LEGACY OF ASHES
日本のケープタウンからパイプの煙
目次
はじめに
風の征するモレア
Behold A White Horse
イルミナティの金融危機第二幕
この世で私は理解されない...
日はまた昇るか
エデンの門が開く時
アイクがのうのうとやっていられる理由
正義の味方デヴィッド・アイクの本から
カール・ユングを始める前に
世阿弥の花伝書
シューマンレゾナンス
魂を売り渡しても人間やりますか?
マキャベリ式経営術
どうなっても知らないぞ!
ヨブへの答え その1・オリーブの木
ヨブへの答え その2・全能者よ,私に答えよ!
ヨブへの答え その3知恵の女神ソフィア
ヨブへの答え その4・神の非道
ヨブへの答え その5・教会の原理と精霊の原理
血のチョコレート
聖書ものがたり・APOCRYPHA
聖書ものがたり・GENESIS
聖書ものがたり・EXODUS
聖書ものがたり・Leviticus
聖書ものがたり・Numbers
聖書ものがたり・シロアムの池
聖書ものがたり・DEUTERONOMY
聖書ものがたり・JOSHUA
聖書ものがたり・Judges(士師記)
聖書ものがたり・RUTH(ルツ記)
聖書ものがたり・SAMUELT・U(サミュエル記)
聖書ものがたり・KINGST・U(列王記)
聖書ものがたり・EZRA AND NEHEMIAH(エズラ・ネヘミア記)
聖書ものがたり・Esther・Job(エステル・ヨブ記)
聖書ものがたり・Psalms・Proverbs(詩篇・箴言)
聖書ものがたり・Ecclesiastes(コへレトの言葉)
聖書ものがたり・Isaiah(イザヤ書)
聖書ものがたり・Jeremiah(エレミア書)+哀歌
聖書ものがたり・Ezekiel(エゼキエル書)
聖書ものがたり・Daniel(ダニエル書)
聖書ものがたり・Hosea〜Malachi(ホセヤ書からマラキ書まで)
新約の前に (1)
新約の前に (2)
聖書ものがたり・ST.MATTHEW(マタイ福音書)
聖書ものがたり・ST.MARK(マルコ福音書)
聖書ものがたり・ST.LUKE(ルカ福音書)
聖書物語・ST.JOHN(ヨハネ福音書)
聖書ものがたり・ACTS OF THE APOSTLES(使徒言行録)
聖書ものがたり・ROMANS〜REVELATION(ロマ書から黙示録)まで
アウグスティヌスの復活論 その1
アウグスティヌスの復活論 その2
蛮族戦闘団体と文明 その1
蛮族戦闘団体と文明 その2
蛮族戦闘団体と文明 完
このシナリオを書いているのは誰か?その1
このシナリオを書いているのは誰か? その2
HINDENBURG OMEN
ダンテ神曲ものがたり その1
ダンテ神曲ものがたり その2
ダンテ神曲ものがたり その3
ダンテ神曲ものがたり その4
ダンテ神曲ものがたり その5
ダンテ神曲ものがたり その6
ダンテ神曲ものがたり その7
ダンテ神曲ものがたり その8
ダンテ神曲ものがたり その9
ダンテ神曲ものがたり その10
ダンテ神曲ものがたり その11
ダンテ神曲ものがたり その12
ダンテ神曲ものがたり その13
ダンテ神曲ものがたり その14
ダンテ神曲ものがたり その15
ダンテ神曲ものがたり その16
ダンテ神曲ものがたり その17
ダンテ神曲ものがたり その18
ダンテ神曲ものがたり その19
ダンテ神曲ものがたり その20
ダンテ神曲ものがたり その21
ダンテ神曲ものがたり その22
ダンテ神曲ものがたり その23
ダンテ神曲ものがたり その24
ダンテ神曲ものがたり その25
ダンテ神曲ものがたり その26
ダンテ神曲ものがたり その27
ダンテ神曲ものがたり その28
ダンテ神曲ものがたり その29
ダンテ神曲ものがたり その30
ダンテ神曲ものがたり その31
ダンテ神曲ものがたり その32
ダンテ神曲ものがたり その33
タックスペイヤーズマネー
ヤコブの梯子
ニーベルンゲンの指輪 その1
ニーベルンゲンの指輪 その2
謹賀新年
ニーベルンゲンの指輪 その3
ニーベルンゲンの指輪 その4
ニーベルンゲンの指輪 その5
