【鷲は舞い降りた】
話は時間を遡り昨年末の12月28日・・・ニュースである人物の訃報が伝えられました・・・それは内藤陳℃$タ去の報。内藤陳氏・・・と言っても今の若い世代の方には聞き覚えは無いかも知れませんが、我々の世代で氏の名前を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、今から30年前の1981年より月刊プレイボーイ誌上で連載された「読まずに死ねるか!」によって国内外の冒険小説やハードボイルド小説を広く多数紹介し、更に同年日本冒険小説協会を設立し、長くその会長に就任していた事ですが、氏の功績のひとつとしては、その書評「読まずに死ねるか!」によって日本人の中に多くの冒険小説ファンを誕生させた事でしょうか。そして、それら冒険小説ファン達が文句無しにベスト作品として挙げるのが英国人作家ジャック・ヒギンズ(Jack Higgins)作の「鷲は舞い降りた(The eagle has landed/1975)」です。この作品は、英米において発売直後から約半年もの間ベストセラーとなり、当時の連続1位記録を塗り替え、その人気により翌1976年にはジョン・スタージェス監督、マイケル・ケイン、ドナルド・サザーランド、ロバート・デュヴァル等出演により映画化されました。因みに映画版の邦題表記は「鷲は舞いおりた」・・・降りたがひらがな表記になってますが、これは一説によると・・・映画の配給担当者が実は原作の大ファンで、映画を観て原作が十分に描き切れていない事に立腹し、原作と同じ邦題を映画に付ける事を躊躇って降りたをおりたに変更してささやかな抵抗の意を表した・・・なんて都市伝説もありますが、果たして真相はどうなんでしょうか。因みに原題の「The eagle has landed」は、1969年7月16日に打ち上げられ、人類初月面に到達した米国宇宙船アポロ11号が7月20日に月面に着陸した際、アームストロング船長が発したヒューストン、こちら静かの海基地。鷲は着陸した(Houston,Tranquility Base here.The Eagle has landed)と言う通信が元ネタだそうです。
【after the location by google street view】
以前当ブログにおいて「AFTER THE BATTLE」という記事をご紹介したのをご記憶されているでしょうか。「AFTER THE BATTLE」とは英国で発行されている、第二次大戦等の記録フィルムや写真に残されている著名な戦場の場所が、今現在どうなっているのか実際に現地に行き、限りなく当時と同じアングルで写真撮影取材している雑誌です。戦史や兵器に興味のある者の常として、海外の戦跡など一度は訪ねてみたいと思った事があると思います。しかし実際に海外の戦跡や軍事博物館を訪ねるとなると費用と時間が・・・しかし今や世界中に張り巡らされたインターネットの力を借り、世界中どこでも我が家に居ながらにして行くことが出来る・・・いやパソコンの画面上で見る事が出来ます。そこで思いついたのがGoogle EarthとGoogle Street Viewを活用し、戦跡が今現在どうなっているのか見てみよう、という事で試験的にやってみたのが、撮影場所がはっきりしておりGoogle Street View≠フ画像で現在の様子が確認出来る「after the battle ケルンの戦車戦」だったのです。
しかし本来この企画は、当ブログの主テーマである戦争映画・・・その撮影場所(ロケーション:location)が現在どうなっているのかをGoogle Street View≠使って紹介するロケ現場探訪記的な企画でした。戦争映画の名作や大作と言われる作品でも撮影場所がはっきりしなかったり、スタジオ内の野外セットだったりして、現在では撮影場所を見る事が出来ない場合が多いですが、中には撮影場所(ロケーション)がはっきり紹介されている場合も幾つかあります。しかし多くの場合、経年によって撮影当時の景色や建物が変わってしまっていたり、そして何よりもGoogle Street View≠ェ未だ撮影されていない、と言った理由で探訪する事が出来ないのが殆どです。
映画「鷲は舞いおりた」は撮影場所がはっきりしており、当時のロケーションがそのまま残されている数少ない作品のひとつなのですが、如何せん今までGoogle Street View≠ェ撮影されていなかったのですが、最近になってやっと撮影が行われているのを確認する事が出来ました。そこで今回after the location by google street view in「The eagle has landed」に挑戦して見た訳でありますよ・・・って何時もながら前置きが長いって!(注:尚、今回の企画は映画「鷲は舞いおりた」を未観戦の方には、全く以て面白くない企画なので、予め映画「鷲は舞いおりた」の観戦をお薦めいたします)