2011/7/30

小梅の誕生日  小梅のいちにち

今日、7月30日は小梅の誕生日です。


ほんとは一緒にお祝いしたかった。
そう出来ると信じていました。


小梅がお月様に帰った日のことを少し書きたいと思います。

まだまだ辛いけれど、この気持ちを忘れないためにも、
ブログに残そうと思います。

暗い記事になってしまいますが、ご勘弁下さい。



+ + + + +


7月4日、月曜日。

会社に行く前。普段と同じように流動食と薬を飲ませました。
その日はいつもよりさらに元気がないように感じて、
仕事を早く切り上げ退社しました。
お土産にパイナップルジュースを買って。

そして家に着くと、小梅はもう歩くどころか
自力で立ち上がることもほとんど出来なくなっていました…。

朝はまだ立って歩いていたのに、そのあまりの急変ぶりに愕然としました。
私は泣きながら小梅を撫で続けることしか出来ませんでした。


2時間ほどそうしていたでしょうか。


流動食はもちろん、薬を飲ませることも出来そうにない状況でしたが、
もしかしたらジュースは飲むかもしれない、と思い、
買ってきたパイナップルジュースをスポイトで取り、口元に近づけてみました。
そしたらすごい勢いで飲もうとするのです。

それがすごく嬉しかった。

うつぶせの状態では飲みづらそうだったので、一度抱き上げ、
飲みやすいようにしてジュースを飲ませました。



大丈夫、小梅はまだ生きようとしている。

きっと朝になったら元気になってる。


そう言い聞かせるように、ひたすら撫で続けました。

けれども小梅の胸に耳を当てると、
元気な時はものすごい速さで脈打っていた心臓の音が
明らかにゆっくりになっていました。

私はその事実から目を背けながら奇跡が起きることを祈っていました。


ソファの上に小梅を乗せて、ずっと撫でていましたが、
日付が変わり、夜中の1時頃、いきなり立ち上がって
ソファの端に置いていた枕の上に飛び乗りました。

危ない、と思いあわてて小梅を元の場所に戻しました。

けれどもそれを何度か繰り返すのです。


落ちたら大変なので、小梅を奥の部屋に移動することにしました。
マットレスの上に小梅を寝かせ、また撫で続けます。


そして3時頃。

さっきと同じようにまたいきなり立ち上がったと思ったら、
マットレスから降りて、でも歩けないのでころんっと横になって
ジタバタしてしまいました。


「どうしたの、小梅」


そう言って抱き上げてマットレスに戻しました。


すると横になったまま大きく何度か息をつき、

そうして、呼吸が止まりました。



動かなくなった小梅。



いやだ。帰ってきて。一人にしないで。





しばらく大声で泣いていました。
絶望でした。



さっきまでゆっくりでも動いていた心臓の音が、
ぴたりと止まってしまいました。
それを何度も確認しては、何度も泣きました。


そこから数時間のことはあまり覚えていません。
ただただ泣いていたような気がします。



翌朝…というか気付いたら明るくなっていましたが、
後輩に会社を休む連絡を入れました。


そしてペット火葬の会社に連絡をし、その日のうちに出張してもらえることに。


方式は個別火葬で、拾骨も遺族が行えるものにしました。


けれども私が何度も思ったことは、
小梅を火葬になんてしたくないという気持ちでした。

まだ小梅はそこにいるのに。
骨だけになるなんて絶対に嫌だ。


しばらくこのまま過ごしちゃダメだろうか。
なんてことを思ったりもしました。

亡くなったことはもちろん理解しているのに、
肉体がなくなってしまうということにとても抵抗がありました。


そうこうしているうちに葬儀の時間はやってきました。


私がすごく救われたのは、その葬儀会社の方がものすごく親切だったことです。
とても物腰の柔らかい方で、ショックでまともな対応が出来ない私にも、
本当に丁寧に接してくれました。


