2008/5/30
「プロパガンダ・七つの情報操作」
情報操作とはINFORMATION CONTROLではなく,MEDIA MANIPULATIONである。情報操作により誤った結論が導かれ,それに基つ”いて対象者が行動するというのは情報操作の一番顕著な影響であり危険性である。
ぬかりがないようにしようじゃないか♪
かつてリースマンの「孤独な群集」という本を学生時代に読んだことがある。いわゆる群集心理である。現在でも通用する示唆に富んだ本である。マスコミ,新聞など全ての報道にはフィルターがかかっていることを知るべきである。現在それらがつくりあげるものがいわゆる「世間の法律」となっているのも事実である。とくにインターネットが普及してからは顕著であり,WWWとはWORLD WIDE WEBという意味で世界中がくもの巣状態になっていることであり,権力者にとってこれほど都合のいいことはない。
コロンビア大學ミラー教授によるプロパガンダ・7つの方策に関連して,九月11日のテロを当てはめてみよう。
1.NAME CODING(命名)
攻撃したい敵に対してレッテルを貼る。悪の枢軸など....イラク・北朝鮮・ビン・ラディンなど。
合言葉は「テロの復讐」

2.華麗な言葉による普遍化
REMEMBER パール・ハーバーに見られる米国伝統の手法「FIRST BLOOD」決して殴るな,しかし殴られたら殴り返せ。ユダヤのラビが普及させた「タルムード」の教えでもある。自らの行為を誰もが認めざるを得ない普遍的価値と結びつけることで,米国は米国市民,自由,民主主義を守るという口実をつける。今回はREMENBER 9.11である。テロに対する徹底的な戦い。ブッシュがこれは「戦争である」と宣言した。これはマッチ・ポンプ伝統のやりかたである。
3.転移
自己の行為を正当化すること。ペンタゴン(米国防省)という中枢部までが攻撃の対象になったことをでっちあげる。戦争は当然という理論。WTC7まで崩壊したと報じた。それほどまでにテロの巨大さを強調する。(実際にはブッシュファミリーのビル爆破会社が仕組んだ茶番だが,このビルのオーナーは直前にこのビルを買い,保険金で資産を10倍に増やしたことがバレてしまった。)参考までに:九月11日の直前の九月8,9日WTC2で事前通知の大規模停電が起こった。これでおわかりでしょう。
4.証言利用
被害者の証言などで自らの説得力を高め正当化する。ビル崩壊,ハイジャック機からのにせ携帯電話での録音,被害者の悲しみの声,そして世論を味方にしていく。

5.平凡化
自ら事故現場まで足を運び,庶民の味方であるように装う。

6.CARD SHARP(いかさま)
都合の良い情報を喧伝し,都合の悪い情報には報道管制をしく。ペンタゴン攻撃写真はすぐさま報道管制が敷かれた。
一般航空機用のJT8Dをつけ遠隔操縦でペンタゴンに突っ込んだ戦闘機A-3SKYWARRIOR

現在ではミサイル説が裏付けられている。
AA77便に見せかけた戦闘機の残骸。

7.BAND WAGON(楽隊)
あたかも世の中の趨勢であるかのごとくに喧伝する。それはパイド・パイパー的喧伝でもあり,大衆を引っ張って行く。
Rumsfeld:Why not another 9.11
http://www.whatreallyhappened.com/
In a newly-released tape of a 2006 neocon luncheon meeting featuring former War Secretary Donald Rumsfeld, attended by ex-military "message force multiplier" propaganda shills Lt. General Michael DeLong, David L. Grange, Donald W. Sheppard, James Marks, Rick Francona, Wayne Downing, Robert H. Scales and others, Rumsfeld declared that the American people lack "the maturity to recognize the seriousness of the 'threats'" -- and need another 9/11.
Posted May 18, 2008 02:08 PM PST
Category: 911
Category: COVER-UP/DECEPTIONS
Category: DICTATORSHIP
ビン・ラディンはCIA工作員であり愛称はTIM OSMAN, CIA CodeはKim Osman。複数の信頼できるソースによると2001年12月死亡。
FOXNEWS.COM HOME > WORLD > NATIONAL
Report: Bin Laden Already Dead
Wednesday, December 26, 2001
E-MAIL STORY RESPOND TO EDITOR PRINTER FRIENDLY VERSION
Usama bin Laden has died a peaceful death due to an untreated lung complication, the Pakistan Observer reported, citing a Taliban leader who allegedly attended the funeral of the Al Qaeda leader.
"The Coalition troops are engaged in a mad search operation but they would never be able to fulfill their cherished goal of getting Usama alive or dead," the source said.
Bin Laden, according to the source, was suffering from a serious lung complication and succumbed to the disease in mid-December, in the vicinity of the Tora Bora mountains. The source claimed that bin Laden was laid to rest honorably in his last abode and his grave was made as per his Wahabi belief.
About 30 close associates of bin Laden in Al Qaeda, including his most trusted and personal bodyguards, his family members and some "Taliban friends," attended the funeral rites. A volley of bullets was also fired to pay final tribute to the "great leader."
The Taliban source who claims to have seen bin Laden's face before burial said "he looked pale ... but calm, relaxed and confident."
Asked whether bin Laden had any feelings of remorse before death, the source vehemently said "no." Instead, he said, bin Laden was proud that he succeeded in his mission of igniting awareness amongst Muslims about hegemonistic designs and conspiracies of "pagans" against Islam. Bin Laden, he said, held the view that the sacrifice of a few hundred people in Afghanistan was nothing, as those who laid their lives in creating an atmosphere of resistance will be adequately rewarded by Almighty Allah.
When asked where bin Laden was buried, the source said, "I am sure that like other places in Tora Bora, that particular place too must have vanished."
