どの面から捉えるのか。
やっぱりレーダーの感度が一緒じゃないと、どこを就いてきてるのかなんて正確にわかりゃしないんじゃないか。
今まで好き勝手にやらせてもらってた手のひらの水たまりだけど、
それが立ち上がったらもんのすんごい高さで、うわぁ〜〜〜〜こんなにでっかかったのかっ
もう波はたつし、のまれるし、壁にはぶち当たるし
そんな波にもまれながら
意識が飛ぶくらい一緒だった瞬間や
答えられず超後悔するような外した瞬間を持ちながら
絶大なる安心感のなかで過ごしていく。
彼の場っていうのは、芸術家の作品排泄っていう限定した囲いの中のものではなく、
その場にいる人みんながこの年月生きて来て、そこに今日集った、、みたいな謙虚な感動らしきをにわかに持って、日々の生活の畏敬の延長線上にあるものだ。
このライブでものすごく感じたのは、その辺の感覚の鋭さからくる即興の抜群なアレンジ力で
即興音楽なんだけど、常に自分の抱える場には責任をもってる感じというか、やっているのは二人だけど、気持ちは観に来てくれてる人に向いているので言わば3人でやっているというか、そこに潤いを欠かさないバランス感。それを確実にした上で、波は跳ねれば跳ねるほど場は踊るし、色彩は飛ばすほど鮮やかになるし、深く潜るほど痛かったり安らいだり。。
とにかく即興の、アレンジ力がすごい!
こんなに枝分かれした、多面的な音を聞いたのは初めてだった。一番近いところでいうと外山さんのドラムをちょっと思い出した。納得です。
あたしの耳がついていけるようになったんだろうか。
音楽やピアノといった出所を超えて
音は、場を作っていった。