2017/8/28

VICTRIA 0201  トム・ヒューズ

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日本では今ちょうどシリーズ1がNHKで放送中の「VICTORIA/愛に生きる」、昨日の日曜日午後9時からイギリスではシリーズ2が始まりました。

実は少し前から、なぜか突然、私のBBCiPlayerはプレイしてくれなくなったので、いったいどうなることやらと頭を抱えていたのですが、

とりあえずitvはまだ大丈夫です。

ということで、サクサクと動いてくれたPCで、2がサクサクと始まりました。

1は、戴冠、結婚、などヴィクトリアの身に大きなイベントが起こったので見る方はたいへんでしたが、

2は第一子のプリンセスが生まれたところから始まりますので、テンポが早い気がしました。

というのも、「産後1ヶ月は絶対安静で、家来が運ぶ御輿に乗って移動」というしきたりを、「バカみたい!」と降りて歩き出し、その後アルバートと乗馬に行ってしまった若くて行動派の女王様ですから。

しかし今回では、産後の身体をいたわったアルバートの心遣いが裏目に出て、ヴィクトリアは夫が自分の地位を脅かそうとしていると腹を立てています。

この女王様、まだ若くて実母やその愛人に支配されていた過去のトラウマか、自分をコントロールしようとする動きに敏感に反応して遠ざけるんですよね。

(アルバート叔父のベルギー王レオポルドの、王子の孫の顔が見たいコールも誰が見てもウザいですしね〜(汗)夫婦のことに干渉する年上の親戚・家族って昔からの問題なんですね・・・)

でも、アルバートも実直にヴィクトリアをサポートしていますし、ヴィクトリアにはそこは惚れた夫、二人とも仕事には熱心なんですが、素直にお互いを認め合って仲直りするふたりがたいへんに気持ちの良いカップルでありました。

アルバートのモゴモゴした低いハスキーボイスは2も健在。

軍隊の閲兵式の美しい制服姿とお馬さんたちはキラキラして、王室もののドラマってこれだからたまりません。

それと、ヴィクトリアの執務机に置かれたコッカスパニエルの陶器が、ブルテリアじゃない犬の置物もあったよね・・・と思い出すと同時に、

ブルテリアだと男性的でモダンだけど、この犬だとヴィクトリアンでおばさん趣味だよなー

と感じて、「そうだヴィクトリアンなんだから同然か。当時の最新のセンスだったのかな」とハッとしました!

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2017/8/27

ボブという名の猫  その他の映画・ドラマ・舞台

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ポスターの通り、とってもロンドンをフューチャーしてました。

スタッフを見たら、製作総指揮に「英国王のスピーチ」の人たちや、「マーガレット・サッチャー」や「Goodbye Christopher Robbin」の人もいる、英国的な実在の人物の映画のプロにかかった実在の英国の猫の話だったんです。

その上、ひげ面で最初気づかなかったんですが、主役を演じるのは「夜中に犬に起こった奇妙な事件」のルーク・トレッダウェイではないですか!

その上、私はその昔、茶トラの猫を飼っていたこともあるんです。レオという名の猫でしたけれど、

この映画を避けては通れない私の人生というものです。


ストリート・キャットと原題には入っていますが、多分これはストリート・ミュージシャンである飼い主のジェームズの職業に呼応しているのでしょうね。

路上生活と麻薬依存症から猫の力も借りて抜け出した青年の物語です。

現在、一時期よりは政府の手厚い保護がなくなってきているイギリスですが、少なくても10年前には路上生活者に(ヴァルの熱意でちょっと異例の措置でしたが)無料の住居が与えられたのにまず感動しました。

これがなければこの話も成り立ってないんじゃないかしら?