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情報操作
情報操作(じょうほうそうさ)とは与える情報(証言、記事、写真、映像)を制限したり、虚偽または虚偽にならない範囲で改変することによって、その情報を受け取った者が受ける印象や判断結果に影響を与えようとする行為。広い意味では、コマーシャルや比較広告などの商業活動も含んでいる。
第二次世界大戦ごろからラジオや映画などにより、効果的に行われるようになったが、行為自体は古くから行われている。かつてナチス・ドイツが独裁者あるいは軍部などの指揮の下、情報宣伝組織に行なわせたものが広く知られている。日中戦争時には大日本帝国と中国国民党や共産党などが情報戦の一環として行った。それは、現在でも広く行われており、アメリカ(イラク戦争における侵攻理由が典型的)、中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国が行っているものが広く知られている。独裁国家や戦時中における検閲は、例外なく情報操作を意図している。
日本やアメリカなど自由主義諸国では、政府のみならず、外国の影響エージェント、独自の目的を有する政治・宗教団体、非政府組織(NGO)、あるいは一個人ですら情報操作を行える環境にあり、情報操作は双方向性を帯びている。
文化間の基準や常識の違いに対する不見識から意図せずに、また情報が流布される時間が遅れたり、情報そのものが不正確であったため結果的に起きる場合がある。
警視庁検閲課による検閲の様子(1938年(昭和13年))目次 [非表示]
1 情報操作の対象
1.1 個人
1.2 グループ
1.3 集団
1.4 記者クラブ
2 情報操作の手法
3 対処
4 危険性
4.1 直接の影響
4.2 間接の影響
5 関連項目
6 関連書籍
[編集] 情報操作の対象
情報操作を意図している対象によって手法は異なり、またある対象によって有効であるものが別の対象に有効であるというわけでもない。情報操作を行う人数と対象となる人数の大小によって、手法を変更する必要がある。数人で1人を対象とすれば、情報操作を行うのは容易であるし様々な手法が使える(マインド・コントロール、洗脳)が、逆に1人で集団を相手に行う際には、手法も限られ、より困難になることが多い。大衆・群衆を誘導する手法は古来詭弁術として発展したが、マス・コミュニケーションの成立により情報操作の技法は視覚や音響など、弁論以外の技術を包含するようになった。
[編集] 個人
個人を対象とした情報操作は、最も基礎的な情報操作であるが、逆に最も手法を一般化しにくい対象である。重要な影響力の高い人物に友好的な関係を作り、信頼関係を基に情報操作を行うのが基本である。報酬や賄賂のような金銭関係や組織内での上下関係、雇用関係など利用できる手法は様々である。脅迫や恐喝、暴力のような非合法な手法も有効である。実際の効果以上に過大評価されていることが多いが、性的関係を持つことも有効である。
信頼関係を構築すれば、対象に与える影響力は絶大である。虐待の被害者が、加害者の下に止まり続ける理由の1つに加害者による情報操作をあげることができる。個人の生死まで左右できる反面、別の個人による情報操作も同じ理由から効果的である。個人がグループ内で受ける情報操作は、バンドワゴン効果(衆人に訴える論証)などから個人に対する情報操作に対して、比較優位に機能することが多い。逆にそれ以上の大きな集団内で受ける情報操作は、メッセージが希薄になるため、比較劣位に機能する。しかし、対象にかける時間に多くの時間を割く必要があるため、全ての個人に対して行うことは不可能である。
[編集] グループ
2人以上の特定の共通点を持つグループを対象とした情報操作は、個人を対象とした情報操作と共通する点が多いが、いくつか異なる点もある。信頼関係の必要性や手法の大部分が個人に対するそれと同じであるが、グループ内の意見を左右するオピニオン・リーダーを包摂すればグループの意見を容易に変えることができるため、必要とされる時間は大幅に減少する。スピーチやポスター、手紙などで比較的容易に情報操作を行うことができる反面、グループが肥大化すると、相対的に影響力が減少する。
[編集] 集団
複数のグループを含む集団は、情報操作の集大成と言えるが、個人やグループの手法が当てはまらない場合も多くある。例えば、性的関係で集団を情報操作するのは、不可能ではないものの大きな困難が伴う。一定の信頼関係は必要であるものの、過度の信頼性は意図しない方向への暴走を引き起こす可能性がある。情報操作の際には集団内からの検証に耐える必要があり、容易に見抜かれるものであれば、再び信頼を得ることは困難である。しかし、1人当たりに必要とする時間は、集団では0に近づく。30分のスピーチで情報操作を行う場合には、個人であれば、1時間かかっても2人しか対象に出来ない。グループであれば、集合させる会場に左右される。しかし、集団であれば、容易に数百万人を対象にすることができる。
テレビやラジオなどのマスメディアを活用すれば、その人数は爆発的に増加する。多くのマスメディアもまた一企業であるため、会社の利害及び経営方針、社風、株主や規制当局の意向等により情報操作が行われる可能性がある。これらマスメディアの編集方針による情報操作は偏向報道とされる。顕著なものは
やらせ報道
誘導的な質問をした後の回答のみを報道
長いインタビューの一部を切り貼りして、発言者の意図と異なる趣旨の内容に編集して報道(言質による報道)
根拠が薄弱なまま「○○の恐れがある」と不安のみを煽る報道
事実と異なる報道を行った後、その取り消しを行わない
アンケート対象の意図的な絞り込み、自由記述型にすべき回答欄を故意に多肢選択型にして結果を操作する
マスメディアやその支援者に都合の悪い事実を報道しない
情報源を「関係筋」として詳細を公開しない
等の手法が挙げられるがこれだけではない。これらの情報操作は言論統制が行われていない国々においても発生する可能性がある。
[編集] 記者クラブ
日本では記者クラブを通じた情報操作が行われているとの主張がある。日本における省庁・地方公共団体・警察の記者会見は記者クラブ加盟マスメディアの出席しか認められていないことが多く、加盟社は記者室の独占使用などの便宜供与を受けていることが多い。このため発表側に批判的な報道を控えるようになり、情報操作に惑わされやすくなるというものである。記者が独自の情報の確認を怠っている場合に発生しやすい(発表報道)。例えば新聞記者であれば締め切りの時間は周知の事実であるため、詳細な検討ができないように時間を調節して発表することも行われている。
