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[ロサンゼルス 2日 ハリウッド・レポーター] 先週末の北米映画興行収入ランキングで1位に輝いた「ラスベガスをぶっつぶせ」。数学の天才の大学生たちがラスベガスのカジノで一攫千金を狙うという内容のこの映画のエンディングで流れるのは、ローリング・ストーンズの69年の名曲「無情の世界(You Can't Always Get What You Want)である。ところがエンドロールが始まったとたん、それは聞き慣れないエレクトロニカ調に変わる。
ベルギーのバンド、ソウルワックスが手がけたこの「無情の世界」リミックス版に対して、評論家やファンの間から賛否両論の声が挙がっている。ビルボード誌のスベン・フィリップが「スリリングで才気に溢れ、とてもグルービー」と絶賛する一方で、iTunesのカスタマレビューには次のようなコメントもある。「ストーンズの中でもとりわけ壮大な楽曲を台無しにした。こんなものを聴いたおかげで俺の1日も台無しだ」
だが、同サントラのプロデューサーで作曲家のデビッド・サルディは、こうした反応は予想の上だったという。「映画音楽が物議を醸すだなんて、一体いつ以来のことだい? 快挙だよ」
当初、ストーンズのオリジナル版を使用するつもりで編集作業に入ったものの、全編を彩る他のエレクトロニカ・ミュージックと合わないことから、「リミックス天国」なるアルバムも出しているソウルワックスを起用することにした。サルディは言う。「確かに好き嫌いがはっきり分かれる曲だ。世代によっても反応が変わってくるだろう。だけどそもそもストーンズが初めてシーンに登場した時、どれほど物議を醸したかを考えてみるといい。それがロックというものなんだ」