与えられた公団はカビ臭そうな、住んでた老人が亡くなって空き部屋になったのでは?と思われる古臭いインテリアのみすぼらしいフラットでしたが、

無料でお湯が出てお風呂もついてる家が与えられるー
汚くてもベッドもソファーもあっていますぐ生活できるー

これこそ人間らしい生活の保障というものだと思いました。

それ以外に彼が出会った支援団体の人たちの温かさも、できる限り規則よりも人情を優先している人たちに溢れてて、良きイギリスがまだ残ってた、「わたしは、ダニエル・ブレイク」だけでもないんだよ、という救いの面が見られました。(この本は2012年に出ているので、それから制度が改悪されている可能性はありますが)

でね、ルークのジェームズが大変に可愛いんです。話し方とか、動きとか。コックニーに愛おしささえ感じます。

それに比べて、猫のボブは野良猫なのにクールでスマートで、映画の中で散々「かわいいかわいい」とみんなに言われてるけど、かわいいというよりも無表情さが健気だな、といった感じでした。

ジェームズがあてがわれた貧民街ってどこなんだろうと、テムズの橋を渡ってからコベントガーデンに着くんだから、ロンドン南部のはず、と思ってたら(その割には近所にカナルがあるから南にカナルなんてあったかな?とも思った)、原作本には北ロンドンのトッテナムと書いてあったので、

住んでる場所は特定されてないようでした。
ロンドンを御伽話ふうに盛り上げるためにうまく使ったようです。

その分、リアルなことも知りたくなって原作本を読みたくなりました。

頑張ることが好きでない私ですが、今の私はちょっと仕事の契約責任があり頑張らざるをえない状況なので、こういう頑張った人の話が心にしみます。


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シネスイッチ銀座のウィンドウ
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2017/8/26

ベイビー・ドライバー その2  その他の映画・ドラマ・舞台

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2回目の「ベイビー・ドライバー」行ってきました。

今度は初回で逃してしまった組織のボス、ドクにも注目できました。

だってもう初回はアンセルくんと曲を追うので精一杯でしたから^^;


今回はネタバレありですので、ご注意ください。




私が「あれー?」と思ったのは、ドクの人物像なんです。

彼はスマートなスーツ姿で自分の手は汚さず、チンピラを雇い、警官をも丸め込んでギャング業を営むボス。

ベイビーにはその昔車を盗まれて以来若い彼の才能を見抜き、彼を逃し屋として雇った仕事は全て成功しているためベイビーのことを「幸運のお守り」と呼び可愛がっている。

それが郵便局強盗の段では、凶暴なバッツの暴走で計画が狂い、ついには逃しに失敗、ベイビーも仲間もバラバラに逃走するはめになる。

計画が失敗したことを知ったドクは、助けを求めるベイビーに「何もできることはない」と拒否するも、ベイビーがデボラを伴って逃亡しようとしていることを知り「そういうことか、俺にも覚えがあるんだ」と自ら武器を手に取りベイビーとデボラを体を張って救ったー


ここ、とてもびっくりしました!
あの計算高いドクが、両手に散弾銃みたいなのを抱えて若いふたりを逃すなんて・・・!!

ドクには8歳の可愛い息子もいるし、つまり愛する女性もいるということで、汚れのない純粋なふたりに心を動かされたということ・・・?

ワイン&ダインでデートしていたふたりの食事代も出してくれたし、デボラのことを気に入ってもいた・・・だけどやっぱり、自分の命と引き換えに守るほど彼女のことは知らないし、

ここはやっぱりドクはベイビーをある意味愛していたとしか解釈できないです。

そうでなければ、実の子を残して自分の命を危険に晒したりできないと思うんです。

ギラギラしたチンピラの世界のスマートなマフィアのボス、ドクは、やはりベイビーの持つピュアな部分に惹かれたせいで身を滅ぼしてしまいました。彼の助けがあったからこそベイビーは生き残れたのですよね。

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2017/8/25

きっと、星のせいじゃない  その他の映画・ドラマ・舞台

「ベイビー・ドライバー」舞台挨拶を見たことがきっかけで、アンセル・エルゴートに興味を持ち、彼が日本にいると思うと楽しくてずっとインスタで追いかけていました。

正直言って、彼はかっこいいけど好みのタイプではないので自分でも不思議です。

幸福感の吸引力とでもいうのか、ベイビーは幼くして両親を亡くし幸福なその後の人生を送ってきていないだろうに、彼の魂は絶対善良でできている、と思わせるオーラとでも言いますか。