また、情報提供者が個人的に特定のジャーナリストに密かに情報を流すリーク(漏洩)という手法もある。リークは不確かな内部告発、ライバル攻撃などの特別の意図を行われることが多い。
[編集] 情報操作の手法
この記事や節の内容に関する文献や情報源を探しています。出典を明記するためにご協力をお願いします。
旧ソ連共産党の手法を例に挙げる。なお、これらの手法はソ連共産党に限らず、どのようなグループにおいても用いられ得る。
匿名の権威(ロシア語:Анонимный авторитет)
「消息(信頼すべき)筋によれば…」等のフレーズで始まり、記事の内容に権威を与えることを目的とする。この「筋」の名前は決して明かされることは無い。
日常会話(Будничный рассказ)
暴力、殺人等、人々が否定的に受け取る情報をあたかも日常会話のように記述し、心理的習熟効果を発生させ、反応を麻痺させる。
ハンガー・ストライキ(Голодовка)
本来は抗議手段であるが、現代のハンガー・ストライキはマスコミと密接に連携して行われる。
泥棒捕り(Держи вора)
何らかの事件に対して批判・責任を問われる人物が、他者に先駆けて事件を批判し、国民の怒りを他方向に向けさせる。
撹乱(Забалтывание)
大量の誹謗中傷を流し、事件そのものに対する関心を低下させる。いわゆる情報ノイズ。
感情共鳴(Эмоциональный резонанс)
デモや集会等における群集の扇動。群集を理性ではなく、感情レベルで反応させる。
感情整列(эмоциональная подстройка)
一定のシチュエーションを用意して、群集の感情を均一化させる。
ブーメラン効果(Эффект бумеранга)
国家権力により弾圧・迫害されることで、「自由の闘士」というイメージを作り出し、官営マスコミの報道を逆用する。
ハレーション効果(Эффект ореола)
政治家、芸能人等の著名人の横に並ぶことで自分の信用を高める。
一次効果(Эффект первичности)
最初に発信された情報は、後発の情報よりも優先され、信用されやすいという原理に基づく。
プレゼンス効果(Эффект присутствия)
事件現場から発信される情報は、人々に現実のものと受け取られやすい。臨場感を演出するために、しばしば、やらせが行われる。
情報封鎖(Информационная блокада)
軍事行動や刑事事件の際に情報の流通を制限又は停止させる(報道協定など)。情報支配と密接に関係しており、当局の一方的な情報が流される。中国・北朝鮮・ビルマ・イラクでは、国全体に情報封鎖がされている。またサウジアラビアは外国メディアの内政取材を一切許さない。
仲介者の利用(Использование медиаторов)
集団に対して情報操作を行うために、その集団のオピニオン・リーダーに狙いを定めて工作する。しばしば、オピニオン・リーダーは金品等で買収されることもある。
分類表(Классификаторы)
決まりきった単語、フレーズを使用することで、事件がどのようなものなのか分類してしまう。
コメント(Комментарии)
人々を一定の方向に誘導するために、事件に対する解釈を付け加える。
事実確認(Констатация факта)
一面的な事実を提示して、世論を誘導する。
虚偽類似(Ложная аналогия)
世論操作に都合の良い「原因−結果」の因果関係を作り出す。
フィードバック(Обратная связь)
予め特定の結論が得られるような質問を作成しておき、一般の視聴者の回答を受けて、視聴者全体の意見に偽装する。テレビの電話投票やネット投票等。
側面迂回(Обход с фланга)
主題とは無関係な記事の正確性を期して、記事全体の信憑性を高める。真実に紛れれば嘘の信憑性は高まる。
注意転換(Отвлечение внимания)
スローガン等を駆使して、世論の注意を別の方向に向けさせる。
事件の目撃者(Очевидцы" события)
事件の目撃者を証言させ、感情共鳴を引き起こすことを目的とする。目撃者は、しばしば、プロの俳優であることがある。
歴史の書き換え(Переписывание истории)
国家、民族全体に対する長期的な情報操作。現在、東アジア地域で盛んに行われている。
観点の偏り(Перспектива)
紛争の報道において、どちらか一方の主張のみを取り上げ、他者の立場を無視する。いわゆるスピン。
反復(Повторение)
同じフレーズを反復して、人々の記憶に刻み込ませる。嘘も百回言えば真実となる(ヨーゼフ・ゲッベルスの言葉)。
すり替え(Подмена)
否定的な意味を有する言葉を受け入れ易い言葉に置き換える婉曲的手法。たとえば、テロリストはレジスタンスとなり、略奪行為は抗議デモと報道される。
半真実(Полуправда)
虚偽の中に一面的な真実を織り交ぜ、記事全体を真実に見せかける。
コントラストの原理(Принцип контраста)
心理的に対照的な刺激を受けると、人間の知覚や認識に対比効果が出る。
観測気球(Пробные шары)
世論の反応を見るため、試験的な報道を流す。
心理的ショック(Психологический шок)
感情共鳴のピークを利用する。生々しい戦災や事件現場の映像が利用される。
格付け(Рейтингование)
例えば、選挙の立候補者の能力や当選の可能性等の格付けを行い、世論を誘導する。
センセーショナリズム(Сенсационность)又は緊急性(срочность)
緊急性を有する事件・事故の報道において、報道を一方的に飲み込ませる。
アクセントの転移(Смещение акцентов)
事実を改編することなく、強調点を転移して事実の意味を変えてしまう。
連想の創出(Создание ассоциаций)
隠喩、比喩を駆使して、敵対者に否定的な印象を与える。
情報の波の創出(Создание информационной волны)
情報の一次波を起こし、不特定多数による大規模な二次波を発生させる。いわゆるブログの炎上。
問題の創出(Создание проблемы)
記事のテーマを指向的に選別して、強調したい問題を提起する。
脅威の創出(Создание угрозы)
敵対者(反対意見)の危険性を強調して、よりましな(当局に好都合な)選択肢を選ばせる。
社会的同意(Социальное одобрение)