ニーベルンゲンの指輪 その6
ニーベルンゲンの指輪 その7
お知らせ
龍神雲現る
天空のへび その1
天空のへび その2
天空のへび その3
天空のへび その4
天空のへび その5
天空のへび その6
天空のへび その7
ダモクレスの剣 その1
ダモクレスの剣 その2
ダモクレスの剣 その3
ダモクレスの剣 その4
IMAGO DEI その1
IMAGO DEI その2
IMAGO DEI その3
途中ですが
IMAGO DEI その4
ソビエト代理人 H・キッシンジャー
緊急ニュース
続・緊急ニュース
Behind The Myth その1
Behind The Myth その2
Behind The Myth その3
神社に潜む謎の勢力
欧米から見た日本 その1
欧米から見た日本 その2
啓蒙主義と魔術 その1
啓蒙主義と魔術 その2
啓蒙主義と魔術 その3
啓蒙主義と魔術 その4
啓蒙主義と魔術 その5
啓蒙主義と魔術 その6
啓蒙主義と魔術 その7
啓蒙主義と魔術 その8
啓蒙主義と魔術 その9
啓蒙主義と魔術 その10
フリーメーソンとは何か
フリーメーソンとは何か その2
フリーメーソンとは何か その3
フリーメーソンとは何か その4
フリーメーソンとは何か その5
フリーメーソンとは何か その6
リチャードボイラン博士とは何物か?
世界を支配する黒魔術 その1
世界を支配する黒魔術 その2
世界を支配する黒魔術 その3
ベツレヘムの星
新帝国循環について
ビートルズのメッセージはLSD
FRBそのぼろ儲けの仕組み
FRBそのぼろ儲けの仕組み その2
記事は簡潔に
時近ければなり その1
時近ければなり その2
時近ければなり その3
時近ければなり その4
時近ければなり その5
時近ければなり その6
時近ければなり その7
時近ければなり その8
時近ければなり その9
時近ければなり その10
時近ければなり その11
時近ければなり その12
時近ければなり その13
時近ければなり その14
時近ければなり その15
時近ければなり その16
時近ければなり その17
時近ければなり その18
時近ければなり その19
時近ければなり その20
時近ければなり その21
時近ければなり その22
時近ければなり その23
時近ければなり その24
時近ければなり その25
時近ければなり その26
時近ければなり その27
時近ければなり その28
時近ければなり その29
時近ければなり その30
南北朝秘史 その1
南北朝秘史 その2
異端カタリ派
景教と弘法大師空海
封印された古代文字
復讐はわたしがする
オカルト会議
サンカとゴシェン
サンカとゴシェン その2
天竺から慈悲の光 その1
天竺から慈悲の光 その2
空(くう)の彼方へ
サンカとゴシェン その3
サンカとゴシェン その4
サンカのルーツは創世記のヘテ人
サンカのルーツは創世記のヘテ人 その2
サンカのルーツは創世記のヘテ人 その3
あと48時間
TYPOLOGY(類型学)
信じる者は救われない
続・信じる者は救われない
冬は必ず春となるより
霊界はなぜ時空ゼロか
騙しの構造
フリーメーソン入門 その1
フリーメーソン入門 その2
だから上を見上げてごらん
ヨーロッパの日本人
電通の正体
ユダヤ5000年の秘密
日本の四分割協議
ロックフェラーと日本の代理人
騙される奴に騙す奴
自分だけのパラダイム(座標軸)を持つべきだ
泣いたりしないで
なぜ日本は戦わなければならなかったのか
幻聴が聞こえたら その1
幻聴が聞こえたら その2
幻聴が聞こえたら その3
幻聴が聞こえたら その4
幻聴が聞こえたら その5
君が代とカルタゴの平和
WGIP
国家が行うべき歴史認識
ゾシマ長老の言葉
文鮮明への讃辞 その1
文鮮明への讃辞 その2
文鮮明への讃辞 その3
文鮮明への讃辞 その4
癌が治っては困る社会の中で
金と魔術
オバマと詩篇
The Anglo-Saxon Mission
イギリス人の笑い
どこにも行くところがない
癌の正体
ユーロ危機は予定されていた
退職強要?
