L・リーグ2部 第17節
INACレオネッサ×アルビレックス新潟レディース
【日時】10月9日(日)13:00キックオフ
【試合会場】京都府園部運動公園陸上競技場【入場者数】422人
【天候】晴【風】微風【芝】良
【主審】真殿三加【副審】森麻衣子/的崎睦子【第4の審判員】田茂井成政
INAC 3前半1 新潟
INAC 2後半1 新潟
−−−−−−−−−−−
INAC 5合計2 新潟
[得点]
[INAC]3'ゴンサウベス、31'米津美和 37'中野絵美(PK)、62'米津美和、80'渡辺千尋
[新潟]13'大堀幸恵(PK) 89'野村千枝子
[新潟先発]GK轟、DF片桐、川村、柳村(田中)、MF野村、江橋、大堀、吉本、熊谷(口木)、FW田辺、牧野

首位INACとの勝点差7、残り試合4試合というところでの直接対決は、新潟が負ければINACの優勝が決まるという大一番となった。場所はなんと京都府の丹波地方、園部町の陸上競技場。新潟から下道を走って10時間半、ようやくたどりついたグラウンドはトラックこそクレイだが、芝生は天然芝でスタンドも約1000人収容の立派な競技場である。
この日の天候は快晴。直射日光がまぶしく、気温もかなり高い。新潟から来た選手にとってはかなり厳しいコンディションだと思う。コイントスでINACは日光を背に受ける右サイドを選択。そして3分にはゴンサウベスがコーナーからのセンタリングにあわせて先制。その後も左サイドを11番米津が何度となく抜けていってボールを中へフィード。新潟はこの突破を止められず、何度もピンチとなる。
しかし、新潟も何度となくゴール前に攻め上がる。13分にはPKを大堀が決めてすぐに同点とする。その後17分には今度は新潟がPKを取られるが、バーに当たり失敗。この時点ではまだツキがある。しかし、この日の新潟は流れを自分の方に手繰り寄せることはできなかった。次第に強まるINACの攻勢にどんどん受けに回り、31分にスローインから米津に決められると、37分にもPKで追加点を決められ、1−3で前半終了。
後半も2点を追加されて流れを変えることができない。ロスタイムに野村が一矢報いるのが精一杯だった。これで2年連続で直接対決に敗れて目の前で相手の昇格を見届けることになってしまったのはとても残念である。

INACは外人助っ人を除いても、良く訓練されたチームだった。L21年目にして優勝するだけの実力を持ったチーム。今の女子サッカー界では古豪よりもこうした新興勢力に実力のある選手が多く存在している。新潟がL1リーグに上がるためには実戦経験の少なさをどうやってカバーしていくのか、課題は大きい。
順位 点 差
1 INAC 42 63
2 新潟 32 36
3 狭山 23 7
4 大原 21 10
5 千葉 19 -8
6 熊本 6 -47
7 清水 4 -57
http://www.albirex.co.jp/data2005/kiroku/1009_ladies.htm

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