2018/4/22

ミラノ2→1人旅  イタリア

スカラ座に次ぐ私のミラノ旅ハイライト、ピーター・ラビットのハッピーセット

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今回の旅では、ロンドン在住のイタリア人友の故郷をも訪ね、彼が伊→英通訳を各地でやってくれたり車の運転をしてくれたりしたので、まるでガイド付きプライベート旅行のようにスムーズでした。そこから夫の実家に移動しても運転手付き生活は続いたのですが、

あと2日で日本に帰るという気が抜けそうな時に事態は急変したのです。

実家はフィレンツェとローマの間にある町で、その町から私は娘と2人きりでミラノから飛行機に乗るミッションが残されました。

4/18 6:30 夫とお父さんに車で電車の駅まで送ってもらう。
   7:30 発車 アレッツォ〜フィレンツェ〜ボローニャ〜
12:15 ミラノ中央駅着

ここからマルペンサ空港までバスを予約していました。ここまでの旅で私達は何度もバスや電車に乗りましたが、全てオンライン予約のeチケットでスマホを見せるだけでスムーズな移動ができました。

・・・それなのに、最後の空港バスは印刷した紙がなくては乗れないというのです!バス乗り場は巨大なミラノ駅の外、印刷は駅ナカのオフィスでできるというので、重たいスーツケースを引きずってまた駅に引き返すも、オフィスのPCに私のスマホからチケットを送信しなくては印刷できないという!その時どういうわけかwifiがつながらずに送信できない事態に。

飛行機は16:20発なのに、その時すでに13:00、いつもの私ならバスの係員に泣いてすがりついてでも掛け合っていたと思うけど、その結果ダメだった時のリスクが高すぎ。バスのチケット16ユーロは捨てて、電車「マルペンサ・エキスプレス」に乗ることにしました。

自動販売機でモタモタして電車に乗り遅れるのを防ぐため、3ユーロの手数料を払って英語が通じる案内所で切符を無事に買いました。お金とはこういう時に費うもの!と言い聞かせ、電車に乗り込みました。チャオ、ミラノ、また会う日まで!

電車は定刻に滑り出すものの・・・・イタリア人の友人曰く、「マルペンサ・エキスプレスならぬマルペンサ・キャタピラー」・・・

ミラノのマルペンサ空港は、ちょうど東京の成田のように、昔の国際空港が手狭になったため郊外に建てられた都心から遠い空港なのです。

そしてあの恐ろしい事態が・・・

イタリアの鉄道では、切符を買って電車に乗る前にしなくてはいけないことがあります。駅に設置された機械で切符に何やら印字することが義務付けられていることを、私は20年以上前から知っていたのに、バスのチケット騒動と飛行機に乗り遅れたくない焦りから、このことを忘れてしまったのです!

イタリア語も話せない旅行者母娘にイタリア車掌は切符の裏に英語で書かれた罰金制度を突きつけました。・・・今考えると、英語もわからないフリをすればよかった・・・!!!罰金38ユーロ!ひどい!忘れることがそんなに悪いことですかイタリアの偉い人?!


焦っただけあって娘は無事に飛行機に間に合いました。


さてこれからも私の武者修行は本格化していくのです。3ヶ月前、私は間違って娘と1日違いのチケットを買ってしまったので、私はミラノに残って翌日の飛行機なのでした。

こんな恐ろしい日になるとはつゆ知らず、前夜の遅くにエアーB&Bを予約しました。マルペンサから電車で3つくらいの駅のすぐ近くの家が見つかった・・・と思っていたのですが、路線の見間違いで空港に1本で行ける駅ではない路線の駅前の家だったのです・・・

想像してもみてください、土地感もないのに空港付近の街の家に行ってそこからまた空港に戻るようなものです。電車ではいけないのです。日本語ができてもそんなこと検討もつきません。田舎の方の一駅区間は長いので、駅3つくらいは車で30分の距離という意味です。

しかし、渡りに船とはよく言った、B&Bのホストさんが

「もしご興味がありましたらプライベートタクシーに当てがあります。ミラノ都心、または空港まで一般タクシーの半額です。」

というメッセージを送ってくれたのです・・・・(涙)!

もうここまで電車の切符、手数料、罰金、と普段ならないはずの出費を解決してきた私だ、このピンチも「お金」という解決法で乗り切ればいいだけの話。

そこから私は、運転手付きのご婦人一人旅という身分を手に入れました。空港のカフェーで待っていた私を見つけ声をかけてきた背の高いすらりとした紳士にスーツケースを車のトランクに運んでもらい、ドアを手で開けてもらって乗りこみましたことよ、オホホ。

B&Bは大きな建物の3階、日本でいう4階の部屋で、車を降りてからも私はスーツケースを持ってもらってアパートメントの中まで運んでもらいました。ドアを開けたり二重扉のエレベーターの操作も全てお任せして。アパートメントではホストさんは帰宅してなかったものの、お掃除の女性がいて彼女はとてもいい人で少し英語が話せたのでホッ。そして運転手に翌日もまた迎えに来てもらって空港まで送って欲しい旨を、身振り手振りとカタコトイタリア語と英語でなんとか話をつけ、悪夢の1日をハッピーエンドにこぎつけることができました。