恵まれた環境で育ったアンセルくんの、クールぶらなくても自分の価値を知っている余裕が心地よいです。

ということで行き着く所は当然過去の出演作。記憶に新しい「きっと、星のせいじゃない」ですが、気になっていたけど劇場で見ませんでした。

どんな映画なのか掴みどころが無かったし、スチールでは主演の二人にもあまり興味が持てなかったんです。

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(ところで「ベイビー・ドライバー」を初日に見た直後に密林プライムではなんと「きっと、星のせいじゃない」は¥100でした。それがもたもたして購入するのが昨日になったら、¥199と倍額に?!ああ、くそ〜、アンセル人気で売上が良くなって値上がりしたの?!)

値上がりに泣きながらも、購入して見たら途中から涙が流れっぱなしでした。

癌患者の話と知らなかったんですね。映画情報はあまり読んでなかったので。癌患者であり、ティーネイジャー。小児がんに罹ってから数年闘病の生活、文字通り生きることが仕事です。

でも肉体の健康度が低くても、頭脳やその他は普通なわけで、本を読んで人生を考えたり自分の家族の心配をしたり、友達とはユーモアのある生活を送ってて。

恋愛映画というよりも、青春映画という方が私にはピンとくるかな。

アメリカの高校生活とかって憧れたことないんですけど、あの状況でああいうことができるティーネイジャーのセンスってとても羨ましい。

主役のふたりや友達や親たちが素晴らしくて、「泣ける映画」好きじゃないけれど、泣くことってストレス発散になるんだと知りました。見終わった時の爽快感半端ないです。



アンセルくんも癌患者の役ですが、私が感じた「幸福オーラ」をすでにこの映画でもうまく使っていたなー!という感じでした。キャスティングの人すごい。

ところで厳密に言うと主人公はヘイゼルで、彼女は冷静で率直、頭が良いので、悩めるヒーローが彼女で、

アンセルくんのキャラ、ガスは陽気で気立てが良くて、でも行動力がある勇敢なプリンセスという感じでした。

つまりこう言うキャラ要素が性別で役割分担されていないところが、この映画の今っぽさでリアルなところだと思います。

そうそう、不思議なタイトルは、オリジナルが

The Fault in Our Stars で、放題とは意味が逆なんですが、引用はシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」からシーザーがブルータスに言ったセリフなんですって!

おおおー、ベン・ウィショーの舞台で気になっていた作品の勉強もできちゃった。


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2017/8/19

ベイビー・ドライバー 初日舞台挨拶付き上映  その他の映画・ドラマ・舞台

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新宿バルト9 チケット売り場

今日はネタバレなしですよ

「ベイビー・ドライバー」を見に行ってきました。

実は私はカーチェイスやギャング映画はあまり得意ではないのですが、そこはエドガー・ライト監督の新作とあってはそんなこと言ってられません。

音楽大好きのエドガー監督は、これまでの作品でも「このシーンでこの曲か!」と思わずニヤけてしまう選曲をしてくれてましたが、

今度は「カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』」というコピーまで見かける始末、

そこは期待通り(と言うより私がわかった曲は数曲で、タイトル「ベイビー・ドライバー」がサイモン&ガーファンクルの曲名にもあることさえ夫に言われるまで知らなかったのですが)アクションと曲が同時進行してお見事でした。

新宿バルト9は普通の映画を見たのは初めてでしたが、音響がいいのにビックリラッキー。(ここではコンサート映画を見たことだけあったんですが、会場となった理由に今頃なっとく)

ベイビーは自分で音のサンプルを集めて曲も作っていて、その作り方がまたレトロで、ガチャって指を押し込むスイッチが「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」にも通じるんですよ〜

音楽を聴くのはウォークマンでなくてiPodなんですけどね。

がしかし、これだけ温楽押しの映画にもかかわらず、歌詞の字幕も欲しかったのは私だけではないはず!

リズムやメロディだけでなく言葉の意味もどうシンクロしてるのか知りたいですよね?!