雑学
テンプル騎士団とマルタ騎士団
女神のことば
天皇カンパニーの実力
いよいよですな
米国公電・TPP
放射線の健康への影響
X-DAYプロジェクト
MR.Zかく語りぬ
異端カタリ派
Missing in the Fieldより
フランス革命と大東社
中川昭一に酒を注いだ人物
稲田芳弘氏逝く
古史古伝と神代文字
龍を探して時空の旅
人間の条件としての境界線
インパール作戦
神と精霊を科学的に知りたい
ユダの福音書Uグノーシス
海賊紳士ドレーク
神の超越性は....
神の前で.......
イルミナティと外交問題評議会
続・イルミナティと外交問題評議会
マルクスとサタン
続・マルクスとサタン
世界を支配しつつあるサタン教
ネオコンとテオコン
Uniting the Nations
欧州連合とロックフェラー
医師会と叙勲
ハンムラビ法典
アダムとイブの舞台はエチオピアだった
超薬アスピリン
電磁波と脳腫瘍
タミフルとラムズフェルド
WACL
因果関係の立証
米国債は差し上げます その1
米国債は差し上げます その2
米国債は差し上げます その3
米国債は差し上げます その4
イトマン事件
イトマン事件 その2
イトマン事件 その3
イトマン事件完
人間失格
ギャール報告
椰子の葉のせせらぎが聞こえる
賎民資本主義 その1
賎民資本主義 その2
高利貸しロートシルト その1
高利貸しロートシルト その2
高利貸しロートシルト その3
み〜んなグルだった
エコノミック・ヒットマン
自民党清和会の源流
WGIP続編
日本は侵略国家宣言
X-DAYはまた4月8日か?
プロパガンダと情報操作
国家組織という徴税人
現人神の箱の中 その1
現人神の箱の中 その2
現人神の箱の中 その3
三上編集長は誰と酒を飲んでいたのか?
虹いろは綺麗ですか?
インターネット崩壊
キチガイの定義 その1
キチガイの定義 その2
キチガイの定義 その3
キチガイの定義 その4
キチガイの定義 その5
キチガイが本気になるとき その1
キチガイが本気になるとき その2
精神病院からの窓の外 その1
精神病院からの窓の外 その2
正気の狂人の哲学
監視された老人ホームからの哲学
キチガイ上級者かく語りぬ
サンクチュアリー祈り
ミッキーのブログから
シオン長老の議定書 1〜3
シオン長老の議定書 4〜6
シオン長老の議定書 7〜9
シオン長老の議定書 10〜12
シオン長老の議定書 13〜15
シオン長老の議定書 16〜18
シオン長老の議定書 19〜21
シオン長老の議定書 22〜24
日陰の女と演技論
四次元時空理論とタイムトラベルの知的冒険
WE ARE CLEVER
「日本破壊計画」に手を貸すのは誰か
突然万物は消滅する その1
突然万物は消滅する その2
突然万物は消滅する その3
突然万物は消滅する その4
突然万物は消滅する その5
突然万物は消滅する その6
突然万物は消滅する 完
人工地震大きすぎちゃって..
最後に....
いつも一緒
いつも一緒
マコは子浦で静かに眠る
二人は新聞記者
猛犬に注意???
10日ぶりですが
スー君の報告
マー君,スー君翻訳に挑む
お散歩は一日二回
ジョニーは超メタボ
和倉の櫻
明日は二人の誕生日
今日は二人の誕生日
ほんと,久しぶりの日没
今日も平和な一日でしたよ
午前中雨,午後晴れ,ご主人買い物
11月1,2日はお祭りだよ
マー君の血統書到着
重要事項確認
マー君のウンコは正常
マー君のウンコの話はおしまい
マー君のお父さんとお母さん(スー君は?)
いつもの時間,いつもの場所で
この平和がいつまでも続きますように
午後の散歩は短めに
ある遺書
リリーに会えたよ!!
カバ主人はまた大失敗
昨日の夕方から最悪の天気です
プロレスごっこは永遠に,しかし.....
今日の午後の物語
午後の雨が心配...
