2017/12/16

ザ・クラウン 2  その他の映画・ドラマ・舞台



Netflixで「ザ・クラウン」のシリーズ2が12/8から配信されています。

早速夢中で見ました。面白いです。

現存の女王様のお話、ドラマとわかっていても、ロイヤルファミリーに歴史上の事件や政治家が続々と登場して、リアルだけれども見せ場もたくさんです。

世界を動かす国家元首やファーストレディを向こうに回し、政治に直接介入はないにしろ、国の利益のために公務を務める女王。

男性の王ならばなくていい苦労を実感したシーズンでした。それは、夫よりも妻の地位が高いことで夫との関係が難しくなることと、妊娠・出産です。

ドラマ「ヴィクトリア」でもヴィクトリア女王の夫アルバートは妻の後ろに控えるのが苦痛そうでしたが、それからググッと時代が100年も下っているのに、しかもこの未だ男尊女卑の日本から見れば女性の立場が強そうなイギリスなのに、

やはり立場が妻より弱い夫というのは、ぐずぐずとひねくれて公人の妻をサポートどころか足を引っ張るような不祥事ばかりしでかし、女王の悩みを増やしていました。

エリザベス女王の場合、妹がまたヤンキーで結婚願望強いのに男運がないものだから、心が休まる暇もありません。このマーガレット役の女優さんがまた本物の王女に似ていて美しいんですよね。

マシュー・グードが演じる王女の夫というのが、母の愛に満たされないバイセクシャルの遊び人・・・男というのは女性からの愛に飢え、そして妻より上の立場にいたいのだということがよーくわかるドラマです。

そうして家族と社会が動く中、自分も妊婦となり4人も出産をこなしていたなんて女王様、本当にお疲れ様ですと思いました。男性にはとても務まらない役どころです。

シーズン通して心に残ったのは、マクミラン首相が体調を理由に辞任するときの女王の言葉、

「私が女王になって10年が経ちました。その間に首相はあなたを含めて3人がなりましたが、誰一人として職務を全うしていません。皆、健康や年齢、心の弱さが理由で途中で辞めるんです。」

ちょうどこのセリフが上にも貼ったトレイラーにも出ています。

そして同じピーター・モーガン脚本の舞台「ザ・オーディエンス」か映画「クイーン」でも、彼女の前を何人もの首相が代わる代わる通り過ぎたことが女王の台詞であったと思うんですよね。どっちだったかなぁ・・・ブレア相手に「クイーン」の方だったかしら・・・


それから!!

次のシーズン3からは、女王役がオリヴィア・コールマンになると!そしてエジンバラ公フィリップはマット・スミスのままだと!!そのふたりの夫婦の絵が想像できないんですけど、オリヴィア・コールマンがついに女王様かあ〜〜〜威厳あるだろうなあ〜〜〜マット=フィリップはどんなにぶーたれてももうあの女王にはかないませんって。







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2017/12/14

アウトランダー シーズン3前半  その他の映画・ドラマ・舞台

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アウトランダー/シーズン3がhuluでエピソード10まで配信されました。

18世紀のカロデンの戦いでジェイミーが死ぬのは避けられないと、彼の子供を無事に産むためにクレアが20世紀に石を通って戻って20年後、

ジェイミーが生きていたことを歴史家が発見、都合よく(?)20世紀の夫フランク・ランダルも亡くなったクレアは再び200年の時を超えスコットランドに戻ってきた。

というシリーズ3。

華やかだったパリが舞台のシーズン2に比べ、トーンはかなり地味に。

主役ふたりが20年歳をとっただけでなく、ジェイミーは隠遁生活とクレアを失った悲しみで、勢い余っていた若者ではなくなっていました。

20世紀では看護婦から医者へとキャリアアップして戻ってきたクレアは、しかも別の女性と結婚までしていたジェイミーを受け入れられず「こんなはずじゃなかった!」と悲嘆にくれます。


という暗い幕開けだったのですが、なんだか私には3が2よりも面白いと思えて毎週エピソードがアップされるのが楽しみです。3はエピソードいくつまであるのかしら。

面白いと思える理由を考えると、クレアってここだけの話ですが、老け顔なので雰囲気に年齢が追いついたのですんなり中年わけあり夫婦の話としてドラマを見ていられること、

クレアの出しゃばり気質も年齢とともにちょうど良くなり、私も見慣れてきて以前だったら「なぜそこでそんなに大騒ぎする?!」と思っていたような行動も「やはり言いたいことは言わないと男の思うツボだわね」と応援できるようになりました。