社会全体が報道の中の意見に同意しているような印象を与える。逆の手法(社会全体がその意見に不同意)は、社会的不同意。
癒着提案(Сросшиеся предложения)
互いに無関係な情報から一定の意味のある文章を作り上げる。これらの情報は個別的には事実であるが、組み合わせの結果、読者に誤った印象を与える。
予告打撃(Упреждающий удар)
世論の否定的反応を引き起こす政策を採る際、情報を事前にリークし、決定採択時までに世論の関心を低下させる。
毒入りサンドウィッチ(Ядовитый сэндвич)
序文と結論に否定的報道をおいて、肯定的な報道を挟み込み、肯定的な報道の意義を低下させる。逆の手法(肯定的報道で否定的報道を挟み込む)は、砂糖入りサンドウィッチ(Сахарный сэндвич)と呼ばれる。
[編集] 対処
情報操作に対しては、様々な対抗手段がある。
情報源との意識的遮断
テレビ、新聞等即時性の高い媒体の閲覧を一時的に停止し、書籍のみに目を向けるようにする。停止中は、物事の観察力が向上するが、時事問題に疎くなるという短所がある。
専門的情報源の閲覧
専門的な問題に関しては、その分野の専門家の著作等を読んだ方が良い。ただし、その専門家自身が既に情報操作の影響を受けている可能性もある。
[編集] 危険性
危険性は大きく分けて情報操作の直接的な影響によるものと間接的な影響によるものに分けられる。
[編集] 直接の影響
情報操作により誤った結論が導かれ、それに基づいて対象者が行動するというのは、情報操作の一番顕著な影響であり、危険性である。特定集団の利益になるため、情報操作が行われる場合は、より多数の集団の損失を伴うことが多く、情報の検証が欠かせない。しかし情報操作により、常に操作側の意図している通りに対象者が行動するわけではない。対象者の信頼が低い場合、情報操作を常に疑われるため、意図する方向と逆に行動する場合がある。
操作側にも情報操作の危険性が存在する。情報操作に成功したと認識された場合、実際には失敗していても情報操作を続けようとする可能性が高い。現実と内容の乖離が続くと、情報操作側が、操作しているはずの情報を事実だと認識し、行動するようになる場合がある。最終的には、客観的な事実を陰謀や党派的な主張、あるいは差別など主観的な論理から批判するようになる。
[編集] 間接の影響
情報操作の成功、失敗に関わらず、後の検証で情報操作が発覚した場合には、一般的に操作側に対する信頼性が低下する。失った信頼性を取り戻すのは容易でなく、再度の発覚後は回復に必要な時間は大幅に増加する。このため、常に情報操作を行うのではなく、必要な時だけ行い、それ以外は避けて真実を報道し続けることが最も効果的な情報操作である。
情報操作の対象外である集団から、情報操作を認識することは比較的容易であり、多くの場合は双方に対する信頼性の低下という形で表れる。
[編集] 関連項目
日本における検閲
言論統制
社会的制裁
社会心理学
情報政治学
独裁政治
カルト
選挙運動
詭弁
プロパガンダ
ダブルスピーク
スピン (パブリック・リレーションズ)
手品
冤罪報道
風評被害
検閲
記者クラブ
リスク・コミュニケーション
電通
やらせ
噂#デマ
マインド・コントロール
洗脳
刑事ドラマ - 刑事をはじめとした「警察性善説」を押し出した内容になっており、最近では優等生的な刑事が主人公なのも多く「警察性悪説」が前提の欧米作品とは対照的でこれも警察の情操操作と見る向きもある
[編集] 関連書籍
川上和久 『情報操作のトリック―その歴史と方法』 講談社、1994年5月。ISBN 4061492012
渡辺武達 『テレビ―「やらせ」と「情報操作」』 三省堂、2001年3月。ISBN 438536060X
櫻井よしこ 『GHQ作成の情報操作書「眞相箱」の呪縛を解く』 小学館、2002年7月。ISBN 4-09-402886-2
新藤健一 『映像のトリック』 講談社、1986年2月。ISBN 4-06-148804-X
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%93%8D%E4%BD%9C" より作成
詭弁
詭弁(きべん sophism)とは、しばしば説得を目的として、命題の証明の際に、実際には誤りである論理展開が用いられている推論。
目次 [非表示]
1 概要
2 例
2.1 前件否定の虚偽
2.2 後件肯定の虚偽
2.3 媒概念不周延の虚偽
2.4 誤った二分法(false dilemmma)
2.5 未知論証(ad ignorantiam)
2.5.1 隙間の神(God of the gaps)
2.6 自然主義の誤謬(Naturalistic fallacy)
2.6.1 道徳主義の誤謬(Moralistic fallacy)
2.7 権威論証(ad verecundiam)
2.8 多数論証(ad populum)
2.9 脅迫論証(ad baculum)
2.10 同情論証(ad misericordiam)
2.11 対人論証(ad hominem abusive)
2.12 状況対人論証(circumstantial ad hominem)
2.13 連座の誤謬(guilt by association)
2.14 早まった一般化(hasty generalization)
2.15 合成の誤謬(fallacy of composition)
2.16 分割の誤謬(fallacy of division)
2.17 多重尋問(complex question)
2.18 論点のすりかえ(Ignoratio elenchi)
2.19 ストローマン(Straw man)
2.20 論点回避(Begging the question)
2.20.1 論点先取(petitio principii)
2.20.2 循環論証(circular reasoning)
2.20.3 充填された語(loaded language)
2.21 連続性の虚偽(Continuum fallacy)
3 詭弁とパラドックス
4 詭弁と論理学
5 「詭弁」という語
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
[編集] 概要
日本語で日常的に使われる『詭弁』は、誤りである論理展開を故意に用いて、発言者に都合良く導き出された結論、およびその論理の過程を指す。発言者の「欺く意志」があってこその『詭弁』であり、『誤謬』とは区別される。
