私の娘Mちゃんは、歌うのも踊るのも大好き

いつも、私はバレリーナになるとか、ミュージカル女優になりたいとか言っています。
今回、たまたま見かけたこのポスター
内容は
子供ミュージカル劇場主催 「PCHŁA SZACHRAJKA」 と言うコメディー・ミュージカルのキャスティング・オーディションが2月23日 12時からあると言う広告です。
”あなたのチャンスです! ”
踊りが歌が得意な人 演技が出来る人
このミュージカルに出演しませんか??
と謳ってあります。
ものは試し やるだけやってみたら?? と、娘を連れて行きました。
受かれば、やってみて 舞台に立つということがどんなものか分かるだろうし、だめだっても、オーディションで感じが分かって、やっぱりやりたいと思えば、レッスンに通ってまた挑戦すればいいし・・・
たくさんの子供たちが来ていて、会場は混雑していました。
いかにもステージママ!って感じの人まで居て 私はちょっと気後れしちゃったんですけど・・・
一応 10才以下のグループと 10歳以上のグループに分かれて オーディションらしき??ものが行われました。
親たちは、中に入れないので、何が行われているのか、全く不明。音楽だけが聞こえてきます。
Mちゃんは、10歳以下のグループの2番目だったので、1時間以上待たされました。Mちゃんは、緊張しまくり、下の娘Sちゃんは、退屈してしまって、二人ともつらい1時間半でした。
何とか娘の番になり、グループオーディションが終わって 言われたことには「明日10時からトレーニングをしますから集まってください」
ん??? 選ばれたの? それとも、明日また選考の引き続きをするの??
娘の話だと 今日の時点では、選びきれなかったので、明日も様子を見たいとのこと。(ホント??)
娘は、オーディションに合格して舞台に立てるかもしれないと、期待して喜んでいます。でも、なんか胡散臭いんだな・・・・
で、昨日に引き続き、今日 日曜日も行って参りました。朝10時!
娘の為なら、多少胡散臭くても目をつぶりましょう。
時間になったら、いきなり振り付けが始まりました。振り付け自体は、昨日のオーディションでやったフラグメントなので、別にそれほど問題ではないのですが・・・・・
私の頭の中には、この時点で ちょっと????? はてなマークが生まれてきました。
振り付けといっても、するのは 以前にこの公演に出演して、今回も出演する??お姉さんたち せいぜいが18歳ぐらい それ以上の年齢にも見えませんし、指導の経験があるようには思えません。
ダンスの先生らしい人の姿は見えません。
おまけに、ウォームアップ無しで、いきなり踊る??しかも、床は大理石!気に入らないわ。
しばらくして、主催者が 今日ここに集まっているお子さんたちは、4月末から5月の頭に予定している公演に向けて練習をしていきたいと言う話をはじめました。
「練習は、毎週土日 10歳以下と10歳以上のふたグループ2時間ずつ分かれてします。」
ってことは、Mちゃんは選ばれたってこと?? 今日だれも落ちた人は居ないの??
去年のキャスティングのときの契約書の見本があるので、ご覧になりたい方はどうぞと言うので、ちょっと見せていただきましたら・・・・
「公演の準備の為のレッスン代として 毎月10日までに 100PLNをお納めください」とあるではありませんか!!
何ですって??
レッスン代?? リハーサルじゃないの?? リハーサルなら、お金を取るのはおかしい。
これじゃあ、キャスティングじゃなくて、公演を目的としたワークショップ(講習会)じゃない!詐欺だわ!!
もっと読んでいくと「夏休みに 強化合宿があります。参加費用は1000PLNです。」とある
ええ〜冗談でしょう。
1000PLNと言えば、10日ぐらいの旅行でトルコとかチュネジアとかエジプトとか そのあたりにいける値段です。
娘は、そんなことは知らずに スタジオでダンスの振り付けを一生懸命練習してます。
まだ、契約書の内容が今回のものでないと言うこともあり、疑問点がいっぱいあったので、主催者側の人にちょっと訊いて見ました。
「100PLNというのは、要するにレッスン代ということですね??」
「はいそうです」
「じゃあ、キャスティングではなくて、公演を目的とした講習会じゃないんですか??」
「いえ、それは・・・・・でも、スタジオを借りるのもお金がかかりますし・・・・」
でも、この団体"非営利団体”のはず。しかも、「市との共催で市の児童文化会館の会場を使わせていただいています」という説明でした。だったら尚更おかしい。でも、この話を彼女としても仕方がない。別の質問をします。
「では、レッスンの内容に関してですが、いつもレッスンは、今日と同じような感じなのですか?」
「はい、毎回2時間ずつします」
「いえ、そういうことではなくて、ウォームアップもなしに、大理石の床の部屋で、ダンスのレッスンをいきなり始めるのですか? しかも、指導しているのは、どう見てもダンスの教師の資格を持っている人とは思えないんですが・・・」
「ああ、それでしたら、今日は、オーディションもかねているので、特別です。振付師の人が、昨日は夜遅くまでお仕事だったと言うことで、疲れているから今日はお休みしています。」
何ですって!! このことに関していっぱい言いたいことはあるけど、次の質問をしました
「では、その振付師と言う方が、普段はダンスを指導するわけですね?」
「まあ、そうなりますね」
「では、その方は ちゃんと指導員の免許を持っているのですか??」
ポーランドでは、法律で"教育学""心理学"などの科目を含んだ教員資格を取得していない人は、特に公共の施設などでは子供の指導はしてはいけないことになっています。
それに100PLNと言うお月謝は 法外なお月謝です。 子供文化会館でやっている、他のお教室(私の知人などがバレエを教えています)では、市からの補助金が出ていますので、お月謝は格安か無料です。
それを非営利団体が100PLNとってやると言うのは、どうしても納得できない。
払うのが嫌だと言うわけではないけれど そんなに高額をとるのなら、教師陣は一流でなければ許されませんし、公演への出演も絶対保障されなければ、納得できません!
私の質問には
「えっと、振付師の方はおそらく、資格を持っているはずですが・・・」
「持っているはずではなくて、持っているのですか?いないのですか?ダンスに限らず、指導に当たる教師陣の全員の履歴と、資格証明を文面で次回のリハーサル(レッスン?)までに、用意して見せてください。これだけの費用を取るのですから、そちらもそれぐらいして当然ですよね!」
ここまで言い切ると スタッフ(主催者の娘)は、慌てふためいてママに報告に行きました。
周りに居た親御さんたちは、私があまりにもはっきりずけずけとものを言うので、驚いていられましたが「私もちょっと疑問に思ってたんで、言っていただけてよかったです。私だけが思っていたんじゃないのが分かって、ほっとしました」とおっしゃっていました。
で、何が天国から地獄かと言うと 娘の気持ちです。
オーディションに受かって選ばれた!と言う誇らしい喜び=天にも上る心地が、詐欺まがいのオーガニゼーションで踏みにじられ、おまけに私たち両親は、とっくに彼女にこの舞台に立たせるためにこれだけの費用を掛けてやる気持ちが全く失せてしまっているので、舞台にも乗れないという、ダブルショックで意気消沈してしまったからです。かわいそうな娘
というところで、次数制限が・・・ 明日に続きます