今日は嵐のため記事はお休み
猪狩り開始
突然大爆音が
二人は一段とおりこうになりましたよ
今日はこれでおしまい
今日はおしまいのつもりでしたが
タヒチの思い出
今日は晴天でまたシャワーをあびましたよ
念願のポーズ決まりましたよ
これは今日の朝のお話です
今までの思い出写真
マー君の見解はこうだ
マー君の意見は続く
謹賀新年
巨大いのしし捕獲される
太陽嵐と地球の終焉
指揮権発動せよ
二人の近況
ある記事について〜マー君の報告
いつも一緒は終了いたしました
ハムレットの吹かす風
はじめに
OUT OF EDENは終了いたしました
Windmills of the Hamlet
古代バビロニア人は偉かった?
お星さまキラキラ
また・お星様キラキラ
またまたお星様キラキラ
まだやるの?お星様キラキラ
森と曼陀羅
Le Temp au Cafe
お気に召すまま
お知らせ
踊り子サラ
ローマ銀行そのぼろ儲けの仕組み
ある日突然
シンクロニシティと呪術的思考
ベートーベンの第九とFEMA CAMP
パリを見渡すガーゴィル
ギルガメシュ叙事詩から二ケア信条まで
悪魔を語る前に
エレシュキゲルの力とイルミナティ
メタトロンの魔力
沈黙のヨハンネス その1
沈黙のヨハンネス その2
沈黙のヨハンネス その3
地震を起こす兵器は存在する
CIAの作ったビン・ラディン
タイタニック号沈没の陰謀
思い悩むな
人形達のステージショー
アマゾンのシャーマン その1
アマゾンのシャーマン その2
Tyou11歳の詩
子ねた
コックニー訛り
不道徳教育講座入門
終わりの始まり
お知らせ
OUT OF EDEN過去記事から
霊操 その1
霊操 その2
凝縮された曼荼羅
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お知らせ »
2009/7/27
「踊り子サラ」
アフリカの主の祈り
エチオピア・ラリベラの祈る修道士。エチオピアでは一家に一冊かならずマタイ伝が置いてある。写真はNOKONOKOさんのHPより。
もしあなたが 神の子として生きていないならば、「父よ」とは言わないでください。
もしあなたが 自分のエゴイズムの中に 閉じこもっているとすれば、「私たちの」とは言わないでください。
もしあなたが この地上のことばかり考えているとするなら、「天におられる」とは言わないでください。
もしあなたが自分の栄光のこと、名誉のことしか考えないならば、「あなたのみ名が尊ばれますように」とは言わないでください。
もしあなたが 物質的な成功を考えているとすれば「み国がきますように」とは言わないでください。
もしあなたが 気に入ったことばかり受け入れているとすれば、「み心が行われますように」とは言わないでください。
もしあなたが 貧しい人々のパンのために働かないなら、「私たちの今日の糧をお与えください」とは言わないでください。
もしあなたが 兄弟姉妹に対する憎しみを味わっているとすれば、「私たちの罪をお赦しください」とは言わないでください。
もしあなたが 誘惑を体験するように身を置くとすれば、「私たちを試みられないように」とは言わないでください。
もしあなたが 善のためにコミットしないなら、「私たちを悪から守ってください」とは言わないでください。
もしあなたが 主の祈りのことばを 真剣に受け取っていないなら、決して「アーメン」とは言わないでください。
引き取り手のないまま荼毘にふされた抜け殻の布袋の山。このどこかにサラは眠っている
小さな麻袋に包まれたサラに再会した僕はバンコック発の日本航空に乗り心地よいジェット気流に身を任せていた。中国の煙突から吐き出される黄色い煙、工場からの鉛色の液体は長江 揚子江を茶色に染め遥かかなたのメコン河にたどり着く。
タイとラオスをはさむメコンからその支流に流れ込み、チャオプラヤに合流しパタヤの海に流れ込む。パタヤの海は悲しいほど変色し魚介類は奇形しその魚によって人は空腹を満たす。売られた少女の処女は奇矯な華僑に高値で買われ犯される。
その少女の涙は蒸発して雲になる。そして雨になり少女は汚れた体を洗い流す。流された水は再び雲となり大河に降り注ぐ。
