まあ、自分で言うのもなんだけど、ホンキで料理をすればそれなりのものは作れる!(と勝手な自負ではあるけれど)。料理は何といっても想像力がものをいい(極度の空腹時は、「妄想力」が右脳を占拠することもあるけれど)、そんな想像力を刺激してくれる本と出合えたときの感動は、とてつもなく大きいものです。
そして、週末にすてきなエッセイと出合った!
「ぜいたくなひとりごはん」
石渡希和子著 すばる舎(1400円)
おもしろくて、あれよあれというまに、一気に読んでしまった。
表紙はカフェ的なセンスをイメージさせるレモンイエロー。帯のコピーはこんな感じ:
ひとりだけの食卓は、
アイディアと
行動力と
遊び心でつくる
※ じつはこれって英語学習の取り組みにも同じことがいえます。(おっと職業病。。。)
著者の石渡さんの文体には、やさしさとユーモアがあふれていて、私は何といっても彼女の擬態語にはまってしまったのです:
「鍋の中を大胆に“ワシワシ”とかきまわす」
いいでしょ!
ちなみに、こんな表現もあり:
「わかめはどんぶり鉢で、ずるりぞろり」 (P68)
「にょろにょろぬるりとした食感」 (P90 玉ねぎとえのき茸のお味噌汁)
「おいしいポタージュに思いをはせて、グガッーっと」 (P114 バーミックスを使う)
「ほっほっ、きゅっ、きゅっ、ほっほっほっ」 (P166 5秒でおにぎりをにぎる)
タイトルにあるとおり「ひとりごはん」の本なので、一人暮らしをエンジョイしている人はもちろんのこと、家族と暮らす人たちも楽しく読めると思いますよ。一人で食べても、二人で食べても、食べること自体は自分と向き合う行為ですからね。
私も若かりし頃は、面倒臭がって食事が完全に「エサ化」している時代があった。当時、この一冊と出合えていたら、おそらくはちゃんとしなきゃと思い改めただろうなぁ〜。まぁ、以前と比べ、今は野菜中心の「マトモ」な食生活になったけれど、それでも食に対する感謝の気持ちをつい忘れそうになった時(忙しさにかまけて。。。)、こういった本を読み返すことは大切だと思う。
この本はあなたの食生活を図る物差しでもあり、磁石のいらずの羅針盤といえましょう。
ほんわか、やさしい気持ちになれる一冊です。
そして、P28の「羊と一緒のコーヒータイム」に出ていた「ラムラム」をさっそくネットで注文してみようと思います。(今、村上春樹の「
羊をめぐる冒険」を読んでいるので、ちょうどヨイ・タイミング!)

(この子がラムラム)
http://www.rum-lamb.com/okashi/page023.html
(三月の羊のURL)