2018/1/9


映画、ドラマ、演劇が好きなのに、今まで私はあまり賞に興味を覚えませんでした。おそらく、アカデミー賞やエミー賞はアメリカの賞なので見たことのない作品や俳優が多いので、ちょっと遠巻きに眺めるようなスタンスなのです。

でも今年は「黒いドレス」で女性差別による冷遇や暴力に抗議が行われたり、作品賞/主演女優賞が女性の不平等な社会を描く「侍女の物語/ハンドメイズ・テール」だったりと、とても興味を惹かれました。

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ゴールデングローブ賞ってアカデミー賞の前哨戦と言われているのは聞いたことがありますが、そもそも誰が決めるの?ということも知りませんでした。

調べてみますと、ハリウッド外国人記者協会の会員の投票で決まる、つまり外国人プレスに評価された作品と俳優ということなのですね。そうか、グローブは地球という意味だからアメリカにおける世界からの評価とも言えるのかな。


さて、「黒いドレス」は、女優が賞会場で話題にされるのがドレスのブランドや着こなしのことばかりで、俳優やその他男性受賞者やノミニーが作品の中身について質問されることに比べ差別的である、という抗議行動だったわけです。

実際に黒いドレスを着た女性が多かったばかりか、その抗議に賛同する意思を表したピンバッジを胸につけた男性もいて、

またプレゼンターや受賞者による公のスピーチにもそのメッセージが込められ記事となりました。

欧米の、特にアメリカの価値観として「意見を主張する」ことが評価されるがための成功ではないか、と、女性の地位が先進国中ずば抜けて低い日本ではいったいどうしたらそこまでたどり着けるのか・・・などと羨ましく思いました。

日本では女性ひとりひとりは能力は男性にも劣らないし賢い。けど社会的な権力はまだまだ旧体制の高齢男性に握られて、そのバトンが次の世代の男性にのみ渡されている感じ。それに意見する女性は徹底的に男性からも女性からも制裁を受けるような社会がなぜこうも続くのか。


というような酷な社会が描かれているのが「侍女の物語/ハンドメイズ・テール」なんですって。女性が人間としての権利を奪われ子供を産むマシーン化されるディストピア。女性への過酷な社会的圧力がたくさん出てきますが、それらのどれも世界のどこかで過去または現在も現実に起こっていることだというのがまた怖い。

このドラマについての記事をきのう、今日と読んでいて印象に残ったことがあります。それは、アメリカでこのようなドラマが製作・配信されることができたのは、映画でもテレビでもない媒体だからというのです。(すみません、どこの記事だったのかわからなくなってしまいました)

アメリカはクリスチャンの国なので宗教を悪者扱いする作品は検閲に引っかかるのだそうです。テレビと映画とそれぞれ検閲やスポンサーの意向も反映されるので、このネット配信オリジナル作品というものができて初めて可能になったと。

私が大好きなドラマにもNetflixの「ザ・クラウン」や「ストレンジャー・シングス」があり賞をとってますし、今は「ダーク・ジェントリー」を見てるし、「侍女の物語」は2月末にHuluで日本でも配信されるし、

今年はゴールデングローブ賞をとても身近に感じました。

それに、「つぐない」から大好きなシアーシャ・ローナンと彼女の主演作「レディ・バード」もコメディ部門で作品賞と主演女優賞をとって嬉しいし、早く日本に来ないかな、と楽しみです。

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2018/1/22  20:28

投稿者:しましま

オレンジさん

まだ1月=正月ですので、おめでとうございます、
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

えええ?!オレンジさんも原作を読まれたのですね?!
20年前・・・
そうでした、本が書かれたのは1980年台でしたよね。
今やっと世間が作家さんに追いついたのでしょうか。
私はあらすじ紹介しか読んでませんが、すでに怖いです。

ツイッターのTLに、どういうわけか女性差別関係のツイがよく現れます。
私はエンタメ系しかフォローしてないはずなんですが、どういうわけか。
それで、痴漢問題とか家庭内女子の地位の低さとかの話題を見てしまうんですが、
それを読んでると怖くて気持ちが悪くなってくるんです。
映画やドラマの話で楽しくなりたいからツイッターやっているのに
なんだかな、と思いもするんですが、
そういう事実からつくられたドラマが賞を取る世の中、
改めて過酷な現実を知ることがまず、もっと良い社会にできるステップなのかな、と
まだ見てないですけど、すでに考えてしまっております。