英語の『sophism』はもう少し意味が広く、形式論理の誤りや、(早とちりも含んだ)論理的飛躍も含まれる。否定的なニュアンスである事は日本語の『詭弁』と同じでも、発言者の不誠実さは定義に関係無い。
詭弁には、論理展開が明らかに誤っている場合もあれば一見正しいように見える場合もある。そして論理展開が正しいように見える場合、論理的には違反しており、誤った結論でも説得力が増してしまう。協働関係や社会的合意においては、論理的推論の整合性よりも話者が対象とする聞き手や大衆に対しての言説上の説得(説明)力がしばしば効果的であり、このため、説得や交渉、プロパガンダやマインドコントロールのテクニックとして用いられることがある。
[編集] 例
以下、太字で示した部分が詭弁。
[編集] 前件否定の虚偽
A「反撃される覚悟が無いなら、苛めなんてやるな」
B「なら反撃される覚悟があれば、人を苛めて良いって事になるな」
Aの発言に対するBの返答は「XはYである。故にXではないならYではない」という形式の論理であり、これは論理学で前件否定の虚偽と呼ばれる。このタイプの推論は、XとYが論理的に同値の時のみ成立する為、恒真命題ではない。Bの発言は、「セイウチが脊椎動物だというのなら、セイウチでなければ脊椎動物ではないという事だ」と同じ論理構造である。これはBとしてはAの発言を「セイウチだけが脊椎動物である」と解していることになる。
なおこの虚偽は、仮言的三段論法においても適用される。「もしAがBならば、AはCである。しかしAはBではない。故にAはCではない」は、前件否定の虚偽となる。「AがBならば」という仮定をX、「AはCである」という結論をYと置けば、「XならYである。Xではない。故にYでもない」となり、前件の否定を前提とする論理となるからである。
前件否定も参照。
[編集] 後件肯定の虚偽
A「対象についてよく知らないと人は恐怖を感じる。つまり、怖がりな奴は無知なんだよ」
Aの発言は「XはYである。故にYはXである」という形式の論理であり、これは論理学で後件肯定の虚偽と呼ばれる。このタイプの推論も、前件否定の虚偽と同じように、XとYが論理的に同値の時にしか成立しないので、恒真命題ではない。Aの発言は、「シャチは哺乳類である。故に哺乳類はシャチである」という推論と同じ論理構造である。
仮に「無知だから怖がる」という前提が真であったとしても、その前提から「怖がりな人は無知である」と結論することは論理的に誤りである。怖がりな人は無知であるかもしれないし、無知ではないかもしれないからである。(逆は必ずしも真ならず)
後件肯定も参照。
[編集] 媒概念不周延の虚偽
A「頭の良い人間は皆、読書家だ。そして私もまた、よく本を読む。だから私は頭が良いんだよ」
Aの発言は「XはYである。ZもYである。故にZはXである」という形式の三段論法で、これは論理学で媒概念不周延の虚偽と呼ばれる。このタイプの推論は、XとYとZの三つが論理的に同値でない限り成立しないので、恒真命題ではない。Aの発言は「カラスは生物である。スズメバチも生物である。故にカラスはスズメバチである(あるいはスズメバチはカラスである)」という発言と論理構造が等しい。また、Aの発言について、本を読む人が必ずしも頭がいいとは限らない。(逆は必ずしも真ならず)
[編集] 誤った二分法(false dilemmma)
A「君は僕の事を『嫌いではない』と言ったじゃないか。それなら、好きって事だろう」
Aの発言は、「Xは必ずYかZのいずれかである。然るに、XはYではない。故にXはZである」という形式の三段論法で、仮に「Xは必ずYかZのいずれかである」という前提が偽であるなら(言い換えると「XがYでもZでもないケースが存在する場合」)、このような推論を「誤った二分法」と呼ぶ。「誤ったジレンマ」またはただ単に「二分法」とも呼ばれる。英語では false dilemma の他に false dichotomy、excluded middle、bifurcation などとも言う。ここでは「好きでも嫌いでもない」や「無関心」などの「好き」「嫌い」以外の状況も考えられる。
尚、「XはYかZのいずれかである。然るに、XはYではない。故にXはZである」という推論において、非ZがY、Zが非Yと論理的に同値である場合、それは矛盾原理および排中原理に従った恒真命題となる(例「あらゆる自然数は素数か素数ではないかのいずれかである。2は「素数ではない」ではない。故に2は素数である」)。
[編集] 未知論証(ad ignorantiam)
A「B氏はC氏をこの事件の犯人だと推理しているようだが、そんな証拠はない。C氏はきっと犯人ではない」
Aの発言は、「XがYでない事は誰にも証明出来ない。故にXはYである」という形式の推論で、これは未知論証という。「結論できない」という前提から「結論」を推論しているので、前提と結論が矛盾する。これは誤った二分法にも通じる。
[編集] 隙間の神(God of the gaps)
A「この現象は科学では説明できない。だから神の仕業としか考えられない」
未知論証の一つ。創造論やオカルト的な主張でよく用いられる論法である。神は自然現象の未解明の部分(隙間)に住んでいて、新たな事実が解き明かされ、未解明な部分が減っていくと神の住むところもどんどん狭くなっていくという皮肉が込められた呼称。
[編集] 自然主義の誤謬(Naturalistic fallacy)
A「私達はこれまでずっとこの土地で協力し合って暮らしてきた。だからこれからもそうするべきだ」
B「Aさんはホットケーキが好きだ。だからホットケーキを食べさせてあげるべきだ」
Aの発言は、記述文(「XはYである」という形式の文)の前提から規範文(「XはYすべき である」という形式の文)の結論を導いている。このような形式の推論を「自然主義の誤謬」(自然主義的誤謬)と呼ぶ。この推論はあらゆる場合に間違い(偽)というわけではないが、あらゆる場合に正しい(真)わけでもなく、この種の論法が論理的な推論法としてもし有効であるなら、あらゆる改革や変更は許容されなくなる。Aの発言は「人類は多くの戦争と殺りくを繰り返してきた。だからこれからもそうするべきだ」という主張と論理構造が等しい。「である」という事実から「べきである」という指針を引き出すことはできないとの主張はヒュームの法則といい、この種の誤謬はIs-ought problem(である-べきであるの混同)とも言う。
[編集] 道徳主義の誤謬(Moralistic fallacy)
A「人間は皆生まれながらに平等であるべきだ。だから能力が遺伝するという研究結果は間違っている」
