2008/5/8
久々に漫画を更新できましたっ!ばんざーいばんざーい♪
そしてふたご幸せ物語最終回!・・のつもりだったのですが、
長くなり過ぎたので二回に分けることにしました・・うぅ・・
というわけでその後編7です。
(俺は・・最低の人間だ・・・)
見回すとそこは、双子をよく遊びに連れて来る公園だった。
息切れがし、引っ掴んで来た上着を持つ拳が震えた。
夜空に輝く星々を見上げれば、その澄んだ光に自分の汚さを思い知る。
こんな自分はもう、あいつらと離れた方がいいのかもしれないーー
上着を羽織りながら深い溜め息を吐いた時、遠くでぱたぱたと
駆ける音がした。
街灯の向こうを見遣ると、闇の中に小さな二つの人影がうっすら浮かぶ。
泣きながら俺を呼ぶ声が微かに、しかし確かに聞こえた。
聞き違えるはずもない、その声は。
「ぇぐ・・っ、くろ、くろたぁーん・・!!」
「ぅ・・ひっく・・、くろ、たぁーんっ!!」
目を凝らすと、双子達が泣きながら俺を探していた。
沈黙に包まれた真っ暗な公園は、彼らにとって恐ろしくてたまらないもの
だろうのにー
「ファイ、ユゥイ・・っ」
「みつけたぁっ!!」
「くろたぁーん!!」
思わず呼び掛けた声に二人は気付き、小さな身体で一生懸命
駆けて来た。泣き腫らし目元を赤く染めた双子を、しゃがんで
腕を広げ抱き止める。
「っ、おまえら・・」
暗い中探し回ったせいで何度も転んでしまったらしく、細い膝は
泥だらけになり、幼い手のひらは擦りむき血が滲んでしまっていた。
「う・・ひく・・黒たん、ごめん、なさい・・!もうわがまま
いわない、よ・・ひとりでおふろに、はいるから・・っ」
「ひとりで・・おきがえするし、ひとりで、おねむする・・えく・・っ
だから、どこかへいっちゃ・・やだよぉ・・・!」
ぼろぼろと涙を零しながら、細い腕で必死にしがみ付いてくる
小さな双子。自分達の我侭で俺が怒り出て行ったのだと、誤解させて
しまったのだと気が付いた。
(・・俺、は・・・)
突然飛び出したりしたせいで、その小さな胸をどれだけ傷付けたろう。
こんな闇の中あてどなく俺を探すのは、どれだけ不安だったろうか。
転んで傷付いた白く薄い皮膚に、胸が痛む。
「・・違う、おまえらは何も悪くねぇ・・。ただ俺は、自分が
許せなかったんだ・・」
胸の中で泣きじゃくる双子を安心させるよう、両腕でしっかり
抱き締めた。徐々に落ち着きを取り戻した2人は頬を涙で
濡らしたまま、あどけなく小首を傾げる。
「・・じぶん・・・?」
「なんで・・?」
「・・俺は本当に、おまえらを幸せに出来るのか。
それが分からなくて、家を出たんだ・・」
誰よりも何よりも、愛しい双子。大切にしたい。
そして・・自分のものに、したい。
心の底に醜い欲望を隠す俺が、彼らを幸せに出来るとは思えなくて。
すると双子の小さな手が、俺の服をぎゅっと掴んだ。
「黒たんが、ファイたちのしあわせなの!!」
「だから、どこにもいかないで・・・!」
叫ぶような言葉と共に、大きな瞳にまた透明の涙が溢れ出す。
双子はしゃくり上げ、俺の胸に小さな頬を摺り寄せた。
つづく。次回こそ最終回!
拍手ありがとうございました!
>KAZUさま
マガジン感想楽しんで下さってありがとうございますvv
ああ、KAZUさまの作られた動画、何度見てもいいですねええvvv
>琴野さま
ふたご幸せ物語、最終回のつもりが・・次こそ最終回です(汗)。
サイトいつも楽しみにしてますぅ♪モコナのラブ2大作戦!
和んで萌えましたvv日記もいつもすっごく面白いですvv
これからも楽しみにしてまーす!!
>銀鷹さま
漫画へのコメント、ありがとうございます!本当にお忙しそうですが、
そんな中小説アップして下さってうれしいですvvまた感想メール
お送りしますねvv
>いまさらですけど、DVDネタです
思うにお姫様抱っこは、原作では読者に見えない所でしていた
のではないでしょうか!ほら一応少年誌だし、二人のラブは
こっそりとvvDVDは真のツバサファンが見るので、真実を披露して
下さったのです♪そしてさらにDVDの見えない所では多分、
もっとスゴイ黒ファイが展開されていたに違いない!(笑)
その辺は、うちらの眼力で見破るしかないね!!(妄想とも言う)
投稿者: koorinoasikase
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