キャリアオイルに加えるのは、ちょっと相応しくありませんが、
でもアロマテラピーを楽しむとき、いろいろなシーンで
とっても働きモノの、透明液体をご紹介します。
とてもクリアで透明な、この液体。
正体はなんでしょう?
とろっとしたシロップのような、無色透明・無臭な液体は、
グリセリンです。
薬局などでも簡単に入手できますが、さてこのグリセリン、
よく「植物性」など、わざわざ記載されているものもよく見受けられますね。
原料がパーム油、やし油などからできているものをあえて「植物性」としているところと、
「薬局方」とあるグリセリンには、特に表記していない場合があります。
では「植物性」でなければ、ナ〜ニ?と思いませんか!?
植物性ではないグリセリンは、石油系の原料(プロピレン)から合成して作られます。
グリセリンは、湿潤剤や薬物の溶液として用いられ、天然のものと石油から合成されるものとの2種類あり、天然のものは1779年Scheelがオリーブオイルの分解産物から発見したもの、また化学合成のものは1938年にShell Chemical が石油から合成する方法を開発したとされます。
天然のものは油脂の成分として大量に産し、石けん製造の副産物として得られます。(こういった記述は、手づくり石鹸のサイトなどでもよく見受けられますよね〜)
合成のものは工業的には石油系の原料プロピレンから合成されて作られます。
グリセリンは構造式(一次)HOCH2CH(OH)CH2OHで表され、この段階にまで精製されると、植物性油脂や動物性油脂との区別がなく、同じモノとなるようです。
従って、植物性か動物性、工業性。。。どれがいいの?で迷っている場合でも、こうした精製により区別はないといえるようですね。
現在、グリセリンに関わる規定は、食品、化粧品、医薬品、工業用などがありますが、合成グリセリンだから、食品、化粧品に使ってはいけないことはありません。
従って、いずれの規定にも区別はされていません。
ただ、人によれば、両者で臭気、味が違うことを判別できるそうです。
このような事実から、化粧品メーカーでも、天然を使うところと、合成を使うところがあるようです。
というのも、これまでグリセリンの品質は一定とはいえず、さまざなまグレード差が生じていたため、業界ごとに必要とする規格を決めていたんですね。(これが現在の規定になっています。)
しかしその後、品質は大幅に向上し、現在ではどこのメーカーでも、ある1品種の良質なグリセリンをつくり出荷しています。
こういった経緯を経て、ネットや薬局でも簡単にグリセリンは入手できます。
メーカーによっても異なるので、もし植物性にこだわりようなら、
ネット店での商品説明や、薬局で聞いてみてもいいかもしれませんね。
さて、このグリセリンはどんなことに使えるでしょう?
1)
化粧水に
しっとりした保湿化粧水が作れます。
詳細は05/12/9の記事『
化粧水&オイルの希釈/プロブレムスキン』その4で。
2)
衣類のシミ抜きに
油性の汚れも、水性の汚れにも、どちらにたいしても、使えるのがグリセリンのいいところ。
衣類についたシミに、グリセリンをしみこませて、軽くもんでみてください!
それで落ちにくい頑固なシミは、グリセリンに重曹も加えます。
しばらくそのままおいて、汚れがうきあがってきたら、他の衣類と一緒にお洗濯します。
3)
バスフィズに
重曹・クエン酸・コーンスターチ・お好みの精油で、シュワシュワの
入浴剤をつくるときにも、少しだけ入れてつくるといいですね。
4)
歯磨きペーストに
重曹・グリセリン・お好みの精油で、練り歯磨きができあがり♪
ペパーミントや
スペアミント、ハッカ油などでつくると、
とってもすっきり歯磨きになります。
5)
手肌のあかぎれや唇の荒れに
そのまま薄く塗布するだけ。
他にもクリームづくりにも加えることができます。
安くて便利なグリセリン。
これも1本、家庭に常備しても便利ですね。
※今回のグリセリンは、Kさんにいただいたものです。
Kさん、ありがとうございます。
いろいろな用途に使わせていただきますね。