Jリーグディビジョン1第4節 アルビレックス新潟×大宮アルディージャ
【日時】4月9日(土) 16:04キックオフ
【試合会場】新潟スタジアム 【入場者数】40,573人
【天候】晴 【風】無 【気温】10.3℃ 【芝】全面良芝/乾燥
【主審】高山啓義【副審】河野暁/間島宗一【第4の審判員】唐紙学志
新潟1 前半1 大宮
新潟2 後半1 大宮
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新潟3 合計2 大宮
得点:
[新潟]19'エジミウソン、81'アンデルソン・リマ、89'ファビーニョ
[大宮]28'クリスティアン、62'トニーニョ
[新潟先発]GK野澤、DF寺川(64'リマ)、萩村、丸山(77'船越)、海本慶、MF本間、ファビーニョ、山口(69'青野)、FWエジミウソン、上野、鈴木慎
DF登録だが寺川は右サイドで実質3−4−3の布陣。14'大宮のロングフィードにクリスティアンがヘッドであわせ、クロスバーに当たるという危ないシーンもあり、依然として守備には不安が。しかし、先制点は新潟。19'野澤からのフィードに上野がポイントを作ってエジが目の覚めるようなミドルシュートを決めた。ようやくエジにキレがでてきた。
しかし新潟はボール支配率は高いが大宮の積極的な攻撃につききれていない。28'にはトゥットにドリブルで突破され、最後はクリスティアンのヘッドで同点にされる。
後半は大宮が積極的に攻める。62'には藤本のCKからトニーニョがどんぴしゃヘッドで2点目。ついに逆転される。しかしリードされたというのに新潟の攻めは相変わらず遅い。特に本間の消極性が目立つ。山口や丸山からのパスをそのまま元に戻すだけというのでは全く攻撃につなげられない。サポーターからもブーイングが飛ぶ。とにかく視野が狭いのと、ボールを受けてから次の行動を考えているという状態で全く使えていない。
64'寺川に変えてリマ投入。ついで山口に変えて青野。(勲を変えないのか?)そして77'にはDF丸山を下げてFW船越投入。結果的に船越の投入が流れを変えた。前線で高さのある船越をマークするため、大宮DFがファウルを犯す。J2時代の審判は、ほとんどの場合、こういうシーンは船越の方にファウルをとっていたのだけれども。FKはリマ。しかもペナルティアークの付近と絶好の位置。サポーターからは「リマ!」の大合唱。そして、ついにベールを脱いだ秘密兵器の右足が炸裂!ボールはジャンプしたGK荒谷の指先をかすめてゴール右上に吸い込まれた。
これで勢いに乗った新潟、ビッグスワンの本領発揮である。ロスタイムは3分。ここで左CKを得た新潟、蹴るのはやはりリマ。ゴール前ニアサイドに蹴りこんだすばやいボールに、ファビーニョがこれ以上無いダイビングヘッドでついに再逆転に成功!厳しい試合だったが勝ち点3をもぎとった。
試合自体は問題点も多かったが、ブラジルトリオの3得点とこれ以上ない劇的な勝利を収めたことで、ようやく新潟も波に乗れるんじゃないだろうか。
http://www.albirex.co.jp/data2005/kiroku/0409.html

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