タイには「雨季には魚が蟻を食べ、乾季には蟻が魚を食べる」という諺がある。その年60年ぶりにタイを襲った大洪水で多くの農民は生きる糧を失った。なんとか食いつないだ農民は翌年、今年こそはと種をまいた。しかし無常にも再び洪水が襲いかかった。ながい雨が続いたある満月の夜 黄色い海水が逆流し牛や豚までも飲み込んだ。「タムアライ メダーイ」どうすることもできないと農民は天にむかって悲痛な叫び声をあげた。しかし自然は容赦をしなかった。
バンコック市内中心部スリウォング通り、排気ガスで息も出来ない道路わきの小さな屋台のテーブルで一家4人家族の夕食風景を目にした。車のクラクシオンや近くで大声で怒鳴りあう声もきこえる。死にそうなくらいの排気ガスだ。父は労働者風,給料を手にしたらしく,イサーン名物ソムタムと牛の血のスープ,豚の腸,などが並んでいた。娘は13歳位 弟は5歳位だ。僕はこの娘が楽しそうにおしゃべりをしながら食べている姿に思わず足を止めた。久しぶりの一家団欒なのでしょうか,家族にとっては大変なご馳走です。
しばらくすると少女は籠をかかえ歓楽街に消えていった。少女は売れもしない駄菓子を一個15バーツで売り続けている。やがて疲れきった少女は地べたに座り込む。僕は少女に聞いた。名前は? 少女はびっくりした様子で「サラ」とちいさくはにかみながら答えた。タンモットタオライ(全部買ったらいくら?)と聞くと,少女は信じられないという顔で,ロイハースィップバーツ(150バーツ)とつぶやいた。僕は200バーツを出しおつりはマイペンライ(いらない)というとサラははじめて笑った。このときのサラの笑顔を忘れることはできなかった。しかし翌日からサラを見かけることはなかった。それから3年が経った。
ある仏誕の休みに僕はたまたま暁の寺を訪ねていた。一人の少女が一本の睡蓮を手に祈っている姿が目にとまった。正座をしていた少女は立ち上がると何度もYをし立ち去ろうとした瞬間,僕と目があった。 サラ!僕を覚えているかい? あの時お菓子を買ったのですよ だがサラは怯えた様子で首を横にふった。サラはパッポンでお菓子を売っていてどうして突然いなくなってしまったの サラは思い出したようにぽつぽつと語りだした。
あの後父は建設現場で事故にあって死んでしまい,会社から少しの見舞金を貰い母と弟とサラはふるさとのイサーンに帰ったという。母はそのお金でなんとかやりくりし,米の苗を買い収穫寸前に大洪水にあってすべて失ってしまった。母は悲しみのあまり病気になってしまいとうとうお金もそこをついてしまった。
サラは17歳になったという。167センチ45キロ とても17歳にはみえなかった 彫りの深い顔立ち,ひきしまった腰まわり 男たちは皆サラを見ると振り返って格別卑猥な厭らしい視線をなげかけた。サラはスクムビットのGOGOバーで働いているという。
店には18歳といってある 奇矯な男と女が夜な夜な集まってくる 白髪の立派な紳士が今日も美少年を求めて夜の街を徘徊する。サラ目当ての男たちが今夜もサラを連れ出そうとしている 250バーツのペイバーすればあとはホテルに連れ出せる ナンバーワンのサラはショートで4,5人 最後は朝までのロングをいれた。サラはよく話してくれた。
コンドームをつけないで生でやると客は喜んでチップをはずむ 。だけど最近金持ちの中年レスビアン女につきまとわれて困っているという この女はフランス人でチップを相場の3倍くれるのでーーーという。
この女はサラの口を執拗に吸い 唾液を大量に飲ませ 全身を舐めまわし 器具を使い容赦なくサラを攻め 何度も絶頂に達しても許してはくれなかった。そんなある日このフランス女がエイズで死んだといううわさがひろまった。サラは毎日故郷に送金した。このときがサラにとって徳を積む唯一人間にもどれる瞬間である。
サラの美貌にかげりが見え始めた。体重も落ちているようだった。もはや寝る前にガンチャー(マリファナ)を吸わざるをえないほど精神も体も荒廃していた。自分の欲望を満たすだけの奇矯な人間にとって性的魅力のなくなったサラをもう誰も相手にはしなかった。 あるときサラはもう一ヶ月も収入がないので私を買ってといってきたことがあった。自分のアパートに来ないかという GOGOバーのダンサーが客を自宅に呼ぶことはありえない
家賃800バーツのアパートに着くとサラは服をぬぎ 水溜で体を洗い流した。よく見るとサラの腕にはエイズの初期症状がみられた 。サラは自分が陽転したことをうちあけた 今バンコック郊外のロッブリにある寺院にたまたま空きができたので明日その寺へ行くという。