ジェイミーも父だと名乗れない息子もいて、勢いが勝負だった若い頃よりも人間的な複雑さがより魅力的に。

しかし、何よりもすっきりとしたのは、フランクとの関係が失敗という形で終わったことかもしれません。1〜2を通してクレアがジェイミーとフランクの間でどちらにも受け入れられてうまく生き続ける・・・これが私にはどうしても腑に落ちなかったのです。

そして私が2で大好きだったフランスの少年ファーガスがハンサムな青年に成長してまたジェイミーの周りにいることも嬉しいです。

舞台はスコットランド〜パリ〜ボストンから、何とジャマイカに移りそうですし、海の男達との帆船の旅も面白い(衛生的にはかなり難ありですが)です。

続きが待ち遠しい!
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2017/12/11

オリエント急行殺人事件  その他の映画・ドラマ・舞台

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実を言うと期待値はそれほど高くなかったのですが、クリスティーの小説は好きだし、キャストも舞台も豪華で楽しめそうだなと、単純に楽しむために見に行って、期待以上にとても楽しめました。

シネコンの中でも大きなスクリーンでの上映のおかげで、イスタンブールの風景も旅行気分に浸れるほど迫力がありましたし、何と言ってもタイトルの急行列車そのものの迫力は凄いものでした。

南国のイスタンブールを出てすぐに大陸の平原の雪景色になり、夜の列車は雪山の間を煙を吐きながら走り続けます。

もう私はこの辺で、日本やイギリスのような小さな島国ではない、とにかく延々と続く大陸の田舎の恐怖に震えました。

大自然の中、熱く火花を出して回り続ける汽車の車輪はオーガニックで繊細な生き物のようで、よくもヨーロッパ大陸を横断などと恐ろしいことを考えた人がいるものだと感心しました。

しかも落雷で起きた雪崩が直撃で、よくも山の斜面の橋げたで先頭車両のみの脱線で済んだものだと、事件が始まる前からヒヤヒヤしました。

こんなに怖かったのは私くらいのものでしょうか?ひとりで電車やバスに乗っている時、都会を出ると怖くなる、私は田舎恐怖症かもしれません。

車両が斜めってたくらいの事故ですが、車内の暖房や調理施設などは無事のようで一安心。山の斜面に引っかかってるのに、お食事は続けられます。

食事といえば食堂車、と言っても豪華レストランですが、軽食ブッフェコーナーみたいなところに「GODIVA」の文字が見えました。コラボしてるんですものね。映画の半券をゴディバのお店に持って行くと、チョコレートがプレゼントされるそうですよ。

そうそう、そのレストランの調理室シーンもあり、シェフたちが最低でも2〜3人は火を使いながらご馳走を作っていました。またそれを給仕するサービス係の人達もいらっしゃいました。

それで、殺人事件が起きて乗客全員が容疑者としてポアロに集められるのですが、それがたったの12人!個室車両とレストラン車両、おそらく5両編成くらいの列車にたったの12人で満室ということに、改めて驚きました。

ポワロの寝ていたベッドは確か1等の客室のはずですが、寝返りも打てないくらい狭いベッドで、細い廊下から個室へのドアは1車両につき4〜5くらいあったと思います。ポワロは最初は誰かと相部屋だったので、ベッドの数は12よりも多いと思いますが、たった12人のお客のために、マネージャー、車掌、料理人、支給人、そして操縦士とその助手が働くわけです、もしかしたら皿洗いなどをするキッチンメイドもいたのかもしれません。贅沢な旅のわけですね!!

