和尚の師匠の通夜や密葬の他に、PTAの資源回収、息子の全日本少年サッカー大会の予選等があり、ばたばたとした数日がすぎて行った。
密葬の日、台所のお手伝いをさせていただいたのだが、ご住職が他のお手伝いの方に紹介してくださった台詞が・・・
住職殿:「ここのお寺の和尚は、亡くなった和尚の一の弟子だから、わしからすれば、この人(私)は、妹見たいな人なんじゃ!」
私の心の叫び(笑):「妹と言ってもらえるなんて、何と光栄な!でも、ちょっと待てよ〜住職さまと私は20歳も違うんだよね〜。でも、弟弟子じゃあ、妹になるよな〜。住職さまの、長男さまとは、5歳ぐらいしか違わないのにさ。」
住職殿:「ところが、いつもわしはやり込められるんじゃ!」
私の心の叫び:「ん?これじゃあ、私が立派なご住職さまを、虐めてるみたいじゃないの?でも、時々ブラックユーモアで、いじってるかも(笑)」
この紹介が良かったのか?台所の女性陣には、優しくして戴いた。と言ってもそのうちのお二人は、まだ私が若かりし頃(笑)、このお寺の開山忌での手伝いで面識があったので、今更、素性を隠しようもなかったのだけれど・・・
台所で過ごす時間は、いろいろな話で気も紛れるけれど、式になるとやはり感極まり、ご住職の挨拶や、出棺の折には、止めどなく流れる涙をこらえることが出来ず、本当に居なくなってしまったことを実感させられてしまった。
「何が何でも、生きといてもらわんと・・・」と言われていらっしゃった奥様には、かける言葉がなく、それでも手伝いが済んで失礼する段になり、挨拶に伺うと、
「しゅんさん(うちの和尚)には、運動会の様に走り回ってる合間に、すれ違いざまにしか挨拶してないけど、よろしく言っといて」と、痛い足をかばいながら、見送りに出て来てくださった。
私たち家族を、いつもニコニコと出迎えてくださった師匠ご夫妻の温和な笑顔が、もう揃わないのが、何より辛い。

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