アパートメントはモダンなインテリアで、駅前の美しい広場に面し、ミラノ中心と違って違法なお仕事をする人もなく(娘はミラノ地下鉄でスリと遭遇、危なかった)ほどほどの大きさの落ち着いた町で一晩ゆっくりとキングサイズのベッドで休むことができました。ホストさんはイケメンで親切なミラネーゼだったし、ほんの一瞬メイドさんと運転手のいる暮らしをさせてもらったし、翌日の朝はちょっと外出してまた戻るのに建物の管理事務所の人とまた言葉も通じないのにドアを開けてもらう交渉をしたりして私の非言語コミュニケーション能力もアップしました。全く知らない人たちに大変にお世話になった・・・

一人旅は何が起こるかわからないことを楽しむものですね。








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タグ: ミラノ 一人旅

2018/4/21

ミラノ・スカラ座  イタリア

ご無沙汰しております。家族旅行でイタリアへ行ってきました。

色々と珍道中だったのですが、それは後にご報告するとして、ドラマ好きの方々に一番興味のありそうなミラノ・スカラ座のお話からしようと思います。

ミラノ中心、壮麗なドゥオーモから、これまた有名なヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアという巨大で華麗なる建築物の中をプラダやグッチなどのゴージャスなお店の間を観光客をすり抜けて外に出るとスカラ座のある広場です。

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上が正面。大聖堂とアーケードの豪華絢爛の後に見ると地味といえるほどです。派手好きなイタリア上流階級の社交場だったというのに、この何でもない感は一体・・・

演目のない昼間で閉まってましたので、正面玄関でさえこの体です。拍子抜けです。

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しかし、それはアレだったんですよ・・・

外よりも中の方が豪華ー

ということが上の正面玄関の左に入り口のある博物館に9ユーロで入場してわかりました。

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ここから過去のポスターがたくさん貼ってある階段で3階くらいの高さまで登ると、

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この幕間の社交場と博物館のフロアになります。天井高いですっ。

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両脇にバーがあり。白と金で綺麗。

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窓からは、正面からも見えた国旗が目の前に大きく見えるバルコニーも見ることができます。あれですね、「ちょっと外の空気が吸いたいわ・・・」と言って美女が意中の人と2人きりになる場所。

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この窓と反対側が劇場側となるわけですが、この日はバレエのリハーサル中で、それをガラス窓のある小部屋から見学が許されていたんです!!!リハは本物のステージで行われていたので、5〜6階建くらいの高さのある例の馬蹄形の劇場の中央正面から豪華な客席とステージを見下ろすことができました。残念ながら写真は禁止されておりました。ダンサーの仕事の妨げになりますから仕方ありませんね。

男性ダンサーが数名の群衆の前に派手な踊りを決めてると思ったら、これでした・・・「海賊」!!!

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私はオペラは「キャビン・プレッシャー」に出てきたのくらいしかわからないのですが、バレエならばちょっとはわかるのでこのリハーサル見学と内部が見られたのは非常にラッキーでした。

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肝心の博物館の方はオペラ中心の展示でしたので、なんか豚に真珠感否めず。階段の上にはこの日はまだ改装中で入場できなかったのですが、もしかしてそこがバレエ部門だったのかしらと後から思い当たりました。スタッフさんに聞いてみればよかったかも・・・クウウ・・・

トイレの表示は思ってたよりもモダンでした^^;

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・・・・
表に出てからまた考えたのですが、本当に3階くらいまでしか階段登ってなく、そのフロアの天井は大変に高かったとはいえ、舞台と観客席のあの空間の天高を考えると一体舞台は外の地面と比べてどういう標高にあったのか・・・・

外観を見てもあの高さの内部があるとは思えない、不思議な空間。やはり、

外よりも中の方が大きい
のかも知れません!
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2018/4/7

クレーマー、Ms C  

私の職場はホテルではない。とはいえ入居するとバスルームにタオル類も入ってるしベッドリネンも週1で変えてもらえるし、ホテルと勘違いする人も多い。

Ms Cは、入居するなり歯磨きセット、洗濯洗剤、シャンプー類を住んでる間ずっと補充して欲しいと要求してきた。

最初だけ備品として支給してるけどそれを使い切ったら自分で補充してもらうものである旨を説明しても、合計3人のスタッフに繰り返ししつこく聞いてきて、「問い合わせたら、ずっと支給されると言われた」と作り話までして歯磨きなどを余分に貰って行った。

するとその2、3日後、今度はキッチン前のカーペットが濡れているとクレームしてきた。

確認しに行くと確かに2畳くらいが濡れている。しかし、調べてもシンクの配管からも洗濯機からも食洗機からも水は漏れていない。流しの下の板を外したり洗濯機を動かして調べても、業者の人にも原因はわからない。