急行列車のことばかり気になってましたが、

ケネス・ブラナーのエルキュール・ポワロはなかなか良かったです。有名なスーシェ版よりも個人的にはムッシュウ・ケネスの方が好みです。何と言ってもおっきな灰色のお髭がいいです。ブラナーももう若くはないなとなっても、こういう役があるので俳優さんも一生チャレンジできる職業ですね。

同じくミシェル・ファイファーも若くなくても美しかった。そして女優全員すごい存在感でした。デンチ様とオリヴィア・コールマンはもちろん、意外な配役のペネロペ・クルーズですが地味な役でも意味の深い登場人物に見せる存在感の演技とでもいうのを知りました。

若手も、デイジー・リドリーはスター・ウォーズのレンの時は個性ない顔立ちだと思っていたのに、この時代劇でもすぐ彼女だとわかりました。そしてセルゲイ・ポルーニン演じる伯爵の夫人役の美女ルーシー・ボイントンは、なんと「シング・ストリート」のヒロインの子だったのですね?!全然気がつきませんでした。彼女の次回作は、私的には大事件のクイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディー」で、フレディのガールフレンドの役なのです。楽しみすぎます!

肝心の謎の真相もストーリーを覚えてなかったのでなるほど、と納得のラストでしたが、それよりもポワロが一同を集めて語り始めた時、「キャビン・プレッシャー」のアーサーがタリスカーの謎をめぐってミス・マープルの話をしたことを思い出して、おそらく劇場でたったひとりニマニマと笑ってしまいました。

それと英語圏ではエルキュール・ポワロはヘラクレス・ポワロとして有名だったんですね。ここでも「キャビン・プレッシャー」のハークことハーキュリーを思い出していちいち受けてしまい、様々な角度から楽しめたので、次の「ナイル」も待ち遠しいです。
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2017/12/10

Great British Weekend  イギリス

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六本木ヒルズでこの金土日と開催された英国イベントに行きました。

会場の「アリーナ」は、よく映画のレッドカーペットも催される所で、このクソ寒いのに、野外。アイドルグループでも有名な「けやき坂」に面していますが、映画のプレミアもよくある映画館「TOHOシネマズ六本木」入り口のフロアからも降りていけます。上の写真がその眺め。

階段を降りてフロアに着くと、ユニオンジャックのガーランドとベントレーが目の前に迫り「おお、ブリティッシュ!!」と気分がのってきました(笑)。

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フロア中、私もみんなも大好きな英国ブランドや英国キャラが溢れ、360度ブリティッシュなんですが、今思うと、このダブルデッカーの中でも古い車種であるルートマスターに1番愛着を感じました。

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テリアがかわいいバッグブランド「ラドリー」とのコラボで展示されていて、テリアツリーと呼ばれるオブジェの横に停車、中にもラドリーのPOPが飾られてました。

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2階席には自由に入ってフィッシュ&チップスなどを食べられるので、くつろげます。テーブルが加えられ座席が向き合わせに配列されていました。私は最後部の席に座ったので、そこはロンドンで何度も乗ったのと同じ・・・娘と待ち合わせていたのですが、彼女が遅れたので私は同じ席に延々と座り、ロンドンでも遠くに行くにもよくバスを利用(電車より安い)して延々と座ったなあ・・・と当時の日常がフラッシュバックしました。

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さてBBCのブースではAXNミステリーチャンネルが英国ドラマのキャンペーンでマダムタッソーのベネさんを起用、Dlifeが「ブリティッシュ・ベイクオフ」の放送開始キャペーンで料理番組にちなみ、イギリスのカップケーキ「ローラズ」とコラボしたケーキをプレゼントしていました。

私が行った夜にはもうケーキは終了していましたが、ローラズカップケーキのお店は六本木ヒルズ内にもあるので、どうしても食べたくなったら買いにいけます。

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10頭のパディントンはフロア中央で円陣を組んでおりました。大勢の人が一緒に写真を撮っていて、パディントン大人気でよかった。

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こんなインスタボードも。

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あと私たち母娘がもう一つ好きなのはこの「ミスター&リトル・ミス」の絵本シリーズです。娘が小さい時に何冊も集めていたのですが、今はもう年下のお友達に譲ってしまってもう手元にはありません。娘も懐かしそう。嬉しいことに、ブースの前で写真を撮った人には絵本が1冊プレゼントされました。

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テントの中も、イギリスの子供ワールドが満開で懐かしかったです。

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六本木ヒルズからの帰り道、東京タワーがクリスマスカラーにライトアップされてるのが見えました。私の職場は今、東京タワーの麓にあるのでさっきまでいた所、イギリスと東京を同時に感じた不思議な夜。

