毎年この時期が来るたび、思い出すのは「八月の夕暮れ、一角獣よ」という吉増剛造の詩だった。18の頃読み、鳥肌が立った詩だった。
死んだら電話がかかってこなくなるんだよ、朝になっても
八月の終わり、飛行機の、精霊的な尾っぽがひかり・・・・。
毎年、毎年、18の頃からいつも、これらの言葉に急かされる様にして夏をなんとか疾駆する。私のことばは獣の言葉に追いついているのか分からないが、とにかく、もっともっと遊ばないと、産道は死球でいっぱいになる、あっという間に八月も終わり。
9月7日
吉増剛造氏に暑中見舞いを出した。9月になれども返事は来ない、しつこく更に出してみようかと考える。 イカ監督に誘われて、「mixi」という招待制の掲示板に登録してみる。N原M也とか、T盤Hとか、知り合いとか業界人がヒマツブシにやってるようなサイトなので最初おもしろおかしく遊んでいたが、いちいちチェックしていたらとにかくキリがない事に気付き、面倒やから又ツレでも代わりに登録させよかなと目論む昨今。誰かやってる人いる?ちゅうか、こんな面倒臭い事せな趣味合うツレって作られへんの?といささか疑問になってきた。便利ではあるが、いかんせん面倒やしみんな本気なんかタダの暇つぶしなんかよくわからん。 一人一人の自己紹介ページに、コミュニティ登録があり、例えば誰ソレの音楽が好きな人は登録して参加者の掲示板でやいのやいの言う事ができる。
「吉増剛造」のコミュニティを検索したらなかったので自分で作ってみた。するとあれよ、あれよという間に参加者が増えたらしいので自ら掲示板で吉増についてカキコしていったが未だにレスなし!挑発する為「誰か書け!」ともカキコしたがそれでもレスないのは、皆名前だけ知っていてロクに吉増を読んだ事がないのか?そゆうのは、ややこしいからヤメテ欲しいナと一人憤慨の管理人。仕方が無いのでツレのツレの日記で「ウンコを半分出して・・・」というお題の大喜利に参加してみたり。「わんこちんこ」という造語を活用させてみたり。結局はツレ探しというよりそういった端的にオモロイ遊びに収束してゆく。
ha-gakureのコミュニティを勝手に作ってみた。多分参加者増えんやろけどいたらオモロイな、と思ってたら翌日一人参加者がいた。「おお!」とチェックするとイカ監督だった。コメント欄には、「参加したけど・・・・、誰?」とのカキコ。 ・・・・・・面倒なので未だ返答せずにいる。
八月後半〜今までざっと。
○宮沢章夫氏上映会企画にやや奔走。無理だろうと踏んでいた映画館での上映が実現しそうな段階。
○「誰も知らない」最近見た中ではズバ抜けて良かった。
○「華氏911」、「551蓬莱」のが私は美味しいと思います。
○落語家の祭り「彦八祭り」参加。無料で非常に楽しいイベントだった。後半雨降ったの残念。原田ノブロウと鶴瓶の再結成・あのねのねライブを軽く見る。いつ登場かわからぬさんまはとうとう見れず。明石家電子台、応募しよかな。
○リンクを貼っている「意味なしほーいち」のイズミヤ氏と飲んで大騒ぎ。串屋や沖縄料理屋、さんざんうまい飲み屋を連れまわしてもらった。色んなお笑い界やらの話を伺う。珍しい生き物でも見るかの様に、イズミヤ氏はこちらの話に興味を示してくれた。やや警戒していたが、ごっつええアニキと判明、瀬々監督の昔の傑作やらピンク映画を編集したビデオをわざわざ送ってくれるとの事。最後カラオケで爆睡。詳細つーかイズミヤ氏側の感想は意味なしで。
○新装開店したプラネタリウムに行くつもりが閉館早くてなかなか行けず。
バイクで転倒してから、最後に残った左肘の傷の治りが非常に悪い。他はアッサリ治ったのに、ココだけはまだぐちゅぐちゅぐちゅと、膿みがひかないでいる。台風でダイビングは中止になったし、バイクはないし、比較的、盆以降の夏の終わりを淡々と過ぎ去らせてしまった罪悪感。を、回収すべく、今週末は屋久島に向かうのだった。
地震、カミナリ、火事オヤジ。まだ外気は蒸れている。私はまだまだノースリーブを着ていたい。
8月31日
ORGANからメールが来た。「八月の終わり」とだけあった。
8月31日午後12時30分、私は濃いアイメイクとハイヒールで、東梅田の地下道を闊歩しています。
しばし思案して、暗誦できる吉増の詩のラストをそのまま返信として続けた。
・・・・・・獣のいきにちかづいてゆく、とても静かだ。
