「<<第5話 病院デビューのルイちゃん・その2>>」
ルイストーリー
前回までのあらすじ
子猫を拾った私は、お風呂場でシャンプーをした後、
お腹をすかしている子猫にミルクを飲まそうと頑張るが、
なかなか飲まない。仕方なくそのままダンボールに入れました。
明日は病院…さてさて…どうなることやら…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
朝ほんの少し、どたばたしたが、無事に病院に間に合いました。
<9:00開院の5分前>
二人で息をいらしながら、買ってきたサンドイッチを食べようとした時、
大型犬を連れた男の人が病院にやってきました。
はっきりいってサンドイッチを食べたい…でも…食べづらい…
その犬は、
ジーっとサンドイッチ見つめているからです……(T_T)
しかも、私の背中にあるリュックには子猫(怖がりの)がいる…
…気づいているのか、いないのか…
食べ物を見て尻尾を振り続けている……やはり食べづらい……
(犬は好きだけど…食べてる所を見つづけられると……ちょっと困っちゃうな…)
と思いながら夫を見る。夫も同じ事を思ったのか、私の顔を見る…
沈黙のまま二人とも犬の横を蟹歩きで通り過ぎた。
なんとなく犬が気になった私は、振り返ってみた。
「食べ物がなくなった!」というかのように辺りを嗅ぎ始めた……
(あの場を離れて正解だった!!)
と、ついつい思ってしまった私。)^o^(
お腹がすいていた私達は、あっという間にそれを食べて、
病院のところに戻っていきました。
犬は……
「食べ物!!」という感じで尻尾フリフリ、お鼻クンクン…私達の周りをウロウロ…
可愛いんだけど…こう、あからさまだと……ちょっと悩んでしまう……
触りたいが、後ろには子猫がいるし……
「わーん、板ばさみだー」
犬好きの私としては結構辛かった。
…そうなのです。私は、動物が好きです。特に犬が1番好きなのです。
(この子猫を飼うまでは。)
今まで子猫を飼ったことがなかった私は、猫という動物に
偏見
を持っていました。
例えば、3日経てば買主をも忘れるとか、
人を馬鹿にしたようにのさぼり歩いているとか
家の生ごみを散らかし回っているとか、いろいろ…
今までが、「猫」というのを飼おう思えなかったので、最初はこの子猫もそうでした。
(ごめんねールイちゃん)
9:00になり、病院の中で子猫を診察してもらう時も、(診察が終わるまで犬は外です)
「買主を探しますので!!」
と言って診てもらったぐらいです。
あの時は本当にかわいそうなこと言ったなーと反省しています。
(この状態が2週間続きますが、それは後程…)
病院で診察してもらおうとリュックから子猫を出しました
……振るえる振るえる…すごい振るえよう……
哺乳瓶の乳首を飲み込んだ事、交通事故(だと思う)で脚が(腰が)おかしい事、
異常なまでに怖がりな事、怖がってミルクも飲まない事などなど…事細かに説明しました。
獣医さんは
「ゴムはウンチから出ますよ。それと、野良の場合、人を怖がるのは当たり前。
餌は、人がいないときに勝手に食べるから、ほっといて大丈夫。問題はウンチが
シッカリと出ないと内臓をやられている事になりますから」と教えてくれました。後は…
歩行……です。診察台から下ろされた子猫は…パニック状態で走り回る…
…壁に頭を打ち付け、床に鼻から突っ込んでいったり……悲惨である…
獣医さんもみかねて…
「もう…もういいわ。リュックに戻して挙げましょう。かわいそうだから……」と
子猫を捕まえようとするが…捕まえられない
……そう、この子は見かけによらず、すばしっこいのである…
(単なる、何処に行くか予想出来ない所で、こけたり、
ひっくり返ったりするからだと私は思います)
時間をかけて、この子を捕まえ、ノミ取りのスプレーをしてもらいました。
「恐らく生後2ヶ月頃ですから、注射をして、(事故での)
麻痺を軽減させる薬を出しましょう。
…それから…哺乳瓶は必要無いわよ…もう…歯が生えてるから…」
と言いいながら、処置をしていただきました。
(……なっにー!! 必要無いんかい!!! 買い損だ―)心の叫び…
…最後に……
「先生、この脚は治る見込みはありますか?」と尋ねると、
「事故であれば、直る可能性はあるわよ。それと5日後、
再度診察に連れてきてね」と言いました
私達は、複雑な思いで家に戻りました。
(拾ってきた時、メスだと思い込んでいたが、
獣医さん曰く、「オスです。立派なオスです!!」
と念を押されました)笑(^0_0^)/
つづく

0