2009/5/16  23:18

人は見た目が9割?  しっぽコラム

スーパーで買い物をしていたら、おばちゃんに声をかけられました。

 「これ賞味期限どこに書いてあるの?」
 「ここです。2010年9月です。」
 「今年、何年だっけ?」
 「2009年です。賞味期限は来年までです。」
 「あ〜そう、2箱くらい買っていった方がいいかしら」

よそ様の台所事情なんて、知らんがな・・・

街中を歩いていると、私はしょっちゅう声をかけられます。
道をきかれたり、写真を撮ってくださいと頼まれたり。
日本人に限らず外国人までもが・・・

「○○はどこですか?」

くらいの日本語覚えてからいらっしゃいな・・・と思いながらも
英語で説明してみるわけ。

多くの人が行き交う中で自分が選ばれた理由って何だろう???
いつも思います。
だって、自分が誰かに道を尋ねる時、誰でもいいわけではないでしょう。
ざっと見渡して、どの人に声をかけようか吟味するじゃないですか。 

この人なら知っていそう、
嫌がらずちゃんと答えてくれそう、
こわそうな人ではないか、怪しい人ではないか、いい人っぽいか・・・

全く知らない人に声をかけるわけですから、見た目の印象で
選んでいるわけです。

ということは、私はそのオーディションに合格し選ばれた人間なのね。
光栄です・・・

人は見た目が9割  なのかぁ?

作家・高橋秀実さんのコラムを読んでいたら、こんなことが書いてありました。
某事件を取材していた時の苦い経験から、

見方によって人は別人に見える」って。

確かに・・・

仕事をしていても、その人に関わっている人とそれほどの関わりのない人では、
評価が違います。
えっ、そんな風には見えないけど???って。

ニュースを見ていると犯人を知る近所の人たちは口々にこう言います。

 「そんな事件を起こす人には見えませんでしたけど。
   いい人でしたよ・・・会えばちゃんと挨拶もしてくれましたし。」

中には

 「経済的に困っていたなんてことはなかったと思いますけど・・・」

などと言う人まで。
その度、
「他人の家の経済事情を何で君が知ってるんだい?!」
とテレビに向かってつっこんでみます。 なんでやねん!!

人が外で見せている姿は、たいてい本当の姿ではありませんよね。

高橋さんは毎回とても面白いコラムを書かれています。
以前、こんなことが書いてありました。

用件は用件を中心に考えると必ず煮詰まる。
視野も中心からずらした方がその姿がよく見える。
感情も中心から少しずらせばいい。
「自分は焦っている」のではなく「焦っている○○君」と考える。
そうすると感情との間に距離が生まれ、
焦る理由も意外と凡庸だと気付く


なるほどね・・・

学生時代、就職活動中の私は面接で緊張しない方法というのを
編み出しました。
面接をされる側は緊張するけれど、面接官は緊張なんてしないでしょう。
だから面接官の気持ちになる・・・という技

頭の中で面接官の気持ちをイメージするって感じ。
自分の意識から離れて、その面接官の意識にス〜っと入っていく
イメージとでも言いましょうか。
感情を「自分」という中心から少しずらして、客観視している感じ。

不思議なもので、それをすると気持ちが落ち着くだけではなく、

この人は本気で私を見ようとしているか、
それとも、形式的な質問なのか

この面接官はあまり見る目がなさそう。
こっちの面接官に採用の権限はなさそうだな。


面接官の考えていること&人となりが見えてくるような気がするのです。
こっちが面接官なのではないかと思うほど。

写真を撮る時、撮りたい被写体だけを必死に撮るよりも、
ちょっと引いて撮った方が背景とのバランスでいい写真が
撮れたりします。
逆に思いっきり寄った方が迫力のある写真が撮れたりします。

広角レンズのように引いていくと、その人の全体が見えてきます。
でも、常に見えていると生活しずらいので、
臨機応変に「ウィ〜ン」と広角にしたり、ズームしたり、
感情の距離を計るわけね。

頭の中に自分のレンズを持ってみると
本質ってとてもよく見えてくる気がします

こわそうだと思っていたら、実はとても優しかった。
いい人だと思ったら、影ですごいことをしていた・・・
ギャップというものは、人間同士の距離をぐっと近づけたり、離したり。

でも普段、人間は他人の上辺だけを見て判断し、
実際がどうかなんて見ていません。
見た目のイメージで決めつけているから、簡単にだまされたり、
人の話に流されたりしますね。

人は先入観とともに生きています。
冷静に見抜く目を持った人はなかなかいないし、
文明生活で動物の勘もかなり鈍っています。

だから・・・

人は見た目が9割

あれってホントかも。

そのせいで誤解されている人もたくさんいるんでしょうね。

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