久々の更新です
ここ数年 個人的な所用で じっくりと F.Fに取り組む事ができずにいた
長年 取り組んできた好きな釣りであるので これぐらいの休養期間は
それほど 影響ないだろうと 高をくくっていたが その間に
あらためて 自分の体力や 筋力が かなり 落ちている事に
気づかされてしまった
人に追い抜かれる事がないと信じていた 自分の釣りも 若い世代と
フリーストーンを歩くと 半日も持たず 途中の岩に腰掛けてしまう
自分がいる
ゴルジュ帯の遡行も 筋力低下で 立ち上がれず断念してしまうルートが
出てきた
あらためて 周りを見渡すと 若い世代のキャスティング技術が 進歩し
うまくなっている
自分はというと 体力不足と筋力低下で 遡行技術は 最悪
光量の暗い場面では すばやく FLYにラインを通せなくなった 自分がいる
老兵何も語らず 立ち去るのみとするべきなのだろうが それなりの役割や
語るべき事が まだ 残っているだろうと 思いなおして もう
しばらくは お付き合いを願いたい・・・・
F.F.の王道を 歩もうとすれば 禁じ手の多い釣りである
FLYロットを持ち FLYラインで攻めれば 何でもありの若い世代とは
ゼネレーションギャップがある事は 承知している
以前は そうした セオリーをひとつひとつ 崩していく作業は 随分
勇気が必要だった
(先人達が ひつひとつ 切り崩していったのだよ)
子供時代から 和式テンカラに 親しんだ私は F.F.王道よりも
釣れてしまう手法は F.F.を始めた頃には すでに気づいていたが
当時のF.F.信奉者には 奇異に映ったようだった
F.F.が成立していく過程で 貢献した魚種と 日本の渓魚特に
山女をFLYで攻略していく事の 気難しさは たとえようがない
(楽な日は 楽 パターンが絞れると 入れ食いになるので
心配ご無用)
F.F.としての 教科書があっても 山女や大型岩魚攻略の教科書がない
日本では 先行していた餌釣りの技術や テンカラの手法は
F.F.のDRYFLYの釣り を覚えていく事に 弊害があっても
まるで参考にはならなかったのだ
( むしろ F.F.が他の日本の釣りに与えた 影響は大きい
ナチュナルドリフト ドリフト アップストリーム メンディング
マッチベイトなど エトセトラ エトセトラ・・・
今では 他の釣りでも 当たり前の用語だが
テンカラでさえ 平然と F.F.の手法を取り込み 伝承毛鉤といいながら
外国産の動物のマテリアルを 自分の毛鉤に取り込んでいたり どう見ても
FLYフックに 巻かれているような 伝承毛鉤 そんな中には
F.F.より テンカラの方が釣れると豪語なさる方も居られるようだ
おそらく ほんま者のF.F.の凄腕の方たちを 見た事がないのだろう・・・
と思うが テンカラの方が 釣れるとお考えの方 外国産の素材を外し
(鈎のアイも自作ですよ)
地消地産の素材だけで 浮力材を使用せず イワナではなく 山女と
やり取りして見てください
おのずと答えは わかりますよね・・・・また
ラインの長さがフリーという事で テンカラにはできない技が 無数にありますよ
まだまだ ありますが これは不毛の論議ですので この辺で 良しとしましょう
テンカラは 伝承毛鉤です
字のごとく 言い伝えによる毛鉤という事で
日本の渓魚における歴史的古さはありません ほとんどが 大正年間から
昭和初期の職漁師の釣り辺りから始まっています ので 念のため
鮎毛鉤は 江戸時代の初期 京都で売られていた 記録がありますが
FLYは 紀元前から すでに ヨーロッパで 行われていた記録があります )
周りからの 理解を得られず 四面楚歌の中 当時のFLYマンの多くは
黙々と フィールドから 情報を得るしかなかった・・・・
後年 80年代 初頭の F.F.のエキスパート達の記事を読んでみると
いかに 混乱していたか・・・ 場面を理解できずにいたかが 良くわかる
欧米からの タクテクス本を参考にしても 多くは 山女のの生態攻略には
役に立っているとはいえず 地団駄を踏む思いだった事を覚えている