規範文の前提から記述文の結論を導く場合に生じる誤謬。道徳律は定言的命法により記述されるため、その定言命題が真の場合は得られる結論に倫理的強制力をもつ構造がある。Aの主張が「遺伝に関する研究を行うべきではない」である場合、これは倫理上の課題として妥当な推論である可能性があるが「研究結果」そのものを否定している場合、その結果が事実であったとすれば、規範により観察事実を曲げてしまっている。この主張は「人を殺してはいけない。だから人は殺されない」と論理構造が等しい。倫理的な指針を主張することで「危険な知識」の収集を規制しようと意図する場合見られる。Is-ought problem。
[編集] 権威論証(ad verecundiam)
A「人間はBを敬うべきだ。哲学者のCもそう言ってるだろう」
Aの発言は「専門家(または著名人)も私と同意見だ。故に私の意見は正しい」というタイプの推論。権威に訴える論証とも。『専門家』や『著名人』は『常に真理を述べる者』と論理的に同値でもなければ包含関係にもないので、権威ある者の引用は厳密な証明にならない。反論として対立する権威が引用され、同じ権威論証で対抗されることもしばしばである。
ハロー効果も参照。
[編集] 多数論証(ad populum)
A「B君も早くCを買うべきだ。もう皆そうしている」
Aの発言は「Xは多数派である。多数派は正しい。故にXは正しい」というタイプの推論。『多数派』は『正しい側』と論理的に同値ではなく包含関係にもないので、この論理は演繹にならない。むしろこの論理は、多数派に属しないと不利になるという脅迫論証の一種といえる。また、Aが「多数派は正しい。故に多数派ではなければ(少数派であれば)正しくない」という意味で発言しているならそれは前件否定の虚偽でもある。
また、Aの多数論証は、規範文(そうするべき)の根拠が記述文(そうしている)になっているため、自然主義の誤謬(前述)にもなっている。[1]
なお、厳密には「全員」ではないにも関わらず「皆」「誰も」という言葉が使われているような場合、これを誇張法(hyperbole)という。誇張法は詭弁ではなくレトリック。無論、計数可能な「皆」「誰も」が肯定しているからといってその命題が正しいかどうかは分からない。[2]
バンドワゴン効果および 衆人に訴える論証も参照。
[編集] 脅迫論証(ad baculum)
A「黙って私に従えないなら、ここから出て行け」
B「国境線はここだと主張しているが、そんなことは許さ(れ)ない。国境線はあちらだ。」
Aの発言は、「あなたがXしないなら、私はYをする。故にあなたはXすべきである」という形式の推論で、脅迫論証という。前件の仮言的命題と後件の命題は、論理的に同値でもなければ包含関係にもないので、この推論は演繹にならない。Aの脅迫論証は「お前がすべき事は黙って私に従うか、ここから出て行くかのいずれかである。しかし、お前は黙って私に従わない。故にお前はここから出て行くべきである」という論旨なので、脅迫論証であると同時に「誤った二分法」(前述)にもなっている。
Bは「(なぜなら)○○条約によれば〜」などと論証すべきところを脅迫や威嚇の文言で置き換えており有効な演繹推論となっていない。「ゆるされない」と自発の助動詞を挿入する事で、主語・主体を曖昧にすることで、あるかどうか分からない根拠を暗示・示唆する(未知論証)なり、権威論証(上述)、あるいは多数論証(みなが許さないといっている)なりに持ち込む方法がある。たとえば「規則ですから」という漠然とした言いまわしは、その規則を制定した意志主体を曖昧にするもので、この方法の一種といえる。
[編集] 同情論証(ad misericordiam)
A「そんなふうに言うもんじゃない。B君がかわいそうだよ」
Aの発言は、「XをYするのはかわいそう。故にXはYすべきではない」という形式の推論で、これは同情論証という。同時に、かわいそうであるか、そうでないかという論点へのすりかえでもある。
[編集] 対人論証(ad hominem abusive)
A「数学の知識なんて、社会に出ても役に立たないよ」
B「数学を目の敵にしている君がそんな事を言っても、説得力は無いな」
この場合、Bの発言が対人論証となる。ただし、「Aが数学嫌いである」ことが、「数学の知識は社会で役に立つ」という主張に根拠を与えるわけではない(未知論証も参照)。すなわち「Aは数学嫌いである。故に数学の知識は社会で役に立つ」は演繹にならない為、論理として成立しない。仮に、BがAの結論を否定する以外の目的で発言したのなら、それは反論ではなく論点のすり替えとなる。
人身攻撃も参照。
[編集] 状況対人論証(circumstantial ad hominem)
A「そろそろ新しいデジカメが欲しいって話をC君としたら、D社の新製品を勧められたよ」
B「C君のお父さんはD社に勤めてるんだから、C君がそう答えるのは当然さ。真に受けない方がいい」
Aに対するBの発言は、特定の人間が置かれている『状況』を論拠としている。「D社に勤める家族を持つ者」は「D社に都合の良い嘘を述べる者」と論理的に同値でもなければ包含関係にもないので、「C君のお父さんはD社に勤めている。故にD社のデジカメは買わない方がいい商品である」は演繹にならない。
このように、「その人がそんな事を言うのは、そういう状況に置かれているからに過ぎない(故に信用に値しない)」というタイプの対人論証を指して、「状況対人論証」と呼ぶ。
人身攻撃および ポジショントークも参照。
[編集] 連座の誤謬(guilt by association)
A「科学者Bの学説に対し、C教が公式に賛同を表明した。しかしC教は胡乱なペテン集団だ。B氏の学説もきっと信用には値しない」
これも対人論証の一種で、「その主張を支持する者の中にはろくでもない連中がいる。故にその主張は間違った内容である」というタイプの推論である。どのような個人または集団に支持されているか、という事柄は数学的・論理学的な正しさとは無関係なので、これは演繹にならない。
人身攻撃も参照。
[編集] 早まった一般化(hasty generalization)
A「私が今まで付き合った4人の男は、皆私に暴力を振るった。男というものは暴力を好む生き物なのだ」
Aの発言は、少ない例から普遍的な結論を導こうとしており、早まった一般化となる。[3]仮に「男というものは暴力が好きなのかもしれない 」と断定を避けていれば、その発言は帰納となる(帰納は演繹ではないので、厳密には論理的に正しくない)。Aの発言を反証するためには、暴力が好きでない男の存在(ある男は暴力的でない)を示せばよい。Aの発言は、「1は120の約数だ。2も120の約数だ。3も120の約数だ。4も120の約数だ。つまり、全ての自然数は120の約数なのだ」と論理構造は等しい。