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この他にも、スコットランドのお菓子メーカー「Tunnock's」のブースも出ていまして、私はそこのTea Cakeが大好物なのですが、ブースにあったのはウェハース。思わずお店の方にTeaCakeのことを尋ねましたら、あれには巨大なマシュマロが入っているため空輸が非常に難しく輸入許可が下りてないとのことでした。

残念ですが、この第1回目のThe Great British Weekendはご家族連れも、カップルも女子同士も、そして私たちのようなオタクも、みんなが楽しめるようなバランスの良いイベントとして成功したのではと思われますので、ぜひこれからも回を重ねていただけたら、TeaCake日本デビューも夢ではないと期待しております。
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2017/12/7

Howards End 3~4完結  その他の映画・ドラマ・舞台

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1~2に引き続き、興味深く後半3~4を見ました。

映画が好きだったので、どうなるかと思ったら、今やすっかりドラマ版の方がもっと好きに。

物語も後半かなりドラマチックに。


ネタバレあらすじ


マーガレット・シュレーゲルの婚約者ヘンリー・ウィルコックスの末娘の結婚式に、ウィルコックス情報により経済的により苦しくなったバストを連れてヘレンが抗議に来てしまった。そしたらバストの妻ジャッキーはなんとマーガレットの夫ヘンリーの元愛人だったことが発覚・・・!

それを許してマーガレットはヘンリーと結婚。

ヘレンはそれ以降ドイツに雲隠れして姿を見せなくなって数ヶ月。

心配したマーガレットがついに数日帰国したヘレンと会うと、彼女は妊娠していたのだった。ヘンリーはそれを知るとヘレンを許せず、マーガレットに「私はあなたの過去を許したのに、あなたはヘレンの過ちを許せないのか」と問う。

ことの仲裁をヘンリーから託された長男チャールズ、マーガレット、ヘレンが対面していたハワーズ・エンドに、ロンドンからヘレンを訪ねてバストが顔を見せる。激昂したチャールズに攻撃されたバストは本棚の下敷きとなり、チャールズは過失致死の罪で逮捕される。

長男が罪人となり全てを打ち砕かれたヘンリーは、家族会議で自分の死後、ハワーズ・エンドをマーガレットに残すと子供達の了解を得る。マーガレットの死後には彼女の甥、ヘレンの息子に相続されることも。


という、権力と金を持った男達とその家族が、将棋の駒にもカウントしないいち庶民に自分のとった判断と行動の結果、破滅に追いやられて信じきっていた価値観を壊されるというお話だった・・・と思います。

思います、というのは人によってとり方も違うのかなとも思いましたから。

ドラマ版がいいな!と思った点は、

バストとヘレンの関係は描かず、マーガレット、ヘンリーに主役を絞ったこと。
その割にマーガレットの弟、かわいいティビーの出番とセリフはたくさんあったこと。

ヘレンは同情心の強い良い子だけれど、よく考えたらドラマの冒頭でウィルコックスの次男ポールともキスをして大騒ぎしてしまった軽率さがあるので、そういう意味ではヘンリーは災難であったなあ。

ティビーは、中国語を学んでいたけど、あれはドイツとイギリスが戦争に入る雰囲気の中、自分の血筋をはるかに超えた地域に興味を寄せるというのは前途が楽しみな子でした。あの時代はヘンリーも次男ポールもアフリカなどの植民地で財をなしてはいましたが、現地の言葉を学ぶ人は少なかったと思います。

映画ではハワーズ・エンドの庭の木に豚の歯が刺してある、という迷信というか風習があったような木がするのですが、そういうのも出てこなかったので、人間に集中してドラマを楽しめたかも。

大騒ぎの中生まれてきたヘレンとバストの息子が成長して、家は相続するけど父無し子として、強い母と叔母に守られながらどんな生活をしていくのだろうと想像してしまいます。

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余談ですが、このシュレーゲル家が借りていたロンドンの家は、私のかつての生活圏にありとても懐かしかったです。

場所はエンジェル駅の近く、サドラーズ・ウェルズ劇場の裏手で、小さなかわいいお店も近くにあり、このスクエアの真ん中に教会を含む公園があります。その一角に児童遊園があったので、育児中の私はよく子供を連れて遊びに来ていたのでした。ロンドンはこんな都会の真ん中で100年前設定のロケができるなんて恵まれてますね。
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