ぼくね
本当は知っているんだよ
ママがとっても
甘えん坊だってこと
僕に
甘えんぼさんなんだから
なんて言ってるけど
ホントは
ママの方が甘えん坊なんだ
僕が眠ったと思ったママは
僕にピッタリひっついて
ほっぺをスリスリするんだよ
それから
僕にキスしたり
頭を優しく
いつまでも撫で撫でしてくれるんだ
僕
ホントは眠ってなかったんだけど、
もう少し
ママに甘えんぼさせてあげることにしたんだよ
僕ね
ホントは知っているんだ
ママがとっても泣き虫だってこと
僕に泣き虫さんね
なんて言うけれど
ママ…
僕が眠っていると思ったら
僕の背中に頬寄せて
泣いているときが
あるんだよ
僕の
頭を撫でながら
涙がいっぱいこぼれているの
分かっているんだ
僕
ママの頭を撫でてあげようかと
思ったんだけど
きっとママは
僕に泣いている姿見せたくないと思って
そっと
背中を貸してあげることにしたんだ…
ママは
僕に
「ごめんね」
そう言ったんだ
「大好きだよ…大好きだよ…とっても大切なママの赤ちゃん…」
僕、もう赤ちゃんじゃないのにさ
もうお兄ちゃんになってるのに
ママにはずっと赤ちゃんのときのまんままのかな
「大好きだから怒ったんだよ…大切だから…幸せになって欲しいよ」
ママはそう言って泣くんだ
ママ
僕、ママに怒られたって
ママのこと
嫌いになったりしないよ
僕はね
ママが大好きなんだ
ママがホントにホントに大好きなんだよ
ママ、僕ね
産まれる前ね
いろんな女の人のお腹を探していたの
どのママのお腹に
はいろうかなって…
撫で撫でしてね
そしたらね
すっごくいい匂いで
すごく気持ちのいいお腹があったの
僕
「このママのお腹に入ろう!」
そう決めたんだ
僕
このママのお腹に入ってよかった〜
だって毎日毎日
お腹の中の僕に
元気に産まれておいで
って
大好きだよ
って
優しく声かけてくれていたの
その声は
ママの声だよ
ママの
お腹にはいって
よかった
ママ
僕を
産んでくれて
ありがとう
ママ
僕
ママが大好きだよ
大好きだよ…