例えば私もよ〜〜〜く知っているクイーンの「ブライトン・ロック」は、劇中でも言及されてましたがギターソロが激しいナンバーなのですが、実は男女の掛け合いの会話が歌詞になっているんです。

モッズの聖地として名高いイギリスの海岸ブライトンで出会った男女の恋の歌。

ところで心配していたカーチェイスは目を塞がなくても大丈夫でした。それどころかこれを見逃したら行った甲斐もなかったと思うほど。ほっ。

それと、今回はネタバレなしですので詳しいことは書けませんが、気になったのはケヴィン・スペイシー演じるベイビーのボスのベイビーに対する態度の変化でした。クライマックスのあたりにあるんですよ。



・・・ところでなんと私は、主演俳優アンセル・エルゴードを知らなかったのでした。

チケットぴあから「初日舞台挨拶付き上映」の抽選申し込みお知らせメールが来たので、エドガー監督の見立てに間違いはあるまいとなんとなく応募したら当選したのです。

なんとありがたい!!

そんな私に振り当てられたのは(チケットぴあは席を選べない)最後列Nでふさわしいけどラッキーにも真ん中19番。ガチなアンセルファンに申し訳ないもの、十分でございます。

とはいえ、写真を撮るにはちょっと遠くて、iPhoneカメラだし私の腕前では精一杯がこれでした。

ベイビー役ではいつもサングラスをかけていたので逆に強調されていたキュートなちょっと突き出た唇までは見えなくてとっても残念!!

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アンセルくん登場〜
ハリウッド・スターというのにシンプルな舞台。

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インタビュー中以外は撮影OK、「どんどんSNSで広めてください」とのことw

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うちわやファンアートを気に入って自分で取りに行って皆んなに披露。

インタビューでは、

「映画が出来上がって初めて見てすごいと思った。オリジナル映画で、原作コミックもないし、シリーズ物でもないのに、スタジオが信じて作らせてくれて、世界中の人が見てヒットしたのは映画の勝利だと思う。ターミネーターやエイリアンもオリジナルの映画だけれど、そんな20年後にも皆んなの記憶に残る作品でありたい。」

「撮影セットはとても音楽に溢れていた。著名なミュージシャン、レッチリのベーシストやジェイミー・フォックスなど僕が子供の頃からファンだった人たちに囲まれ、ちょうど自分の音楽も製作中だったのでアドバイスもらえたのが嬉しかった。エドガーが僕をキャスティングした理由のひとつが僕の音楽への愛で、それが僕とベイビーの共通点でもある。」

そして、その場で、先日来日したエドガーのサイン入りの「ベイビー・ドライバー」サントラLPが出てきて、そこに皆んなが見ている前でアンセルくんがサインを書き足し、それを客席の1名にプレゼントされるというワクワクもありました。

ラッキーな当選者はステージに出て行ってアンセルくんにハグしてもらえるという羨やましさです!

舞台挨拶が終わってステージからアンセルくんが退場するとき、袖の方に駆け寄ったファンが何名か。客席400ほどの小さめのスクリーンで、イベントの規模もそれほどでなかったので席を立っても何も言われなかったみたいで、ゆるさが良かったです。

その後が映画上映だったのですが、映画は見ないで退場する人たちも20名くらいいて、出待ちして会うためですよね、きっと。バルト9の出入り口ってどこなのかしら、と気になりました。

スクリーンの外にはこんなフォトコーナー。車に乗って写真を撮れます。

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8/20追記

昨日までアンセルくんを知らなかった私ですが、遠くからとは言え控えめで礼儀正しい物腰にとても良いエネルギーを感じ、早速いろいろ調べたら、本国アメリカでは弾けた様子でテレビに出てるし、本人のSNSではピカチューの着ぐるみ着てるし、すっかりファンになってしまいました。

「ベイビー・ドライバー」パンフに9歳でバレエを習うと書いてあり、うわ、トムホに続き由緒正しい訓練受けてる俳優なんだ?!と喜んでいたら、

お父さんは80年代ファッション・フォトグラファーの神々のひとり、アーサー・エルゴートというではないですか。

えーっ!NYC出身とはパンフにもあったけど、セレブ2世でもあったのか。どうりで日本の舞台挨拶の空気を読んでグッド・ボーイにもなれるのかああ!


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