■ひさしぶりに会うような気がしたのは六年の愛人モトさま。相変わらず涼やか。消しゴムで採点机をこすったモトさまが「きれいになったー」というのを受けて「モトさまもきれいになったよ」「ねーえー。関係ないじゃーん」この恋愛偏差値の高さね。勉強を終えたモトさまが居残ってたくさんおしゃべりしてくれた。この時にはまだ中学部で起きる大事件のことなど思ってもみなかったので楽し。そして夜、大事件は起きた。愛しのあのお方がこなかったのである。痛恨の一撃。数値化できないダメージを受けた。当たり前に会えると思っていたことが悔やまれる。朝からうきうき気分だったことが嘆かわしい。あらゆる奇跡がいくつも重なって、それでたまたま週に三回会えていただけなんだなあ。慢心していた。増長していた。つけ上がっていい気になっていた。感謝の気持ちがたりなかった。ばちが当たるのも無理はない。トータル−49。