■ひとの服にえんぴつの先を押し当てるのは四年セバスチャン。「あ。おれの大事なオレンジレンジTシャツに落書きすんなお前。いつものユニクロTシャツとはわけが違うんだぞ」「いいじゃん。そのTシャツ着たからって毛が生えるわけじゃないんだから」別に毛を生やすために着たTシャツではないけれど、なんだその説得力。しゃくだから悪口で反撃した。「黒ゴマ。ありんこ。蚊の目玉」「うるさい」「他になにか黒くて小さいものないかな」「うーん、ノミ。あ」負のニックネームを自分でつけてしまったことに気づいたようだな。教育実習の相談で母校の中学を訪れたできる先生がその帰りにスーツ姿で寄ってくれた。お供は相棒のヤンキー社会人・そこそこくん。そこへ中三ガンダム博士のたかくんが用事で来、すぐ帰った。できる先生がそこそこくんに向かって「(たかくんは)お前の一億倍、頭いいよ」みんなに笑われて立つ瀬のなかったそこそこくんだ。トータル−1。