随分ご無沙汰しています。
朝晩涼しくなってきましたね。
すっかり秋がやってきたようです。
さて、今日は胎盤梗塞について書きます。
コメント欄に胎盤梗塞についての質問をいただきました。
なかなかお返事できず、すみません。
過去ログにレスするより、こちらに新規で書いた方が皆様に読んでいただけそうですので、こちらに書かせていただきます。
胎盤梗塞というのは、胎盤の血流が血栓により滞ってしまい、やがて赤ちゃんが成長できずに天使になってしまう症状です。
不育症の大半がこの胎盤梗塞が絡む症状を持っていると思います。
胎盤梗塞が発見できるのは、胎盤を検査して初めて、ですので、妊娠中にはわかりません。
若干胎盤の血流をカラーエコーで発見できるかもしれませんが、専門医でなければ難しいでしょう。
胎盤梗塞が起こる原因はわかりませんが、予防のためにアスピリンやヘパリン(薬品名はヘパリン、カプロシン、オルガランなど)が処方されます。
このうち保険適応があるのはヘパリンのみで、カプロシン、オルガランは自費です。
薬価はカプロシンだと保険適応のヘパリンとさほど変わりませんが、オルガランの場合は1本2000円程度ですから1日1本ならひと月約6万円、2本なら12万円ぐらいかかります。
ヘパリン系の薬の副作用は血栓を作らない=血が固まりにくい、ですから、出血しやすくなる方もいます。
胎盤梗塞の予防でヘパリン系の注射が必要な場合は、妊娠後期での子宮内胎児発育遅延を経験した流産や死産、初期流産を3度以上経験した方などですが、専門医に相談することで流産や死産の経験があれば処方してもらうことは可能だと思います。
胎盤梗塞は胎盤形成後に赤ちゃんが育ってこない状態(子宮内胎児発育遅延)で赤ちゃんを亡くした場合、胎盤を病理検査依頼すればわかります。
1度でも胎盤梗塞を経験した天使ママさんには、専門医に相談しアスピリンやヘパリンを処方してもらって欲しいと思います。
なぜなら、胎盤梗塞は繰り返し発症する可能性が高いからです。
私の場合ですが、歩の胎盤を検査したことで胎盤梗塞が判明し、第2子のときに心拍確認後から28週までオルガランを自己注射しました。
37週で第2子を出産しましたが、治療していたにも関わらず胎盤内に血栓がありました。
ですから、第3子のときには32週までオルガランを自己注射しました。
39週で出産し、胎盤には全く血栓がありませんでした。
ヘパリン系のやめ時ですが、大体は死産した週数を超えるまでです。
私の場合は21週がボーダーでしたが、歩の胎盤内血栓の度合いから28週までが妥当と判断されました。
赤ちゃんの成長と胎盤血流を見ながら判断するのが無難だと思います。
胎盤梗塞の疑いで治療を受ける場合は、20週前後でヘパリン系の注射が終わるのが普通ですが、死産の原因に発育遅延が絡むようならおそらく28週〜32週辺りまで注射すると思います。
胎盤を検査していなくても、今までの妊娠で赤ちゃんに発育遅延があれば、アスピリンやヘパリン系の治療を受けることで天使ちゃんの弟妹の命を助けることは可能です。
まずは、信頼できる専門医を見つけてください。
関西在住なら、左のリンクに掲載している「ふじたクリニック」の藤田富雄先生を推薦します。
藤田先生は、不育症治療にヘパリンが有効だと世界で最初にヘパリン治療を考案なさった方ですから、治療についての不安は解消すると思います。
関西在住でなくても、ふじたクリニックのサイトにメール相談できるコーナーがありますので、そこにアクセスしてご自分の流産、死産歴(妊娠週数、心拍確認の有無、赤ちゃんの亡くなったときの身長と体重、原因が分かっているなら原因も)、年齢、持病があればその旨を書いて相談してみてはいかがでしょうか。
先生は大変お忙しいのでメールでの即答は難しいかもしれませんが、毎日メールを確認しておられるので、直接電話でご連絡があるかもしれません。
まだまだ未知の不育症ですが、1人でも多くの天使ママさんに元気な赤ちゃんが授かるよう祈っています。

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