ふと書店で表紙が目につき、購入した。
RPGでラスボスが絶対に倒せず、ラスボス戦に負けると
プレイヤーが意識不明状態に陥ってしまうという呪いのゲームを
テーマにしたホラー小説。
普段はホラーには全く触れないのだが、RPGがテーマだったし、
表紙が気に入ったので購入して読んでみた。
・・・苦笑いが止まらない作品だった!
作品の中で描かれているRPGがドラクエ2だ(笑)
著者の人、RPGってほとんどやらないというか、
やりこんでないんだろうなーと思った。
個々の描写がどれもこれも古臭い。
ってかファミコンの描写だ、それは(笑)
著者の年齢は私よりも何歳か若いのに。
勇者が仲間を率いて、魔王ザンギエスを倒すために冒険をする!という
プロット自体が懐かしすぎる。
しかもボス戦では仲間たちが離脱してしまい、ボスと勇者がタイマン!
呪文を仕えない勇者は攻撃と回復薬のアイテムしか使えない!
・・・勇者というかライアンだ、そいつは(笑)
ラストダンジョンの塔が5階建てって低すぎるだろ(笑)
「勇者のヒットポイントは2000である。
魔王のヒットポイントは恐らく2倍の4000くらいであろう」
ラスボスのHPがPCの2倍しか無いゲームって知らないのだが(笑)
1桁間違ってんじゃないのかと思ったが、倍と書いてるので仕方ない。
そんな見立てでゲームする奴を寡聞にして知らない。
「このゲームには裏技があるんだよ」
久々に聞いたよ!裏技って!(笑)
チートコードとかのことを言ってるんだろうけど。
RPGの描写が余りにもファミコンテイスト満載なので、
オールドゲーマーは目じりが下がるかもしれん。
本筋のホラーの描写は・・・これって本当に売れてる作家なのか?と思った。
序盤はニートの主人公のクズっぷりが遺憾なく発揮されているが、
(女の子に金を無心、ファミレスチケットで買収されるetc)
中盤以降はただの誠実で実直な探偵さんと化している。
ってか中盤以降はただのいい人だ。
予測できない結末と帯にうたってるが、
単に終盤に突然犯人の関係者が登場して
洗いざらい事件の真相につながるネタをばらしていくだけだ。
読み終えてからAmazonの書評を見てみたら、
同感するものが多かった(笑)
全く持ってオススメに値する作品ではないが、
自らに流れるクソゲー愛好家の血を騒がせる作品であった(笑)