パッポンの一流のバーでは毎日医者の血液検査があるので、場末のバーで働いていたのだという。僕は翌日サラを会社の運転手に命じてロッブリまで送りとどけた。
会社は多忙をきわめた。日本から来るバイヤーなどは仕事など早くすませ皆若い女が目当てであった。必然的に変なものは紹介できない。パッポン中のポン引き、バーの店長、バングラック警察、などとはアウンの呼吸である タイの警察署はなんとか組も兼務していてパッポン界隈からの上納金は天文学的である。 この警察署の大尉クラスは日本と違って逮捕状が出せるので知り合ってて損はない。
毎月若干のお手当てはもちろんのこと 本庁の少将クラスとお友達になることは万一の場合の保険でもある。この辺のさじ加減を知らない新入りの日本人トップはみな罠にはまってしまう。スピード違反をしても免許証のあいだに200バーツはさめばどこでもフリーパス。
また警察官はアルバイトしてもいいことになっているので日本人ゴロの用心棒したり,なにせタイで経験の少ないトップはこのゴロと一緒に犯罪制圧本部の制服を着た現役がピストルさげてくるもんだから腰を抜かす。タイで働くにはやはり影響力のある弁護士事務所や警察 場合によっては検察庁の人間とまでお友達になっておく必要がある。なぜかはトップで働いたことのある人間にしかわからない。
ほどなく僕はロッブリのサラがいるはずの寺院に行った。入り口で車の整理をしている男性を見ると腕にはぶつぶつが大きく盛り上がっている。初期の患者である。 中期になると同じ寺院内にある医療施設で点滴などを受け 末期は近くの病院に収容される。僕は責任者の若者にサラのことを質問した。
若者はちょっとためらってから言った。丁度サラが来て2週間ほどで様態が急変して急きょ直接病院に送ったのだが、3日前亡くなりもうすでに荼毘にふされました という それでもサラは幸せなほうだという 今では一万人もの人たちが待機しているという サラの骨は小さな麻袋に番号がつけられていた。 近く死を迎えることを察知していた少女はなにを祈っていたのか 畏れなのか期待なのか僕にはわからない。
その夜僕は朝まで涙が止まらなかった。 あるとき大きな慈善団体のパーティに呼ばれた そこにいたのは生活を保障された一皮むけば慈善に名をかりたエリート集団のでっぷりと太った奥様連中の集まりであった。 サラなどは一度も食べたことがないような料理には目もくれず ダイヤの大きさを競っていた。
僕は長いことヨーロッパとか仏領ポリネシアなどで仕事をしてきました。僕が出家する前の10年間はシンガポールやタイで10年間雇われ経営者として現地法人の社長をさせていただいたわけです。
真剣勝負の日々が続きました。書きたいこと,書きたくないこと半々位でしょうか。僕の記憶と言うコンピューターに入っているものを少しずつ書いて行きましょう。
それまで給料を頂くという立場にあったのが,今度は自分で社員に給料を払うという立場になって驚いたことがあります。給料を頂く立場のほうが圧倒的に楽だということです。
下の写真は僕がタイにいた頃ネーシオンという,どちらかというと反体制側の英字新聞(体制側と評判の英字紙はバンコック・ポスト)に掲載されたチェンマイのSUAN BUAK HADという公園にいたストリート少女です。僕は知人のネーシオン紙の記者にこの写真が作りものでないことを確認しました。
極楽的平和を享受する日本では考えられない光景ですね。でも現実です。よく見てください。子供をわずか15,000バーツでブローカーに売ってしまう鬼のような親も後を断たないのです。
この子たちはバンコックのチャイナ・タウンに再び売られ,処女という縁起を担ぐ奇矯な華僑たちによって高値で買われるのです。そして商品価値がなくなった彼女たちは,パッポンというゴーゴーバーに流れ着き,エイズになって死んで行きます。バンコック郊外ロッブリにある寺院には今日も順番待ちをした幼い患者が列をなしています。
死んだ少女たちは火葬され,迎えにくる人もなく僧侶によって番号を付けられた麻袋にひっそりと包まれて,生まれてはじめて安息の時を迎えるのです。寺院に収容されるだけでも幸運なことです。いまでも一万人をこえる心に傷を負った少女たちが順番待ちをしています。
※ 信仰について:
ひとはいかにして激流を渡るのであるか?