この種の話法例は容易であり「ある貧困者が努力により成功した」「ある障害者が努力により成功した」などの論調により統計的な検証を待たずして命題として認証される誤謬の原因となる可能性がある。ある貧困者や障害者が「努力」を要因として成功したとしても、それは問題の解決にとって論証的に有効な提示となりえるかどうかは分からない。
都合の良い事例や事実あるいは要因のみを羅列し、都合の悪い論点への言及を避け、誤った結論に誘導する手法は「つまみぐい(Cherry picking)」と呼ばれる。
早まった一般化も参照。
[編集] 合成の誤謬(fallacy of composition)
A「Bさんの腕時計はロレックスで、財布とサングラスはグッチだった。きっと彼はお金持ちに違いない」
これは「ある部分がXだから、全体もX」という議論で、合成の誤謬と呼ばれる。早まった一般化との違いは、最初に着目するものが「全体に対しての部分」であるという点。Aの発言は「Bさんは白ワインが大好きだ。他にもエビフライ、アロエのヨーグルト、カスタードクリームが好きだと聞いた。なら、白ワインとカスタードクリームを混ぜたアロエのヨーグルトをエビフライにかけた物も喜んで食べるに違いない」という推論と論理構造が等しい。
経済学では、ミクロ経済で通用する法則がマクロ経済でも通用するとは限らない、という論旨で使われる(合成の誤謬も参照)。
[編集] 分割の誤謬(fallacy of division)
A「Bさんはお金持ちだ。だから身に付けている装飾品も、自己所有の自動車も、住んでいる家も、全て高価なものに違いない」
これは「全体がXだから、ある部分もX」という議論で、分割の誤謬と呼ばれる。合成の誤謬とは逆のパターンの詭弁。Aの発言は「Bさんはカレーライスが大好物だ。だからニンジンやジャガイモや米やカレー粉をそのまま与えても喜んで食べるだろう」と論理構造が等しい。
[編集] 多重尋問(complex question)
A「(痴漢をした事が明らか、ではない人に対し)もう 痴漢はやめたの?」
複問の虚偽とも。『実際に痴漢をした事がある人』ではない人にこう質問すると、多重尋問となる。「はい」と答えれば、過去に痴漢をしたと認める事になり、「いいえ」と答えれば、現在も継続して痴漢を働いていると認めた事になってしまうので、痴漢をした事が一切無い人にとっては、どちらで答えても不都合な結果になる恐れがある。これは、この多重尋問が、これまでに 彼が痴漢をしていた事を暗黙の前提としているためである。
また複層・混乱した尋問として因果関係や相関関係の証明がない命題を列記してそれに尋問をおこなう形式がある。
B「政治は変わらなければならない。民営化は推進しなければならない。このままでいいんですか?」
C「さあ、よくこの商品を見てくださいよ。もう誰もあなたが美しくなる事をとめることは出来ない。誰ができるというんですか?」
この場合、商品を見ないことと美しくならない(商品を見なければ美しくなれない)ことの因果関係は証明されていない。
[編集] 論点のすりかえ(Ignoratio elenchi)
A「スピード違反の罰金を払えというが、世間を見てみろ。犯罪であふれ返っている。君たち警察官は私のような善良な納税者を悩ませるのではなく、犯罪者を追いかけているべきだろう。」
B「トマス・ジェファーソンは、奴隷制度は間違いであり廃止すべきだと主張した。しかしジェファーソン自身が奴隷を所有したことから明らかなように、奴隷制そのものは間違いではなかった。」
論じている内容とはちがう話題(主題)を提示することで論点をそらすもの。論理性が未熟なために陥る場合は誤謬であるが、意識的におこなう場合は詭弁となる。燻製ニシンの虚偽(red herring)とも。Bの例ではジェファーソン個人の言動の不一致をもって「奴隷制度そのもの」を話題にしており「お前だって論法」(tu quoque)ないしは人身攻撃を利用した論点のすりかえである。
[編集] ストローマン(Straw man)
A 「私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。」
B 「そうは思わない、子どもが外で遊ぶのは良いことだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。」
わら人形、わら人形論法、架空の論法ともいう。Aが主張していないことを自分の都合の良いように表現しなおし、さも主張しているかのように取り上げ論破することでAを論破したかのように見せかける。燻製ニシンの虚偽(red herring)。論理性が未熟なため相手の主張を誤解している場合は誤謬であるが、意図的に歪曲している場合は詭弁となる。議論が加熱し論点が見えにくくなると起きやすい。社会生活上よく見られる。
詳細はストローマンを参照。
[編集] 論点回避(Begging the question)
「喫煙者はいつでも禁煙できます。彼に必要なのは禁煙する能力なのです。」
推論の前提となる命題の真偽を問わず結論を真とする。あるいは前提に仮定を置いて得られた結論を真とする。上の例では「禁煙する能力」について問うことなく「いつでも禁煙できる(結論)」を主張している。倒置法となっているが、論理構造は「もし禁煙する能力があれば、喫煙者はいつでも禁煙できる」である。[4]
[編集] 論点先取(petitio principii)
詳細は論点先取を参照。
A「Bさんは勤勉な人だから、仕事を怠けるはずがないよ」
Aの発言は、前提の中に結論を導く事が出来る情報を「あらかじめ」含めている。このように、見掛け上は『論理』の形になっているものの実際は同義反復の推論を論点先取と呼ぶ。同義反復(「XはXである」という演繹)は恒真命題であるが、何かを証明する内容ではない。Aの発言は、「ルノワールは偉大な画家である。何故なら、素晴らしい画家だからだ」と論理構造が等しい(このように発言するだけでは、ルノワールについて何も証明した事にならない)。論点回避の一つ。先決問題要求の虚偽。
論理構造としては、「(勤勉な人はすべて仕事を怠けないと仮定する。Bさんは勤勉な人であると仮定する。すると)Bさんは勤勉な人である。故にBさんは怠けない。」「(素晴らしい画家は偉大な画家であると仮定する。ルノワールは素晴らしい画家であると仮定する。すると)ルノワールは素晴らしい画家である。故に偉大な画家である。」仮定の部分の論点を先取り(回避)した論理構成となっている。