小梅を火葬する台に乗せ、一緒に火葬にしたいものはありますか、と
おっしゃってくださったので、
小梅が大好きだったドライフルーツを周りに敷き詰めました。

お月様でいっぱい食べるんだよ。


そして最後に小梅を撫でて、お別れをしました。
「ありがとう」としか言えませんでした。


拾骨も終わり、部屋には骨壺だけが残りました。


部屋から小梅の姿がなくなり、私の中でとても大きい穴が開きました。


今でも朝晩、フードとお水を替えています。
四十九日まではそうしようと思っています。


お経には、次のように記されているそうです。

「生命が肉体を去った後、次の生存に入るまでの状態が
最長四十九日の中陰(中有)で、我々の肉眼では見る事はできませんが、
目、耳、鼻、口、身、体、意識があり、食べ物を食べる事はありませんが、
その「香り」を食べると言われています。」


「香り」を食べる。

なんだかその言葉がすごく印象に残りました。


ここ最近は自力でご飯を食べることがほとんど出来なくなっていた小梅。
お腹がすいていても、痛みで食べられなかった小梅。
今は痛みもなく、お月様で好きなものをいっぱい食べているのでしょう。

たまにはうちの「香り」も食べに来てね。



四十九日を過ぎたら納骨します。

それで気持ちの区切りがつくわけではないけれど、
私を心配してくれる周りの人たちのためにも、
少しずつ元気にならなきゃな、って思います。


今回のことでは家族や友人にとても心配をかけてしまいました。

けれども、みんな本気で小梅を悼んでくれているのが伝わってきて、
本当に嬉しかったです。


小梅は、うちの子で幸せだったかな…?と考えるととても苦しいです。
一人暮らしで、特にここ数年は残業が多く、
平日は家にいる時間がとても少なかったので、
寂しい思いをいっぱいさせたと思います。

その分休日は極力出かけずに、小梅との時間を作るようにしていましたが、
寂しかっただろうなあ…と思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。


後悔はたくさんありますが、「小梅を看取りたい」という願いは叶いました。


以前も書いたかもしれませんが、
小梅をひとりで死なせたくない、という思いがとても強かったんです。
普段寂しい思いをさせてるんだから、最期の時は絶対一緒にいたい。

でもこんな生活を送っている以上、それが難しいこともわかっていました。
会社にいる時間の方が長いんですから。

けれども、ちゃんと見送ってあげることが出来ました。

もし、家に着いた時に小梅がもう亡くなっていたら、
私の後悔は今よりもっと激しいものになっていたでしょう。

きっと小梅はあの日、待っててくれたんだと思います。

私の後悔を、私の涙を、ひとつ減らしてくれたんです。


+ + + + +


小梅はひいき目なしに本当に可愛くて、人によく懐き、
会う人みんなに愛されました。

そんな小梅と10年ものあいだ一緒にいられたことが、私は本当に幸せでした。

小梅と出会えて良かったと思います。


小梅、ありがとう。

7月30日はこれからも毎年お祝いするからね。

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2011/8/30  22:40

投稿者:maki82

Facebookで小梅ちんのこと教えてもらって、久しぶりにここに来ました。
小梅ちんの最後の様子が、ここで読めてよかった。

私が福岡に帰る前から、小梅ちんはもうおばあちゃんなんだよねーって言ってたよね。
だけど、時々ここで小梅ちんの写真つきの記事を読んで、病院行ったんだー、とか、相変わらずかわゆいなー、とか、なでなでしたいなー、とか(笑)思いつつ、元気に過ごしてるんだろうなって思ってたよ。
だから、こんなことになってたなんて、ほんとにびっくりしました。
ウチの冷蔵庫の壁には、未だにcubeちゃんからもらった小梅ちんの写真が貼ってあって、はじめてウチに来た人なんかには「かわいいでしょ♪」って紹介(笑)してるんだよ〜^^
小梅ちんは、cubeちゃんと一緒に暮らせて、めちゃめちゃかわいがってもらって、私みたいなFANまでいたんだから^^絶対最後まで幸せだったよね♪
今頃きっと、cubeちゃんが入れてくれたドライフルーツやケーキも、食べ放題だよ!^^
あぁ、ゴメン。なんか私が泣けてきちゃった。
でもでも、私も小梅ちんに癒された一人として、小梅ちんに感謝しつつ、安らかに眠ってもらえるよう、心から祈りたいと思います。

