昨日、センター入試のニュースを見ながら、「何か嫌な気分になるな」とNANA。
そりゃそうでしょう、3週間後には、同じような空間に身を置くのですから。
とうに受験から遠ざかり、今では毎年、運営側で関わるようになっている私も、この独特の、張りつめたような雰囲気はやはり苦手です。
先週末、とうとう、我が家に新しい仲間がやって来ました。
縦も横も、NANAより身体が大きく、しかも、基本、寝転がっているものですから、とにかく、場所をとること甚だしい…迎えに行ったNANAとTOTOが電車で連れ帰ってきた日、私が夜遅く帰宅すると、なんと、布団の上に寝かされていました。
そのまま、というわけにはいきませんから、荷物置き部屋に移動していただいたのですが(!)、他の荷物もありますから、もういっぱいいっぱい…身動きがとれません。
新年早々、軽い財布はますます軽く、狭い家はますます狭くなりましたが、翌日、「学校へ持って行って、顧問の先生に聞いてもらうわ」と笑顔で出かけたNANAを見ると、「まぁ、無駄な買い物ではなかったのかな」と思いました。
受験準備を始めて4か月が過ぎ、少しずつ積み重ねられた疲れは、最近、ピークに達しているように見えました。
考えてみれば、当たり前です。
基本的に、音楽理論は週2回、ピアノは週1回、専攻楽器は月3回でしたが、本番が近づき、この2カ月、専攻楽器のレッスンは月5回に増えています。専攻楽器のレッスン先へは電車を4本、バス1本を乗り継ぎ、片道1時間強かかります。
それぞれ、もちろん、家での「宿題」があります。「ゼロ」からの準備に等しいものばかりで、次のレッスンまでに「宿題」をこなすのは大変です。
しかも、中学生ですから、朝から夕方3時半ごろまでは学校の授業がありますし、宿題も試験もあります。11月の初めまでは、部活もありました。
ホントに、心身ともにクタクタだろうと思います。
思わず、「もう、十分がんばったし、今やめても、誰も『軟弱者』なんていわない。あえて、そんな厳しい道を選ばなくてもいい、進路変更してもええんやで」といいそうになります。
実際、周りは、一緒に部活をしてきた仲間はほとんどが、部活の実績を生かした推薦入試組です。
先日、買い物で会ったお母さんは、「だって、3年間、一筋に打ち込んできたんやもん、それくらい特典がないとねぇ…」と笑顔。もちろん、推薦だって、試験は受けないといけませんけれど、心理的には随分楽でしょう。
NANAも、普通なら、どこかへ「部活推薦」がもらえたはずです。
先日、学科試験免除のための推薦のため、「実績」を書いていましたが、さえない文化部の「イケてない中学生」だった私とは違って、まぁ、部活関連の「実績」が多いこと…選抜バンドという個人の「実績」もあり、非常に華やかです(もっとも、NANAの志望校には、全くレベルの異なる個人の「実績」を掲げる人がわんさといそうですけれど!?)。
けれど、NANAは、結局その「実績」に頼らない道を選びました。親としては、そんな息子が誇らしいような、不器用さがちょっと歯がゆいような複雑な心境です。
そんな親の気持ちを見透かしたかのように、先日、NANAが「顧問の先生がな、あんたは、あそこの高校しかないっていうてはったわ」と言いました。
同じ高校を受ける女の子は、仮に第一志望を落ちても、他の学校でも十分やっていける、でも、NANAは他の学校でやっていくのは難しいだろう、と…
顧問の先生独特の「激励」なのか、はたまた本気でそう思っておられるのか…何となく、これまでのやりとりからは、
後者のような気がして落ち込みますが。
あれこれ考えても仕方ない、ここまで来たら、前に進むしかありません。
そうした意味でも、この時期の新しい仲間の登場の意味は大きいと思います。
盟友「ヒロシ」とともに、NANAの力になってほしいと祈るばかりです。
さて、私が受験生のころ、
母はよく「ケ・セラセラ」を歌っていました。
「ケセラセラ〜 なるようになるさ〜 先のことなど分からない〜」と、かつてペギー葉山さんが歌っていた日本語版でしたが、もとはヒッチコックの映画の中の挿入歌です。結婚したばかりのころ、何も知らずに、TOTOとヒッチコックの映画を見ていて、この歌が流れてきたので、ビックリしたことを覚えています。最近は、CMで英語版が流れていますね。
When I was just a little girl
I asked my mother
What will I be
Will I be pretty
Will I be rich
Here's what she said to me
Que sera, sera
Whatever will be, will be
The future's not ours to see
Que sera, sera
What will be, will be
受験生だったころ、母の気楽さが本当に腹立たしかったのですが、今、同じ立場になってみると、「ケ・セラセラ」を歌うしかない親の気持ちが分かります。
私も最近、気がつくと、「Whatever will be, will be」と口ずさんでいます。

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