[編集] 循環論証(circular reasoning)
A「B君の言っている事は詭弁だ(屁理屈だ)。だから間違ってる」
論点先取の中でも、「前提が結論の根拠となり、結論が前提の根拠となる」という形式の推論を、循環論証と呼ぶ。Aがこの発言の後に、どのような理由から詭弁(または屁理屈)と言えるのか説明出来なければ、Aの発言は「B君の言っている事は詭弁だ。何故なら間違っているからだ。何故間違っているかというと、詭弁だからだ」と述べているだけの内容となるので、循環論証になる。なお。このタイプの循環論証は、英語だと"that's a fallacy" fallacyと呼ばれる。論点回避の一つ。
[5]
[編集] 充填された語(loaded language)
A「私達は、罪なき善良な社会的弱者により一層の苦痛と不幸を強いるだけのB知事の残酷で無慈悲で恥知らずな政策に、知性と良識ある者なら当然そうするように反対の意を表明しました。しかしB氏は極めて嘆かわしく、そして愚かしい事に私達の訴えを退け、その幼稚な頭で考え付いたお粗末な政策を実行に移したのです。B氏のような人心を顧みず傲慢で冷酷で知能の著しく欠如した人物や、無思慮かつ無責任にもB氏を知事に選んだサル以下の知能しか持たない愚昧な市民の軽率な蛮行によって、この町はますます住みづらくなったように思えます」
B「今般の軍事作戦により、我が国はかつての海外領土を回復した。なんと素晴らしい事ではないか!」
これも論点先取の一種で、読み手(聞き手)に話題・論題への先験的な感情を惹起させようとする文章を言う。論理性ではなく「語調」に頼った主張を、loaded language(または emotionally charged words)と呼ぶ。必ずしも感情的・攻撃的・侮蔑的な形容句で装飾された文章のみを指すものではなく、常用語を用いた文章も含む。このタイプの詭弁は、情報操作やプロパガンダの手法として使われる。[6]受け手の感情や価値判断を暗黙に刺激するkey wordを文中にひそませ、ちりばめることで論理によらずに受け手を操作する。論点回避の一つ。
[編集] 連続性の虚偽(Continuum fallacy)
A「砂山から砂粒を一つ取り出しても、砂山のままである。さらにもう一粒取り出しても砂山である。したがって砂山からいくら砂粒を取り出しても砂山は砂山である。」
B「建築契約には高額の追加費用の発生のさいには事前に承認を求めよとあるが、10万円は高額ではない。」
術語の曖昧性から生じる砂山のパラドックスを利用した弁証法。ハゲのパラドックス(fallacy of the bald)、あごひげのパラドックス(fallacy of the beard)とも。Aは「砂山」の定義が、Bは「高額」の定義が、その量に関して曖昧であるため詭弁が成立する。閑散とした食堂を「繁盛店」と広告する(何人の客が入っていれば繁盛と呼べるのか不明確)などこの種の弁論は容易であり、社会生活上しばしば見られる。
[編集] 詭弁とパラドックス
詭弁と似たものにパラドックスがある。パラドックスは詭弁に比べて、より正確で厳密な推論を進めることに特徴がある。パラドックスの例としては、ゼノンのパラドックスのように論理展開が正しいように見えて結論が誤っているものや、双子のパラドックスのように結論が誤っているように見えるが正しいもの、自己言及のパラドックスのように矛盾に関連したものなどがある。
[編集] 詭弁と論理学
公孫竜は、中国の春秋戦国時代に現れた思想家である諸子百家のうち、名家と呼ばれる。ゼノンやプロタゴラスは紀元前400年以前のギリシアのアテナイなどで活躍し、ソフィストと呼ばれた。哲学の分類では、名家やソフィストなどを含めて詭弁学派と呼ぶことがある。
古代中国の詭弁は、学問的な発展につながらなかったが、ソフィストの詭弁術は、後世の論理学の発展へとつながっていった。
[編集] 「詭弁」という語
古代中国の『史記』に登場する。
日本では「詭」が漢字制限により当用漢字・常用漢字に含まれないため、新聞などでは奇弁と書かれることもある。
[編集] 脚注
^ ちなみに、この論証は、「あなたはサムライでありたいならば、あなたも刀をもつべきだ。なぜならば、すべてのサムライが刀をもっているからだ」という論法と同型である。かりにこの論法を認めたとしても、これまでのすべてのサムライが刀をもっていたことが、これからのサムライが刀をもつべき理由とはならないため、やはり自然主義の誤謬を犯していることになる。
^ またレトリックとして見た場合、Aの発言は、「これから皆がそうしてほしい」という発言者の願望を表現している可能性もある。
^ つまり、暴力が好きな男が存在する(ある男は暴力的である)という個別の事実から、暴力が好きでない男が存在するはずがない(すべての男は暴力的である)という全称判断(断定)を引き出しており、誤りを犯していることになる。
^ なお、「できる」「能力」という語自体が、後述される充填された語 に該当する。(たとえば老人力など)
^ 帰納的な命題を、論理的な命題と解したとき、循環論証となることがある。たとえば「@すべての人間には寿命がある。AAは人間だ。BよってAには寿命がある」という推論の大前提@は、寿命のない人間の例が、これまでに一つも知られていないことから導かれたものである。これを論理的な命題と捉えると、結論Bを知っていなければ大前提@の全称判断は得られないため、循環論証となる。
^ たとえば一時的に引き上げられていた課税率を下げることを「減税」と呼ぶ、臨時の減税措置を解除することを「増税」と呼ぶような場合、あるいは販売予定価格に割り増した額を最初に提示し「今日は特別に値引きします」などと提案する場合、それぞれ「減税」「増税」「値引き」などがloaded languageである。
[編集] 参考文献
小野田博一 『正論なのに説得力のない人 ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術』 日本実業出版社 2004年9月30日
野崎昭弘 『詭弁論理学』 中公新書 448 (ISBN-10: 4121004485) 2007年08月17日
三浦俊彦 『論理学がわかる事典』 日本実業出版社 2004年2月20日
[編集] 関連項目
嘘
強弁
パラドックス
論理学
捏造
ディベート
情報操作
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A9%AD%E5%BC%81" より作成
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