2012/10/7

2012年の収穫  

ブルゴーニュは、朝晩の冷え込む本格的な秋を迎えるころとなりました。ドメーヌシュヴロでは、2012年の収穫は、9月20日から少しずつ、24日には本格的にはじまり、29日に無事に終了しました。初夏より厳しい天候のために収量は、約40パーセント減となりましたが、質は大変良いワインができることを期待しています。今年も日本人の方がワーキングホリデーヴィザを利用して、ドメーヌ・シュヴロの収穫に参加してくださいました。北海道、札幌出身の朝倉香澄さんの感想文をご紹介いたします。

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黄金色、小麦色、浅黄、薄緑などに美しくパッチワークされた丘陵に、だんだんと朝陽が当たっていく様子は、中腰になりながらぶどうを摘んでいる最中でもうっとりと見とれてしまう光景です。
ある日は太陽がまだ丘の裏側で顔を出しておらず、日の出が稜線をすーっと白く光らせ少しずつ赤に変えていく変化を、作業中にブドウの木の間から盗み見ることもありました。
合間の休憩中には、トラクターや車にもたれかかってワインを煽ったり煙草を吸っている同僚たち、草むらに寝転がっている若い女の子たち、そんな姿がとても素敵です。私はいつもぼんやりとながめながら気持ちよくなっていました。

ブドウを摘んでいる最中の私は、「これがうどん粉病の症状かな」「このブドウはさっきより糖度が高いから手がべとつく」とひとりで納得していることも多々。
また、ふわふわと柔らかい土や石のゴロついている場所などに行けば、その土壌に育まれたことを深く感じてブドウが愛おしくなり、感慨深くなります。
畑が坂に面していて午後の日差しが強い時は、この光を浴びたからここまで成長できたのね、とまたしみじみ・・・しているうちに後れをとってしまい、いけない!いけない!と我に返って手を動かすのでした。

そしてまた幸せなこととえいば、休憩中やごはん時にはシュブロのワインが飲み放題、夕食の時なら年代の古いものも出てきて、好きなだけ呑めてしまうことです。毎日いろいろなボリュームのある献立と仕事後にみんなで呑むワインはとても美味しいものでした。

ブドウを摘むのが一番遅い私に、いつも気をかけて、声をかけてくれた優しい同僚たちやあの美しい丘や、そしてドメーヌシュブロに出会えて本当にすがすがしく、幸せな楽しい時間を過ごす事が出来ました。 
ブルゴーニュの丘に囲まれるヴァンダンジュ、その掛け替えの無い時間はとても大切にしたい思い出です。
                             
朝倉 香澄
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