テーマパークの事故について書いたので、なにかテーマパーク産業は安全対策を何もやっていないかのような誤解を招いたかも知れませんが、実はそんなことはありません。

実際、安全に関する法律は、日本よりもアメリカやヨーロッパの方がよほど厳しいものになっています。
日本の場合は日本人が器用であることを前提とし、人が危険を避けてくれることを期待する内容になっていますが、欧米では何の配慮もしなくても事故が起きないことを補償しなくてはならない仕組みになっています。
テーマパークのアトラクションはこの規制から微妙にはずれているそうですが、それでもその精神は活かせされていると見ていいようです。
実際、ディズニーのテーマパークでも、なにか危険なことがあれば、全ての動力が落ちるように作られているのは当然です。
そんな中、今回、ジーメンスがさらに安全な仕組みを提供できる機器をディズニーに提供していたことがネットに載っていたので紹介します。
技術屋さんじゃないとわからないかもしれませんが、こういった機器はPLCと言われる独立したコントローラーで構成されています。
そのコントローラーにジーメンスの最新のPLCが使われているということだそうです。
ジーメンスとディズニーは、ジーメンスがディズニーワールドのエプコット、スペースシップアースの提供企業になったことを契機に、パーク内の制御システムについても全面的に提携することを発表済みです。
その一環と言うことでしょう。
実際、Disney's California Adventure の Toy Story Midway Maniaには、その最新版が入っています。
従来は、色々なセンサー(例えばフットマットや光電管)などは、ハード的に電源を落とす仕組みが入っていたのですが、この新しいPLCはそこをソフトウエアでやるそうです。
私のような専門家からすると、そんなの常識だし、非常停止をソフトで組むことは?な感じではありますが、実際は欧米のPLCの場合は安全対応の厳格な認証を受けたものが使われることが多く、きっとそれでも大丈夫なんでしょう。
いずれにせよ、ディズニーとしては、やるべきことはやっている、ってことだと理解してよさそうです。
それでも事故が起こるのは、本当に「気をつけない」ゲストやちょっと抜けたキャストのせいなのかもしれません。
技術的な話は下記のアドレスに載っているので興味のある人は参照してみてください。
http://www.designnews.com/index.asp?layout=article&articleid=CA6571971
ワイヤレスLANを使っているとか、分散型システムと中央制御盤との連携とか、技術屋でないとわからないかも知れませんが、興味深い内容です。

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