2009/11/19

海老蔵  芸能

市川海老蔵氏と私は、実は誕生日が一緒なんである。

しかし、小林麻央氏との結婚前提交際には、なんだか拍子抜けした。

彼女のフツーにキレイな感じ、狂気をいっさい感じさせない佇まいは、
あまりモテ系ではないおじさんやおじいさんにウケがいいくらいにしか
思っていなかった。

狂気じみた非日常を演じることが多い人々は、日常は案外、
常識的で小市民的なのかもしれない。
生活のパートナーには、ごく普通の女性を選んだということなのか。

それとも、彼女にはものすごい秘密兵器があったりしたら、
それはそれで、おもしろい。
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2009/11/16

沖縄へ  

アメリカの軍事基地をなぜ、日本に、とりわけ沖縄におかなければならないのか。

日米安保があるからだと、当たり前すぎる答えが返ってくるだろう。

ところで日米安保条約は、締結された当時においてさえ、どれほどの反対があったか
多くの政治家も、知識人も、マスコミも、はっきりと知っているはずだ。

それを、半世紀経って政権が変わっても、見直しもせず、
永久的にその従属的で植民地的な安保協定を維持するというのが
前提だというのであれば、日本の「政治」というものは
いったい何のためにあるのだろう。

日高のように、いつまでもアメリカに「守ってもらう」と
大きなとっちゃんぼーやのままでいることを望むのだろうか。

日本が安保条約の見直しを要求し、憲法の理念を尊守し、
いっさいの軍備を保持しない、アメリカの基地は今後すべて
日本国内から撤退させると、胸を張って、背筋を伸ばし、涼しい瞳で言い放てば、
アメリカは日本に空爆を行うとでも言うのだろうか。

日米の信頼関係というのは、これまではアメリカの言うとおりに
従順に従ってきた日本、という従属関係でしかなかったではないか。

言うことを聞きますから、「守ってください」と、
頭を垂れてきただけではないか。

違う、というのなら、その根拠を示してほしい。
そんなものが「損なわれる」なら、むしろおめでたい。

アメリカや世界の軍需産業を潤すだけの、「国際貢献」に関与することを
拒否することこそ、本当の意味で尊厳を保つことだろう。

日本国内のすべての軍事的矛盾を沖縄にだけ押し付ける「政治」が
今後も続くというのなら、本当に、今こそ沖縄は日本から独立を決意するだろう。








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2009/11/11

甘いもの  グルメ・クッキング

甘いものが好きな人が、スィーツを褒めるとき、
「あんまり甘くなくておいしい」という。

甘いものが好きなのに、甘くあるべきものが、あまり甘くないことが
価値であることの、なんとも不思議な逆説。

近所に、スイーツで全国一位になったというコジャレタお店があり、
そこのロールケーキが金賞を獲得したという。

確かにクリームブリュレとか洋梨のタルトとかは、
他で食べたことがないくらいおいしいと思ったが、
ロールケーキは、本当に「甘くなかった」。
そして、私にはとてもおいしいとは思えなかった。

それが全国一位に輝くスイーツだということに
本当に首を傾げざるを得ない、無粋な私なのである。

ケーキは別に甘くても構わないと思うし、
むしろ、ケーキを食べるくらいなら、ハムやチーズが食べたい。
ケーキは5年に一度くらい食べるような人間である。

つまり、甘いものは甘くていいじゃないか、という無粋な主張でした。

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2009/11/9

天に堕ちる  日記

唯川恵の小説のタイトルだけど、中身は読んでいない。
って、最近そんなことばかりなわけだけど。
そして、タイトルと日記の中身に何の関係もない。

東京の大学での講義が終り、教員の方々と懇親会。
翌日からは国会図書館で終日を過ごし、子どもと夕食。
夕方、四ツ谷で待ち合わせたが、普段の大学での子どもは、いかにも学生らしく楽しげだった。
子どもがバイトをしているレストランにも行ってみた。
なかなかオシャレなところで、料理もおいしかった。
子どもがお店の人たちといい関係だという感じが、なんともうれしかった。

週末は十年ぶりに再会した年下の男子にも会った。
本郷界隈を散策し、赤門前の彼の家に行く。
東大を見下ろすマンションの屋上は、かなりいい感じだが、
特に西日の頃には、屋上に無造作に放置されている籐の椅子やテーブルを
引っ張り出し、夜景がキレイになるまでビールを飲みながら
取りとめのない事を話して帰ってきた。

こんなちょっと洒落たそれでも言葉の真の意味でフツーの異性の友人は、
いつまでもいて欲しいものである。

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2009/10/27

ジェロニモ  雑感

ジェロニモは超人たちのなかでただ一人、
生身の人間のままで闘わなければならなかったというのは
誰でもがしっている「筋肉マン」の話らしい。

私は「筋肉マン」は読んだことがないけど、
その話はなんだかよくわかる気がする。

今いる大学はさておき、一緒に研究しているグループや
招かれていろいろなところで話をする機会を得たりしているが、
いつも私は超人のなかのただ一人の人間のような気分でいる。