いかにして海を渡るのであるか?
いかにして苦しみを超えるのであるか?
いかにして全く清らかとなるのであるか?
ひとは信仰によって激流を渡り、
精励によって海を渡る。
勤勉によって苦しみを超え、
智慧によって全く清らかとなる。
Suttanipaata 183-184
※ 人の生命の無常:
生まれたものには、生の次に必ず死がある。
生まれ、生まれて、ここに死す。
実にいのちあるものどもには、かかる定めがある。
Therag. 553
昼夜は過ぎ行き、生命は滅び去る。
死すべきもの(=生きもの)の寿命の尽きることは、
あたかも小川の水のごとし。
眠れない人には夜は長く、疲れた人には1里の道は遠い。
正しい真理を知らない愚かな者にとっては、
生死の道のりは長い。
「わたしには子がいる。わたしには財がある」と思って
愚かな者は悩む。しかしすでに自分が自分の者ではない。
ましてどうして子が自分のものであろうか。
どうして財が自分のものであろうか。
男も女も幾百万人と数多くいるが、財産を貯えたあげくには、死の力に屈服する。
いくら財産を貯えても、最後には尽きてなくなってしまう。
高い身分地位もついには落ちてしまう。
結びついたものはついには離れてしまう。
生命はついには死に至る。
Udaanavarga I, 18-22
※ 老いについて:
ああ短いかな、人の命よ。百歳に達せずして死す。
たといそれより長く生きたとしても、また老衰のために死ぬ。
人が「これはわがものである」と考える物、--- それは(その人の)死によって失われる。われに従う人は、賢明にこのことわりを知って、わがものという観念に屈してはならない。
夢の中で会った人でも、目がさめたならば、
もはやかれを見ることができない。
それと同じく、愛した人でも死んでこの世を去ったならば、
もはや再び見ることができない。
「何の誰それ」という名で呼ばれ、かつては見られ、また聞かれた人でも、
死んでしまえば、ただ名が残って伝えられるだけである。
Suttanipaata 804, 806-808
DEMOCRACY(民主主義)とはDemon+CRACY=
悪魔が支配するという
意味でもある。
谷内六郎作:夜の公衆電話
「この世界には、なぜ、《自己》と《外界》について認識する能力を持った個体が存在できるのだろうか。この問題に理論的に答えようとする哲学の徒は、必然的に方法論的な障害に突き当たることになる。すなわち、問題を定式化することそれ自体が、きわめて困難だという事実である。
理論的な定式化の際に範型として用いられる自然科学の手法においては、一般に、必ずしも明示されない「暗黙の前提」がいくつも導入されている。認識能力を取り上げようとするとき障碍になるのは、おそらく「学問的な記述の対象は、表現空間内部に並存し得る要素の集合として表記できる」という前提だろう。これは、客観性を保証するための自明の前提として、通常は無批判に受け入れられる。最も典型的なケースは、古典的な物理学に見られるように、3次元の座標空間内部にさまざまな物体が存在するという表記法である。よりソフィスティケートされた諸学においては、集団遺伝学のように、座標空間内部の不要な要素を捨象して遺伝子のみを学問的対象として抽出したり、マクロ経済学のように、企業や消費者などの経済単位が活動する領域として抽象空間を措定するなど、多様なヴァリエーションが見られる。
その内部に複数の対象が並存するような特定の「表現空間」を前提とする記述は、科学的方法論に基づいて学問を構築する上で、きわめて有効に機能する。だが、《自己》と《外界》について論じようとするとき、この記述法を用いること自体、問題のポイントを見失わせる結果をもたらす。その理由は、《自己》と《外界》では、それを記述するのに必要な表現空間の構造が根本的に異なっている点にある。《外界》に関しては、個物が並存する一様な空間を基本フレームとして記述することが可能である。しかし、《自己》を記述しようとすると、その世界におけるさまざまな事象――記憶表象や知覚、観念連合など――を、「私の」という相の下に、非一様な“遠近感”をもって描出するしかない。これは、《外界》の表現空間が有する一様な構造と著しい対照をなす。こうした構造上の差異は、《自己》と《外界》を関連づけようとするとき、いっそう際だってくる。すなわち、実感として《自己》が閉じた自立的な世界を形作っているにもかかわらず、《外界》の記述においてこれに相当するのは、数多く存在する知的生命体の中の1個体の“内面”という1部分でしかない。表現空間の構造的差異を無視して、《自己》と《外界》を統一的に記述しようとする――例えば、「中枢神経系がこれこれの状態になったときに、しかじかの意識が派生する」というように――と、一般に、《自己》の有する本質的な特性が黙殺される結果となる。
