2005Jリーグディビジョン1 第17節
アルビレックス新潟×名古屋グランパスエイト
【日時】7月17日(日)18:04キックオフ
【試合会場】新潟スタジアム【入場者数】41,917人
【天候】晴【風】無【気温】28.6℃【芝】全面良芝/乾燥
【主審】松尾一【副審】上荒敬司/木城紀和【第4の審判員】鍛冶勉
新潟 0前半0 名古屋
新潟 3後半0 名古屋
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新潟 3合計0 名古屋
得点:
[新潟]51'エジミウソン、78'アンデルソン・リマ、89'喜多靖
[新潟先発]GK野澤、DFリマ(88'梅山)、高橋、萩村、喜多、MF寺川(68'青野)、桑原、本間、FWエジミウソン、上野(76'岡山)、鈴木慎
3週間で6試合をこなす「ホット6」の5戦目、アウェーで2連敗をした新潟が前節首位鹿島に3−0と勝利した名古屋に挑む。当然名古屋優位の予想ではあるが、新潟はなぜか名古屋とは相性がいい。この日もポゼッションは名古屋優位とはいえ、新潟が積極的に攻めて前半のシュート数は新潟9対名古屋4と圧倒した。
前半は寺川の動きが良く、再三シュートを放つがぎりぎりのところで得点につながらないのはある意味寺川らしい。結局0−0のまま前半戦終了。
後半は最初から名古屋がツートップを代えて来た。しかし、慎吾、エジが相手の裏をとる動きをしつこく繰り返し、54分ついに慎吾のクロスをエジがヘディングで決めて新潟先制!なおも66分にはゴール前での絶好の位置からリマのフリーキック。壁に当たってこぼれたボールをつないで、エジから慎吾がゴールに蹴りこむ。しかしこれはオフサイドの判定で得点ならず。
逆に名古屋が怒涛の攻めを見せて攻め立てるが、野澤が再三のファインセーブで切り抜ける。そして78分にはエジが粘って奪ったボールを青野、リマと渡り、リマの左足のシュートがGK楢崎の股をくぐって2点目となる。
そしてロスタイムは4分。3分を過ぎたころ、相手DFの回したボールにエジがスライディングタックルでボールを奪う。それを受け取った岡山がゴール前で倒されファウルをとる。すでにリマは退き、エジ、慎吾、喜多がボールに寄る。しかし蹴ったのは喜多だった。DFの壁の切れ目を縫ったボールはそのままゴールへ。決定的な3点目。そして直後に試合終了の笛が鳴った。
サッカーの試合はいつもほんのわずかの差が決定的な差となる。今日の試合も双方疲労から本調子ではなく、ぎりぎりの試合だった。しかしあと一歩、体力の限界を超えて走れた方に勝利はころがりこむのだ。結果としてエジミウソンのがんばりが得点に結びついたが、桑原の早いチェック、青野の体をはったディフェンスが完封勝利の背景にはあった。やはり新潟はいかに最後まで走れるかが勝利へのキーポイントになるチームであることを再認識。その背中を押すのが、ほかでもない4万人のサポーターなのだ。
http://www.albirex.co.jp/data2005/kiroku/0717.html

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