INAC−大原と直接対決が続く。今シーズンの天王山とも言えそうだ。
勝点 試合数 差
1 INAC 18 7 26
2 A新潟 17 8 17
3 大原学園 15 8 10
http://www.albirex.co.jp/data2005/kiroku/0612_ladies.htm

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