現在では 日本の渓流F.F.のシーンで F.F.の王道である
スタンダードFLYを 使用している方が 極端に 少ない事でも 良くわかる
(今でも スタンダードと呼ばれるFLY群が 基本形で王道である事に
変わりない
これらを 理解できていないと 他者との状況の照らし合わせが 不能になる
いくら 自分だけのオリジナルFLYが釣れるとしても 他者には
状況が飲み込めない 自分のFLYがいかに優れモノかを説明するにも
スタンダード系FLYとの照らし合わせた 状況が必要になる
他者と話したくないという方には 必要ないが・・・・
自分のスキルが どの辺にいるか 指標を示してくれるので 侮るべからず)
80年代後半から 90年代の渓流は まさにジャパンスタイルの実験場だった
そうした 時代を乗り越え アイテムや タクティクスの進化し 現在がある
こうして 以前より F.F.に親しみやすい環境に有りながら なぜか
新規参入者が 少ない現状がある
釣り人の意識変化か・・・あるいは 世代が要求する時代の変化のせいか・・・・
F.F.の面白さを 知っているだけに 現状に 歯がゆい思いがある
今は F.F.をしなくても まだ面白そうな釣りがたくさんあると考えている方が
大勢居られると ここは 理解しておこうと思う
渓流のF.F.に興味のある 若い世代であれば 機会があれば
F.F.マンの後からルアーを打ちながら とりあえず 歩いてみる事を
お勧めする
自分の釣りに 夢中にならず F.F.マン達のやろうとしている事をみれば
その釣りの面白さに気づくはずだ
FLYを自作する以上 釣れないのは 誰のせいでもなく 自分の技術の
稚拙さが もたらすものだと 気づけたら幸い
高だが 6寸〜7寸サイズを F.F.タックルで釣り上げる事ができたなら
次のステップの高度な技を覚える煩わしさも 自分のタックルのスキルアップも
躊躇無しに 駆け上れるだろうと思う
現在の 主流派の実年世代の 見えないながら 楽しんでいる様を見るに付け
小型のFLYが 見えているうちが F.F.参入のチャンスだろうなと思えてしまう
ルアーF.から F.F.のキャスト移行には煩わしさが 付きまとうが
目に不安を持つ実年F.F.マン達の ルアーF.への移行は 実にスムーズだ
ルアーF.を覚えてからと お考えであれば F.F.を始めた方が良いとお勧めする
若くて 体力のあるうちに 苦戦しておくと 後々 幸運が待っていると
考えていい
F.F.マンの中には 他者に厳しく 自分の釣りを 律しているかたも居られるが
概ね 親切で 教え魔の方が多い
釣り場の状況判断や 波長の合う 大らかな方と出会えたら ラッキーと
思っていただきたい
リリース前提の方が ほとんどなので 先人への礼を忘れなければ
強い味方になってくれると思う
以前は 釣り場でも お互いの釣りスタイルを見て 知り合う事も
多かったが 最近の激戦区に通う若い世代のF.F.マン達の中には 何処か
殺伐としていたりする
そんな方は 自分の釣りに 手いっぱいなのだろうが・・・・
F.F.は数を競うゲームでも 大型の長さを競うゲームではない
はたから見て 決してうまいF.F.マンといえない方でも 人生を楽しむ達人達が
きっと 居られる
F.F.が渓魚達や 釣り人達のの 生き様をかいまみるための手段と
思ってもらえると 幸いだ
F.F.は漁ではない
他者と競う気持ちが抜けた時 かいま見れる世界があると
理解していただきたい
技術スキルがないなりの釣り方もあるし 階段を駆け上るように
技術が向上する間際に見えてくる世界がある
自分が 幸せになりたいと思う方が 居れるとすれば 私は 迷わず
F.F.をお勧めする
釣り上げる事を 失敗しても 成功しても 自分の責任であり
できる事であれば そうした場面でも 微笑む事ができれば
もはや その方は F.F.マンといっていいだろう・・・・・

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