先にご紹介したように、ディズニーシーにファンタズミックがくることが、オリエンタルランドから正式に発表となりました。
このニュースを大歓迎、と受け止める方も多いでしょうが、一方で複雑な気持ちで受け止めたディズニーワールドファンも少なくないのではないでしょうか?
これでまたひとつ、ディズニーワールドでしか味わえない経験が、日本にもきてしまったからです。

それは、単に自分だけが経験できたことが、誰にでも経験できるようになることへの割り切れない気持ちとは別に、ディズニーワールドが持っていた特別性というか、固有の何かがまた1つ失われたことの寂しさからくるように思います。
私が初めてディズニーワールドに行ったのは、まさにちょうど10年前の 2月のことでした。
当時、フロリダなんてところは想像を絶する遠い場所でしたし、ディズニーワールドに関する情報も極めて限られたもの(当時のネットは遅く電話線を使っていたこともあって、画像や動画での情報は、ネットですら得るのが難しい状況でした)しかない中では、それがどのようなものかを想像する事は大変に難しいものでした。
「街そのものがディズニー」といううたい文句も、実際は「市レベルの敷地全部がディズニー」だった訳で、実際に行ってみてその規模感には唖然とした記憶があります。
それだけに、多くに人にとって、ディズニーワールドは特別の場所になった訳です。
また、ディズニーワールドの4つのパークはそのテーマ性にも驚かされましたが、日本ではお目にかかれない多くの珍しいアトラクションや極めてレベルの高いショーには本当に感動したものです。
ところが、ここ数年で、その多くのアトラクションが日本にも導入されるようになってきました。
バズ、モンスターインク、タワーオブテラー、そしてタートルトーク。
それ以前にも、プーがあったのですが、あれはTDLのオリジナリティーが素晴らしく、同じテーマでこれだけ個性の違うものが作れるのか、という良い例だったと思います。
が、その後は、すべてカーボンコピー。
その後にやってきたのは、ディズニーパークのコモディティー化だったように思うのです。
簡単に言えば、パソコン化でしょうかね。結局、色々なメーカーから製品はでてくるものの、CPUもOSもどれも同じ。
そうなってから、パソコンに対する人々の興味は著しく落ちたことは事実です。
今、世界レベルで、同じことがディズニーパークで起こっているように思えてなりません。
ディズニーのマクドナル化、とも言えるかも知れません。
そして、ディズニーシーのファンタズミックです。
これがまだWorld of Color ならいいんです。きっと、メディティレーニアンハーバーの特性を活かした、カリフォルニアアドベンチャーとはまた違ったオリジナルなものができあがったでしょう。
しかし、15年前からあるファンタズミックのシーへの展開は、そこに閃きを感じません。
そして上海ディズニーランドです。
同じアジアに3つのディズニーパークができ、そこに同じアトラクションがある。
それって、何か時めくでしょうか?
せめて、香港ディズニーランドがジャングルクルーズでみせた意地くらいのオリジナリティーは期待したいですね。

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