謎の水浸しの件は、エージェントに報告され、エージェントからうちに「濡れた部屋にお客を入れとくのか」ということになり、彼女は別の部屋を用意されて移った。

すると今度はエアコンがうるさいと言ってきた。

もうこの頃にはマネージャーは「メンドクセーやつ!!」とカンカンになっていて、「どの部屋に入れても文句言うんだよ。結局アップグレードして欲しいがための自作自演だ!」と相手にしなかった。

翌日マネージャーの休みの日に、またエージェントから今度は本部営業に連絡があり、営業とマネージャーの上司が部屋を見に行ったところ、本当にエアコンのモーターが壊れているような音を立てていた。

暖房も冷房もいらない季節に冷房をガンガンに入れたいMs Cは、結局他に同等の部屋がないため、元の部屋に戻ることになった。カーペットはもう乾いていたが、他に部屋が空いたら変えて欲しいと要求しているらしい。また自分で床に水をぶちまけるくらいするかも。

今は稼働率90%以上でほぼ満室だし、憎らしいので今の部屋より上の部屋が空かないよう、どんどん新しいゲストさんが入ってくれますように!
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2018/4/6

ペンタゴン・ペーパーズ  その他の映画・ドラマ・舞台

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スルーするつもりでした。「どんなに評判が良くとも自分にとって価値があるとは限らない」とケチなことを考えていましたので・・・。つまり貴重な自分の自由時間と体力・お金を使うのにハズレは引きたくないと思っていたのですね。

しかしちょっと「メリル・ストリープの役キャサリンが気が強くない女性」と聞き興味が湧いて予約してしまったので、翌日5時半起床で頭痛がしてたのに「行ってヨカッタ!!」結果となりました。

ヨカッタ理由はなんと言っても、テーマが明確で賛同できる、いやそれどころか我が身を振り返って「自分はちゃんと生きてるだろうか、権力に屈して生き延びる道を選んでないだろうか」と、素直に考えさせてくれたからです。

キャサリンは社主という地位はあれど45歳まで主婦として幸せに生きていたため仕事での自信はもちろんありません。周りのブレーンに助言を求めながら今までやってきました。周りも彼女に決断力があるとは信じてない。

70年代初頭のアメリカは今よりもっと男社会、そこでの処世術は男にしかわからないと誰もが思っていたでしょう。しかし、処世術よりもシンプルで基本的な判断をキャサリンは下し、世間もそれを評価した。

ある集団の中に長くいると、そこ特有の空気に慣れきっておかしいことがおかしいと感じなくなるってよくあることです。それを内部にいながら指摘するのは大変な勇気のいることですよね。

キャサリンが政府圧力に逆らい情報公開したことで、それまでの味方が去り、彼女は経営者として成長して別の味方を得たと想像できます。その後の彼女の人生にも興味が湧きました。


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2018/4/4

Ordeal by Innocence 1  その他の映画・ドラマ・舞台

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イギリスBBCで4/1に放送されたアガサ・クリスティー原作のミニドラマシリーズ「Ordeal by Innocence」エピ1を見ました。

日本語の原作タイトルは「無実はさいなむ」、イギリス出版が1957年なら日本ではその少し後と考えられますが「さいなむ*」って意味がわからないけど古風で文学的な響きでステキ。(*苦しめるという意でした)

キャストがビル・ナイ、アナ・チャンセラー、アンソニー・ボイル、エレノア・タムリンソン(ポルダークのデメルザ)、エラ・パーネル、マシュー・グード、アリス・イヴ、そしてルーク・トレッダウェイ!

もうこの映画並みに豪華絢爛な俳優さんを見るだけでも価値がある!と思っていたら、キャスティングがまた美味いのです。

ビル・ナイは本心がどこにあるのかわからない穏やかな紳士、
アナは熱心さが空回りする、偽善に自分が振り回されるタイプの奥さん、
エレノアはその裕福な夫妻の養子の長女で頑張るつくり笑いの気弱な美女、
マシューは彼女の美男で棘のある夫、
アンソニーは屈折した養子の1人、母殺人罪で獄中死



ルークはアンソニー役の息子のアリバイを証明しに訪ねてきた研究者
これがギークでとってもとっても怯えた感じを全身で表現していて、
彼はハンサムなのに、どこかほんの少し狂気が見える容姿をしているでしょう?(褒めてます。イギリスの役者はそこがいい。正確に言うと私が好きなタイプ)
そのほんの少しの狂気を500%にして演技してる感じです。

マシュー・グードも「いい人」の役もできるけど、本作では強気な狂気がうまくって・・・!

全3エピですが、お金持ちがアフリカ系も含む養子兄弟を育てたという設定からして面白いし、その子供達のお互いのライバル意識や両親に対する複雑な感情、どうも子供達から実は憎まれていたらしい母が殺されて、後妻にアリス演じるセクシーダイナマイトな女が家に入ってくる、

そしてルークの演じる研究者は彼が助けようとした男が死んだと聞いて涙を流してたことから、その男を愛していたと推察できるし、

クリスティーはダウントン・アビーの何10年も前から全員主役のジェットコースタードラマを書いていたのね!と思い、小説をここで読みたいけどネタバレになるしどうしましょう!!
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