daily report from mt.olive
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2008/11/30
「カルパテ城、福本和夫、Tim buckley」
ブラザーズ・クェイの新作『ピアノチューナー・オブ・アースクェイク』を観た。ビオイ=カサレス『モレルの発明』とルーセル『ロクス・ソルス』が原案と聞いていたが、これはむしろリプスキー『カルバテ城の謎』のリメイクではないか?あれは僕も好き。
『カルパテ城の謎』
『ピアノチューナー・・・』自体は、まあ澁澤龍彦とか『夜想』好きなひとにはいいんじゃないの、という感じ。前作『ベンヤメンタ学院』はロベルト・ヴァルザーの原作にある程度忠実だったからこそ耽美を突き抜けて感動的だったのだな。今回もベンヤメンタ的な召使いたちが登場、彼らを束ねる狂った博士役にはベンヤメンタ院長だったゴットフリート・ジョン。彼の厭らしさはいい。それとラストの「反復」はすばらしい。
*
アレックス・コックスが来日していたんだな。
『リベンジャーズ・トラジディ』を京都のイタリア会館で観て以来、新作がいよいよ公開されるようだ。
『サーチャーズ 2.0』
http://www.uplink.co.jp/searchers/
プロデューサーがジョン・デイビソン、総指揮がコーマンって・・・楽しみだ!彼の映画は『ウォーカー』以降フォローするようになったが、やってることが当時と変わってないのがすごい。ウィンターボトムやジャームッシュといった同格の連中みたいにはいつまでたっても商業的に突抜けられないのは、オックスフォード卒のインテリだからというよりも、より羞恥心を持っているからだと好解釈したい。『サウス・ボーダー』のような無視されっぱなしの秀作もあるしね。
*
こぶし書房からの福本和夫著作集復刊プロジェクト
http://www.kobushi-shobo.co.jp/rightsz/fukumoto/fkmt_colle00.htm
第三巻『初期文化史研究』が出た。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4875592337.html
むちゃくちゃおもしろい『技術史話雑稿』含。今回の復刊では『日本ルネッサンス史論』だけ購入しようと思っていたが、やはり全部ほしい・・・。
*
『啓蒙のユートピア』第2巻がついに刊行!
http://www.h-up.com/2008-11.html
「大劇作家マリヴォーの「奴隷島」はじめ、ラッセ侯爵「しあわせ王国記」、S.レシチンスキの福祉国家のユートピア「ヨーロッパ人とデュモカラ王国人の対談」、謎の作家モレリの平等社会物語「浮島の難破、 またはバジリアード」、共産主義の先駆的構想「自然の法典」、マブリのユートピア的政治理論「フォシオン対談」、ラ・ロッシュ「ガリジェーヌ物語」をすべて完訳で収録。(全3巻完結)。」
*
渋谷のツタヤでJeff Buckleyの”Hallelujah”が流れていて、意識がそっちにいってしまい、いつのまにかエスカレーターで最上階までのぼってしまった。あんなところでBGMにしていい曲ではない。
http://jp.youtube.com/watch?v=HKnxmkOAj88
しかし、あれを耳にした幾人かがTim Buckleyまでさかのぼったらおもしろいと思う。
Tim buckley - happy time
Tim buckley - Phantasmagoria in two (Dream Letter Live In London 1968)
Tim buckley -Hallucinations
*
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投稿者: nos
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