じゃあ、脱いでよ。
表情も変えずに唐突に言う男。優しさも無いけれど、興奮しているようにも見えない。
世間話の流れで不意に言われても、私の身体は固まったままだ。
本当にしたいの?してもしなくても良さそうだけど?
適当に扱われてるような不快さよりも疑問が強かった。どれほど女に困ってなくても、二人きりで部屋にいればどうにかその先に進むよう努力する。それが男という性だと思っていた。
してもしなくても良いならしようよ。だから脱いでよ。
欲情した目では無く、観察してるかのような目で見られて、私は妙な意地になっていた。
誘うように、焦らすように。ゆっくりと脱ぐ。視線は決して外さずに。

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