ゲームオブスローンも、血が怖くて見ないでいます。

キングスマンみたいな、マンガみたいな描き方だと暴力シーンも怖くないんですが
リアルなのは苦手です。
果たして、見られるかな、侍女の物語。

2018/1/22  13:56

投稿者:オレンジ

「侍女の物語」は私も20年くらい前に、雑誌に小説の書評があって、気になりすぎて買って読みました。
書評のライターさんは翻訳家のお友達らしく、紹介文は
「これを訳している間中、友人は海の底に沈んだかのように暗くかったんだけど、出来上がった本を読んで納得した。
本当に暗い暗い、重い、救いのない話だった」と言ったような内容だったと思います。

で、読んだら本当にその通りで、おまけに主人公のある罪の意識みたいなものがずっと付きまとうので、読んでてず〜〜〜〜っと怖かったです。
明らかな男女の性差別を描いているので、まさかこれが映像化される日が来るなんて…びっくりでした。
どんなドラマになってるか怖い気もします。

ゲームオブスローンも初めて観たときは吐きそうなくらいの嫌悪感だったんですが、人間ドラマのなかの真実の部分を描こうと思うと避けられない部分かも…とも思いました。
そういうのをあからさまに描く必要があるかどうかは別として、本当に有料動画サイトならではですよね。

なんだか立て続けに投稿しまくってますよね。すみません。
新年のご挨拶もまだだと言うことにきがつきました。
今年もよろしくお願いします。

2018/1/11  21:16

投稿者:しましま

hedgehogさん

>>知らない番組/知らない役者ばっかりでなんだかな

はい、はい、そういうことなのでした〜。
だってアメリカの賞なんですから当然ですけどね、話題は耳にしたものですから。

>>知っている役者も多いこと多いこと!

私は式は見られませんでしたが、受賞リストを見るとイギリス周辺人も多く入ってるせいもあるのかしら?
あとアメリカ勢もおっしゃるように映画出身のベテランもテレビで受賞してますね。

>>マーガレット・アトウッドの原作小説を読んで震え上がった

さすがはhedgehogさん。私は解説と予告編見ただけですが震え上がりました。
ドラマの中での女性への男社会の仕打ちが全部現実世界で起こっていること、
という記事を読んで以来、もうダメです。リアルに恐ろしすぎます。

>>彼女みたいな人がいる国って、いいなあ。

さすがアメリカ、女性も登壇するとスピーチが上手な人が多いですよね。
オバマ夫人とかもそうでしたが、男性よりも真実味があり説得力がすごい。
日本はやはり話す訓練をしてないせいか、または日本語がスピーチに向いてないのか
スピーチそのものが日本文化にないのか、旧体制に対抗して革新していけませんね。
悔しい〜





2018/1/10  20:44

投稿者:hedgehog

しましまさん

AXN無料放送のおかげで、私も初めてゴールデングローブ賞の授賞式を最初から最後まで見ました。これまで、アメリカの映画はまだしもテレビドラマを表彰されても、知らない番組/知らない役者ばっかりでなんだかなあしたが、NetflixやHuluのおかげで既に観た作品もあるし、また、これまでは映画にしか出ないタイプの役者たちがこぞってテレビドラマに出るようになってくれたおかげで、知っている役者も多いこと多いこと! アメリカでは、ほんの数年前まで、映画の俳優がテレビに出るようになったら落ち目と言われたものなのに。ま、良い傾向なんですけどね。

「侍女の物語」、来月から日本のHuluでも配信開始のようで、私も大いに気になっています。が、その昔、マーガレット・アトウッドの原作小説を読んで震え上がった記憶がありまして、アレを実写で見るのかと思うとちょっと竦んでおります。

>プレゼンターや受賞者による公のスピーチにもそのメッセージが込められ記事となりました。


オプラ・ウィンフリーのスピーチにはダダ泣きしてしまいました。彼女みたいな人がいる国って、いいなあ。たとえ大統領がトランプでも、まだ希望はあるって思えるもんなあ。翻って我が国ときたら……。


http://ameblo.jp/hedgehog42/

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