2011/8/7  14:01

投稿者:cube

→ナミさん
ありがとうございます。
うさぎの平均寿命を何年も超えて私のそばにいてくれた小梅。
私も、もっとずっと一緒にいたかったです。。。

小梅は毎日「香り」を食べに来てくれているでしょうか^^
もしそうなら本当に嬉しいと思います。
小梅が私と一緒にいて、少しでも幸せだったと感じてもらえたならいいな、と願わずにはいられません。
少なくとも私は小梅と居られて幸せだったので。。

2011/8/7  14:00

投稿者:cube

→あさみさん
ご無沙汰しています!
お元気でしたでしょうか?
こちらこそあさみさんのブログにお邪魔出来ずにすみません。

たいちょちゃん、うさぽんちゃん、そしてふわりちゃん…。
お別れは本当に辛かったでしょう…。
特に若くして亡くなってしまった子に対しては特別な思いがありますよね。
いつか小梅のことを笑って話せる日が来るといいな、と思います。
あさみさんもまだまだ辛いのに励まして下さってありがとうございます!
またブログ遊びに行かせていただきますね^^

2011/8/7  11:52

投稿者:cube

→めけさん
ありがとうございます。
本当に、あの日待っていてくれたんだなぁ、って思うと、
小梅の優しさといじらしさにまた涙が出てきてしまいます。
来年も再来年も、ずっと小梅の誕生日はお祝いしようと思います^^

2011/8/7  11:49

投稿者:cube

→snowさん
ありがとうございます。
ケーキは小梅が大好きだったフルーツがいっぱいのタルトにしました^^

本当に、あの日の小梅の状態を考えると看取れたのは奇跡だと思います。
まだ悲しみが癒えたわけではありませんが、
「飼い主に看取られるのがペットたちの一番の幸せ」
というsnowさんの言葉、とても嬉しかったです。
寂しい思いばかりさせてきましたが、最期だけは一緒に居られて本当に良かったです。
私も小梅と過ごせて本当に幸せでした。

2011/8/3  21:31

投稿者:ナミ

小梅ちゃん、お誕生日おめでとう。

小梅ちゃんはcubeさんが大好きなんだな。
一緒にいたかったんだなっていうのがとても伝わってきます。

「香り」を食べる。
cubeさんのお話を読んでそういう事だったんだとわかりました。
今頃はおいしく香りを食べてむちむちになっているでしょう。
小梅ちゃんのことだから、毎日ご飯を食べに来ていますよ!
お互いに一緒にいて幸せだった、そう思えることがとても幸せですね。


http://harutofuyuto73.blog.shinobi.jp/

2011/7/30  23:57

投稿者:あさみ

ご無沙汰しています。
自分のブログ更新もままならずお友達ブログ巡りも全然で・・・

小梅ちゃんたいちょと出会えたかなぁ・・・
お誕生日のお祝いみんなにしてもらってるね!
お誕生日おめでとう^^

私は3うさとお別れしましたが今でも最期の時は忘れられません。
小梅ちゃんとの10年。
いつか笑って話せる日が来ますよ^^
そのときは小さい頃のお話などなど聞かせてくださいね^^

2011/7/30  23:34

投稿者:めけ

小梅さま、お誕生日おめでとうございます。
cubeさまの思い「小梅さまの最後に一緒で居たい…」ってわかります。
cubeさまの帰りを、待っていてくれたんでしょうね。
小梅さまは、本当にできた子です。
優しくて愛想のいい舐めうさで…。
来年も、お誕生日をお祝いしてくださいね。

2011/7/30  20:36

投稿者:snow

小梅ちゃん、お誕生日おめでとう。

きっとお月様から見ていてくれるでしょうね。
ケーキの香り・・・食べられないけれど、甘〜いい「香り」だと思っているはず^v^

もう、涙なしには読めません・・・
小梅ちゃんとcubeさんの様子がありありと浮かんできて。
cubeさんが願ったとおりの奇跡は起きなかったけれど
でも、いつもお忙しかったcubeさんが、
小梅ちゃんと最後の時間を一緒に過ごせたのは
やはり小梅ちゃんが起こした奇跡だったのかな、と思います。
飼い主に看取られるのが、ペットたちの一番の幸せだと
聞いたことがあります。
小梅ちゃんはやっぱり優しい子で、
そして、本当に幸せな子でしたね。


http://chocosnow.exblog.jp

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