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2009/10/25

東京タワー  映画

といっても、オダギリジョーではない。

黒木瞳と岡田准一の、いまひとつヒットしなかった方の「東京タワー」である。

原作は読んでないけど、設定そのものは、私も書こうと思っていたものだし
映画の雰囲気はそれなりによかったけど。

ただ、寺島しのぶの方のサイドストーリーがなんともいただけない。
いや、キャスティングが変わればいけるかもしれない。

例えば、寺島の代わりに井川遥、宮迫の代わりに伊原剛志とか。
松本潤の代わりに水嶋ヒロとかっていうのは、どうでしょ。

黒木瞳の、あの理解しがたいウルフカットをなんとかして、上記のキャストで
リメイクしたら、なんだかとってもいい映画になりそうなんだけど。
いい映画というより、ヒットしそうなんだけど。

と、どうでもいい話でした。
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2009/10/18

琥珀  

科研の会議で某書店の会議室で中間報告と来年度の科研プロジェクトについて討議。
久しぶりのメンバーで夕食。

翌日は、子どもと昼食。いつもの寿司屋に行く。
哲学をやりたいといって哲学科に入学したのがつい昨日のことのようなのに、
もう3年生。卒論のテーマを決めなければという。
一緒に本屋に行って、哲学書を手に取りながら、どんなテーマがいいかなどと話す。
ドイツの哲学・現代思想がナチズムと無関係ではあり得ないのに、
どうして日本の哲学や現代思想が、天皇制やアジア侵略と無関係にあり得るのかが、大きな謎。

帰ってきて翌日は大学でスピーチコンテストがあり、その審査員をした。
留学生の日本語スピーチの内容がどれも本当によくて、思わず涙を流しそうにもなった。

その翌日は、政権交代についてということで、新聞記者が来て研究室で取材を受けた。
記事が掲載され、長く連絡を取れずにいた人から大学に連絡があった。

来月の初めにKO大学で講義をし、来月末までに例の科研の報告書を仕上げる。
それが終わったら、なんというか、自転車操業でないことをしていきたいものである。

ところで、
ビールの味、とりわけ缶ビールの味の違いなんて、わからないと思っていたけど、
YEBISUの黒と琥珀は、しみじみおいしいと思う今日この頃。



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2009/10/4

luna  日記

昨日は中秋の名月。

夜になって思い出し、ジョーと海まで行ってみた。
何もない海辺は、月の光だけだったけど、とても明るかった。
暗闇のなかで、月に照らされたそこだけ光る波の光景も、ひどく心ゆさぶられるものだった。

月の光が身体にしみわたるような気がした。

この時期の夜だというのに、風もなく、それほど寒くないので
帰ってきてウッドデッキで花火をした。

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2009/9/22

el mar  日記

夕暮れ時、犬と海辺を散歩する生活というのは、
いつも私が夢見ていたことのひとつだった。
それがこんな風に実現していたのだと、いつも思う。

小さな路地の先に海の気配がすると、腹の底に響くような波が打ち寄せる音に胸が躍り、
光る水平線と空が一挙に目の前に広がると、それがいつものことであっても
毎日、息をのむほど感動している自分がいるわけで、それが少々おかしくもある。

10年ぶりに会いに来た人は、例のおじいさんのこともあって
実はものすごいストーカーだったらどうしようと思わないこともなかったけど、
苦節を乗り越えたりしながらも、爽やかにまっとうに年を重ねたごく常識的な人だった。
古い友人との心あたたまる再開だった。

ところが翌日、海辺の散歩をしていたときにデジカメと携帯を水に濡らしてダメにしてしまった。
ジョーのお散歩用ボトルのキャップがきちんと閉まっていなくて、
小さなバッグの中が水びたしになっていたのだ。

すぐに両方を買い替えたのだけど、全てのデータがなくなってしまった。
携帯番号もアドレスも変わったので、誰かからの連絡もなく、こちらからのしようもなく、
なんだか全てがリセットされた気分になっている。
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2009/9/17

宥めの供え物  日記

あるべきところから外れ、彷徨い続けるのがいい。
決して家など所有せず、どのような場所にあっても
過度にくつろぐようなことのないほうがよいのだ、とサイードは言ったけど。

幻想としての共同体を疑うことなく、繋がれている人々は、
一見、マジョリティのように見えて、実はその虚構にうすうす気づいている。

そうであるがゆえに、むしろ自ら繋がることを熱望する人々は、
過剰に「故郷」を美化したり、しがみついたりもする。

生まれながらに「故郷」を失い、共同体に排除され続けていると、
そうした幻想は、最初から幻想であることがよくわかる。

「約束の地」へのとめどない、あらかじめ失われた郷愁に
引き裂かれ続けるのにも、もう飽きた。


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