クリスマスの季節になると、この精油が主役かもしれません。
なにしろイエス・キリスト生誕のエピソードに登場する、というのですから。
その精油の名前は、
フランキンセンス。和名は乳香、別名をオリバナムといいます。
旧約聖書にも、キリスト誕生の時、東方の三賢者から使者が、フランキンセンス、
ミルラ、そして黄金を贈ったとされます。
その中で、イエス・キリストが手にしたモノが、
フランキンセンスだっと言われています。
この賢者の贈り物が、今のクリスマスプレゼントの起源とされています。
ある意味、黄金よりも価値のあるモノだったのですね。
フランキンセンスを表すキーワードは「平安・沈静・再生」でしょうか。
フランキンセンスは、樹脂から抽出される精油で粘度が高いのが特徴です。
体にたいしては、皮膚や粘膜の炎症に働きかけるため、特に呼吸器系にオススメです。
咳や痰、鼻風邪、気管支炎、喘息、咽頭炎、息切れなど、粘膜の炎症を穏やかに鎮めてくれるのです。(
ティーツリーなどのクリアな精油は、穏やかな鎮静というよりも、抗菌・殺菌・抗ウイルスといった働きになります)
その他にも「粘膜」をキーワードに、生殖器関連(出産・産後など含みます)、泌尿器系、消化器系では消化不良やげっぷなど、幅広く活躍します。
肌にたいしては、
ネロリとならび、女性にとっては涙がでるくらい嬉しい「シワ予防」に効果的であることが知られています。
そのため美容分野では、乾燥肌・敏感肌・老化肌、また皮脂バランスと、くまなく網羅するうえに、収斂・消炎・傷跡修復などにも。
若々しい美肌を目的とした贅沢なクリームをつくるときには、この
フランキンセンスは、絶対必需品になるほどです。
心にたいしては、この精油が古来より、寺院などで宗教儀式などの薫香として珍重されたことからもよくわかるように、心の不安取りのぞき、平常心へと導き、さらには平安な心地さえもたらすのです。
穏やかな、満足感が心いっぱいに広がる、そんなイメージが
フランキンセンスの真骨頂といえるのではないでしょうか。
そうやって考えると、日本におけるクリスマスはまさしく、Happyなイベントとなりましたが、イエス・キリストの時代に想いを馳せ、ひとつの荘厳な宗教儀式として捉えるにも最適な精油かもしれませんね。