少なからぬ哲学者が、こうした問題は、近代的な科学的方法論の限界を示すものと解釈している。現に、フッサールは、『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』において、主観的な経験に“理念の衣”を被せる「物理学的客観主義」が、感性的・身体的世な生活界の豊穣さを忘失させる危険を持つことを指摘し、「現象学的還元」のような客観主義とは異質の方法論が必要であることを説いている。
しかし、こんにちに到るまでの科学の驚異的な成功を考えると、《自己》と《外界》の関係を解明しようとする試みに対して、科学が全く無力であるとは、にわかには信じがたい。少なくとも、「表現空間」の構造上の差異に起因する問題に限っては、科学的方法論の手法に基づいて、矛盾を解消することが可能だと思われる。
この論文では、こうした観点から、《自己》と《外界》をどのような空間で表現するかという問題に絞り込んで、両者を調和的に記述することを可能にする枠組みを提示するものである。この議論において鍵となるのが、空間の次元数である。通常の表現空間は、比較的小さい次元(座標空間の場合は3次元)を有すると考えられている。この場合、空間内部に存在するいくつかの個体は、同一の次元内部に並置させられるため、《自己》のような閉じた構造を持つ「部分」を構成することは困難だった。だが、きわめて高い次元数を持つ空間においては、その内部に、閉じた「部分空間」を想定することが可能になる。《自己》と《外界》とは、きわめて高い空間次元を持つ単一の世界を、異なるアスペクトにおいて記述したものと解釈することができる。
断っておくが、この論文は、これまで誰も提唱しなかった「新説」を提唱するものではないし、従来の科学ないし哲学の学説に本質的な修正を加えることすら意図していない。援用される科学理論も、大半が定説として科学者に受容されているものばかりである。筆者の目的は、あくまで、ある解釈の下に世界の姿を描き出そうとすることにある。
現代においても、人が世界の何たるかを知ろうとする努力は、いまだに「群盲象を撫でる」の域を脱していない。確かに、人類は、自然現象を記述する有効な科学理論を数多く獲得してはいる。だが、その内容は、必ずしも日常的な直観や宗教的な信念と相容れるようには見えない。このためか、科学に対する不信感や嫌悪感を耳にする機会も多く、科学が解明し得ない超常現象への関心も、TVや週刊誌などの大衆的マスメディアにおいて根強い。科学が提供する世界像は、一般の人にとっては、何か「しっくりしない」ところがあるようだ。譬えて言えば、科学の描く世界〈象〉が「壁のようなもの」であるのに対して、日常的直観は、それが「柱のようなもの」だと訴えているのである。
これから私がしようとしているのは、この矛盾の劇的な解消ではなく、「柱のような」足の上に「壁のような」胴体が乗った〈象〉の似姿をデッサンすることである。このような折衷案とでも言うべき描像は、科学的知見や日常的直観をほとんどそのままの形で採用し、ある解釈を媒介として両者を強引につないでしまうことによって得られる。ただし、この仮説は、単純で合理的だが、それなしには胴と足がバラバラになってしまう重要な役割を果たしている。
もしかしたら、私が描き出す〈象〉は、足が3本しかなく、胴体から直に鼻が突き出ている異形の怪物かもしれない。だが、それはそれでかまわないと思う。「足は4本あるはずだ」とか、「鼻と胴体の間に頭があった方が良い」との批判をもとに、描像を修正することは常に可能だからだ。悲しむべきは、「人間は盲だから〈象〉そのものについて語ることはできない」と賢しらに決め込む態度である。世界は峻厳にして近寄りがたいが、あらゆる解釈を受け付けぬほど茫洋としてはいない。世界について合理的に語ることを可能にする解釈を思いつく限りは、その妥当性を検証してみることが、「知を愛する者」の勤めなのである」。<
以上この世界についての仮説>より
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投稿者: tatsujin
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